カナダ、オーストラリア、イギリス、トルコ、サウジ、フィリピンで起きたこと

大したことしてないのに、なぜか忙しい日々でブログも書けませんでした。その間に世界や世間では多くの出来事が起きています。

いつの時代にも出来事は起こりますが、その出来事に共通している事柄が、時代を象徴しているわけでもあります。

タイトルに挙げた各国、、、カナダ、オーストラリア、イギリス、トルコ、サウジ、フィリピン、、、で起きたことに共通しているのは、アメリカからの離脱方向が鮮明になっている点。

その昔、出口王仁三郎は「アメリカはどの国にも頭が上がらなくなる、、、」と言っていましたが、まさにそうした方向に向かいつつあるのでしょうか。

私は10年ほど前に冥王星が惑星から小惑星に格下げされた時点で、NHKの取材に対して、「これはアメリカが今後急速に衰退することを示す」と言った記憶があります。

今でもそう思っていますし、また現実もそのように進んでいるように見受けられます。

オーストラリアとは、安倍政権は太平洋の安全に関して協力しようと息巻いていたことがありますが、政権が変わったとたんに、オーストラリアと中国海軍が合同演習を太平洋で行うという事態に言葉を失ってしまいました。

イギリスのEU離脱もおそらく予定になかったと思いますが、わかっている人にはわかっていたと思います。イギリスはEUから脱した後、今後はイギリスルールに戻すことと、シティ重視の政策はとらない、、と明言。

アメリカに巣食う金融勢力とは袂を別ったことを示しました。

さらに激しいのはトルコやフィリピンです。トルコはそれまでに親米路線で行くしかない状況がありましたが、例のクーデターにあい、エルドアンは態度を一変させます。

クーデター当時、ちらりとエルドアンの顔をテレビで見ましたが、顔面蒼白で命の危険を感じている顔であることがわかりました。

ということは、クーデターはエルドアンのやらせではなく、アメリカが絡んでいると思いましたが、やはりそのようにエルドアンも理解したわけで、すぐにアメリカに対する態度を一変させることになりました。

次にサウジです。サウジアラビヤはアメリカのネオコンと一体の国と言っても良いほどで、クリントンに最大の献金をしていたのもサウジでしたし、この体制は変わらないはずでした。

しかし、アメリカ議会が911にサウジが絡んでいたのではないかの不信を抱き、サウジを訴追できる法案を議会に通して成立させようとしました。

これに対して、オバマ大統領は拒否権を使って法案成立を拒否。しかし議会は大統領の拒否権を三分の二の賛同によってさらに覆すことができるらしいのです。

そして案件は上院に戻され、採決の結果、なんとわずか三票だか、忘れましたが、それ以外はすべて反対という圧倒的な多数でオバマの拒否権を覆したのです。

これを見たサウジは何を思うか、、、その後のアメリカの出方によっては、アメリカがサウジを裏切ったとサウジは考えて当然です。

これまで、汚れ役をやらされ、利権も与えてきたのに、いざとなったらオレを切り捨てるつもりか、、、、と、サウジの怒りは相当なものだと予測します。

そうなったら、何でも言ってやるぞ、、、との逆脅しをサウジはアメリカにかけていくはずで、力あるネオコンならともかく、今はそれを抑える力はないと思われるのです。

当然、ロシアは911はじめとするアメリカの恥部の秘密を証拠をもって握っているはずですから、サウジの秘密暴露との整合性が出てくれば、弁解はできない状況に立ち至るでしょう。

何としてもどうにかしなくてはならないアメリカ。明日は先生に叱られることが確定した性格の悪い子が、前夜に学校に行って火をつける、、、、そんな映画を見たことが昔ありましたが、まさに今のアメリカは戦争でも起こしてぐちゃぐちゃにしない限り、生き延びる方法がない、、、というところまで実は追い込まれているのだと思います。

フィリピン大統領が訪日しましたが、三笠様のご逝去と重なり天皇陛下との面会はできませんでしたが、日本に立ち寄る前の中国では、再びあからさまにアメリカを非難し、絶縁宣言までした状況。

フィリピンは麻薬勢力が警察や政府よりも力を持つ、無法状態に近いものがあり、民間人は恐怖の中で暮らしていた面があったのです。

新大統領は麻薬勢力の断絶のために強行な姿勢で麻薬関係者を追い詰めました。それがあまりにひどいと、アメリカが強行に避難した際に、大統領は、「何言ってるんだ、、、」とスラングを連発してオバマを叱責。

フィリピン大統領は麻薬勢力の背後にアメリカの存在を確信しており、あれだけの強い非難になったのでしょう。フィリピンの治安は急速に回復し、大統領人気は日本来日時にも、ご覧の通りのものでした。

このように、急速にアメリカ離れが進んでいることは、もう疑いようがないのです。日本だけがアメリカとの関係を親密度を増していると思いますが、果たして、日本だけが違うのでしょうか。

私はそうでもないと思っています。この点が今後の日本の進路や方向、可能性にもっとも大きな影響を与える部分です。

新年に占星術レポートを希望された方に無料配布いたしましたが、そこに書いたように、まさに秋に至って、新たな方向性への模索が開始されたと思っています。

今後劇的な変化も視野に入れるべきでしょう。また、今の体制を変えたくない強い力もありますので、深夜に忍び込んで教室に火をつけようとする悪ガキがいないとも限りません。

いよいよ、色々なことがスタートし、もう後にはもどらない線まで超えたことは確かです。

この続編に関しては、近々にまた書きたいと思っています。