地球と月のお話し  暮れの満月に寄せて

その昔、私たちの星である地球は、それはそれはユートピアでした。
人々は二千歳の長寿を楽しみ、病気というものも存在しませんでした。緑は繁茂し、海にも陸にも豊かで穏やかな生物がたくさん生息していました。

重力が今の地球の6分の1でしたので、重力から自由だった動植物は大きく成長することができました。以前に水耕栽培のトマトを作ったことがありますが、一粒のトマトの種が大きく成長し、まるで木のようになり、それこそ温室箱に入りきれなくなり、ビニールを破って外にまで伸びたことがありました。

野菜作りの好きだった父親は、私のトマトを見て、最初はほほえましく、、最後には不気味そうに見ておりました。しかし異様なほど大きく育った私のトマトは極めて普通のトマトであり、新種でも何でもありません。種の中にそうした可能性があったというだけです。

土に根を張ることは大変でも、根が水に伸びるようなら、重力から自由となりトマトは限りなく成長することができたわけです。

おそらく重力6分の1時代の地球上の動植物も限りなく大きく成長していったものと思われます。タイタン族の話しや、巨大なツリーの化石など、実際に地球上に存在したことをうかがわせるものも出ています。巨人の化石はけっこう世界中から出てきますが、なぜか認知されずに無視されてきましたが、疑いようのない事実です。

その頃の海は、実は海水ではありませんでした。海は真水でした。水には情報を記憶する性質があり、水が持つ情報量はそれはそれは凄いものです。私も水に周波数情報を記憶させる方法を知っており、実践していますが、水は律儀に正しくその情報をキャッチし、永遠に変化することなく覚え続けてくれます。

地球を覆っていた真水の海には、宇宙のあらゆる情報、命の情報が詰まっていました。スプーン1杯のわずかな水にスーパーコンピューター以上の情報をしまい込める可能性があるという人もいます。私もそう思っています。マイクロチップとか半導体とかの情報レベルとは桁違いの情報力が水にはあるのです。そうした太古の真水の海には生きるに必要なあらゆる情報がしまわれ、動植物にその英知が浸透していました。

情報を水に記憶させると、人は物に浸透することは、これまた周波数情報を記憶させた水による実験で私は確かめています。それは凄いものです。知識を通さずに体験として情報を伝えてしまうのが水です。そうした真水の海に蓄えられた情報を、太古の動植物たちは、雨により、川により、霧や湿気により、常に空中から受け止めていたわけです。

太古の地球空間に蔓延したすべての宇宙情報、命の情報を太古の動植物は体験的に得ていたわけですので、これはまさしくユートピアでした。寿命が2000歳まで伸びたとしてもちっともおかしくはありません。

そんなユートピアの世界は一夜にして闇の世界になっていきます。今から15000年から20000万年ほど前、宇宙的な時間から言うと、つい最近の出来事ともいえるでしょう。どこからともなく、月がやってきて地球引力とのバランスで一定の場所に固定したのです。

そうなる際に月にあった水がすべて地球に注がれ、今の地球の海を作ります。同時に引力は6倍となり、今の地球となりました。突然、引力が6倍になることを想像できるでしょうか。ちょっと想像するだけでも絶望的な気持ちになりはしないでしょうか。軽々と歩いたり飛んだりしていたものが、一歩すすむだけでも重たく、どうにもならないのです。自分の体が重くなり、大型の動植物ほど大変だったと思われます。

月の影響はそれだけではありません。月が運んできた水が問題でした。今の海の成分ですが、塩辛く、雑な情報を暴力的な電気情報だけを通してしまう水になってしまった地球。真水は比重の関係でしょうか、海底に深く沈み、それによって命や宇宙の情報は閉じ込められてしまったのです。あとは、暴力的な波動が地球を支配し、繊細な情報はいきわたらないようになってしまったのです。海が蒸発して雲となり、雨となり、川となり、水蒸気となり地球に降り注ぐわけですが、もうそのもたらす情報そのものが違ってしまったのです。

かろうじて、何年も何年も濾過し、浄化した末に出てくる伏流水などは純粋なままですが、それでもかつての真水とは異なります。

突然あらわれた月、、、それがもたらした海水により、閉じ込められてしまった真水。しかし、真水、すなわちかつての本当の海は海底深く沈み、今なを数千年をかけて海底を海流していると言います。かろうじて情報は保たれてはいるのですが、その上にはずっしりと塩の水が覆っているわけで、情報はストレートには伝わりません。地球数十億年の歴史から見たら、わずか数日前に突然知らない人が家に押し込んできたような出来事だったわけです。

以来、地球もそこに暮らす動植物も人間もすべてが変わってしまったのです。しかし真水は今でも海底にありますので、その情報とリンクし、その情報にアクセスできればいつでも地球はまた元の地球に戻れます。それには水がどうなるかが極めて重要です。きれいなフリーエネルギーの水には、一滴で全体の悪い水を元の真水に戻す力があります。全地球の水の数パーセントがきれいな真水にもどれば、海水も真水化する可能性が出てきます。また重力という観点から健康も考え方も生き方も捉えなおすことで、重力から自由になる道を求めること。以上二点で太古のユートピアの地球はよみがえることでしょう。

以上は、今のところは単なる物語りですが、私は月の占星術研究をしていましたので、こうした言い伝えが嘘でないと実感しています。月は海水により真水を閉じ込め、重力を6倍にすることで動植物の可能性に蓋をし、そして月の心理的影響が嘘である自己像を与えることで、私たち人間に三重苦を与えたと確信できるのです。

もちろん、私のこうした考えは、占星術ですら批判を浴びるようなあまりに幼稚な段階ですが、占星術の月どころか、重力、真水という観点からも月は人間に三重苦を与える働きをしているものと思われます。いづれそのことがはっきりわかる時代がきっと訪れるでしょう。月から自由になることです。それがこの地球を元の地球に戻すことであることを、誰もわかってもらえない今の段階で語っておきたいと思います。

その内容がたとえ稚拙であっても、私の話しによって意識の上に登場させれば、もうそれは存在したことになり、それが事実ならばもっとも力ある働きにいづれはなるからです。満月の本日、月について、それに捉えられてしまった地球について、お話しさせていただいた次第です。月の心理的影響をまず知ること。それによって見えてくる地球と月の因果関係を知ること。地球が解放される道がそこにあります。

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