939_この星では7歳で人間のロボット化(月化)が完成する

皆さんは7歳の子供が先生や親の言いつけをしっかり守って、まるで大人を真似るように振る舞う姿を見て、何を思いますか。

一生懸命大人の真似をして、しっかり振る舞おうとする姿は確かにいじらしく、愛らしいものです。

しかしそれは子供たちが本当に望んだものだったのでしょうか。人は純粋な赤子の魂をもってこの世に生まれてきます。そこには大きな喜びと無限の可能性が満ちていたはずです。

しかしこの星では、そうした赤子の純真な魂の月化が始まるのです。月化とは、大人の真似をしなさいとの教育が始まるのです。毎日毎日、家に居る間はまだ赤子の魂は温存されますが、幼稚園に行き、小学校に入るようになることで、赤子の魂よりも、どれだけ大人の真似ができているかで子供の能力や意味が測られるようになります。

よってたかって素晴らしい輝きを、にぶく感動のない真似事に変えていくことを、大人や社会は教育であると思っています。子供は愛する親の言うことなので、素直に従い、お受験でも何でも親の価値観に批判などはさみません。

占星術では0歳から7歳は月の時代と言われ、それは、純粋な魂が、みせかけだけの大人の真似事を強要される、おぞましい時代ともいえるのです。ロボット化の7年間です。

私たちはその7歳までの自分のことを思い出すと、不思議な郷愁にかられます。その郷愁はつらく悲しい不思議な思いを同時に掻き立てます。なぜでしょうか。純粋な魂が月化されていく苦しさを心の奥で私たちは覚えているためです。

そして7歳にもなると、ほぼ私たちのロボット化は完成されます。それは本当の自分などではなく、周囲が期待し、それに沿って子供が一生懸命に真似事をして獲得していったものなのです。魂の求めとは、何の関係もないロボット化の完成です。

この星が悲しみの星と言われるのは、まさに人生がロボット化からスタートするからでもあるでしょう。

しかし、奥底に眠る太陽の本当の輝きは失うことはなく、温存されています。この岩戸を開けることがまさに個性化であり、自己実現であり、喜びの人生のスタートとなります。

オリンピックを終えたら、もう日本には何も残っていません。期待するものも、感動するものも、何もない現実を私たちは感じるようになるのではないでしょうか。これからどう生きるか、、、どう生きていくか、、、は、私たち共通の問題であると思えるのです。

どこから、何からスタートすべきか、、、その答えは一つしかありません。自分の中に眠るロボット化される前からそこにあった、岩戸に眠る魂の輝きに戻ること以外にないはずです。

月と太陽との関係をこれほど明確に語れるのは、哲学でも心理学でもなく、神話と占星術なのです。占星術は本当に不思議な学問であり、私はこの立場から、これからも語っていきます。

あと宣伝になりますが、月のセミナーが8月21日と28日の二日間を通して行われます。ロボット化された生涯を生きることは苦しくつらいものです。そして悲しいことに、ほとんどの人が、その悲しみ、苦しみの理由すらなぜなのかわかっていないのです。

多くの方が月の真実に触れることができますように。セミナーは有益と思われますが、セミナーのみでなく、これまでにもたくさんの月に関した動画を残しておりますので、どうかご覧いただけましたらうれしいです。お金を一円もかけずに学ぶこともできます。どうか私の月の動画をどこからでも良いのでぜひご覧になってください。苦しみの理由、生きる辛さの理由がはっきりとわかってきます。

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