人類幽霊化計画

タイトルのような計画が本当にあるとは思えませんが、結果的に同じような事態が進行している気がします。

幽霊化とは、自分の頭で考えられない、、、自分の頭で考えてるつもりで、すべてが教えられたことの寄せ集め的現象のこと。

知識に力があると思っているので、そうした間違いが出てきます。知識はもちろん必要ですが、それは、条件付けに過ぎません。

知識自体には、何の力もない。本をいくら読んでも、それは何かを得る条件付けにはなっても、その知識自体がもたらすものは実は何もないのです。

荘子はそのことをわかっていて、本を読んでいる人に対して、それは先人のくそのようなものだ、、、といい、先人も本当に言いたかったことは、そこには表現できてないはず、、、と。

本当の知は、「あっ、、、! そうだ!! 」という体験を通してしか訪れないものなのです。

正しい知は今しか訪れない、、、物理的で再現可能な事実を知と思うからおかしなことになってしまう。

再現できる知は、極めて狭い、地上のある一定条件の中での現象に過ぎません。物理現象がすべて再現可能な中にあると思っているので、なかなか人間の科学は進みません。もっと大きなルールがあるはずです。

見えるものではなく、見えないもの、、、意識にしか力はないのです。

知という固定されたものの集積から何かを生みだそうとする姿勢自体が間違っているのです。

では、本当の知、、すなはち意識からくる発想はどうやってくるのか、、、それが「あっ、、、! そうだ!! 」という体験にあるわけです。

人類幽霊化計画とは、「あっ!  そうだ!!」という体験ができないタイプの人間を大量に生産する計画のこと。

上が言うまま、、、組織や機構が言うまま、、、権威者が言うままを、信じる知などに、本当は何の力もない。

そうしたガラクタ知の追求を学校も会社も行うため、段々まずいことになっていく。日本の大学はとくにこの傾向が強く、ついに世界の優秀な大学の番付から取り残されてしまいました。

東大の凋落はとくに大きいのですが、他も似たようなものです。ベスト10どころか、30位にも入ってないのでは。

人類幽霊化計画が日本ほどうまく言っている国はないかもしれません。

どの企業にも、実は、幽霊化とは異なる、それこそ、良い大学は出てなくても、自然な当たり前の感覚を持ち、それをベースに物事を考えつく女子社員は多いのです。

彼女らは、「あっ、、、!  そうだ!!」という体験の中から、仕事への合理性や発案を行いますが、上にいる幽霊先輩、、幽霊課長、 幽霊部長、、幽霊取締役、、同じく社長、、、場合によっては、幽霊国家機関により、顧みられることはなく没にされていきます。

こうした無駄が日本中で起こっています。下はまだ幽霊化の初段階なので、時には「あっ、、、! そうだ!!」
との体験的思いを抱けますが、幽霊化が進んでいる上にはそのことがわかりません。

こうして人類幽霊化計画は見事に進んだと思われます。

本当の知とは、体験なのです。意識なのです。感動がともわない知には、力はまったくありません。新しいものを決して作れない。

新しいものが作れなければ、組織や販売網や宣伝に頼る以外になくなる。そして、社会自体の力が段々と衰えていくのです。

社会自体の力が衰えると、人々の幽霊化は進みます。

生きるしかばねとなった無感動な人の群れは、月曜の朝などには容易に見ることができる光景、、と言っては失礼かもしれませんが、そうした雰囲気はします。

人類幽霊化が進めば、上は大衆を見事に騙すことが可能になります。そうしないと、戦争は起こせない、、、金儲けも大きくはできない、、、どうしても幽霊化が必要なのです。

癌が怖いのではなくて、癌治療が怖い、、、とよく言われますが、私はかなり事実だと思います。

しかし、有名人が癌で亡くなれば、自然療法してたから、、、ということにし、きちんと現代医学にかかった方がよい、、、という印象操作を行う。

その大衆操作は、すみやかですし、よく考えられている印象を受けます。癌治療正当化の宣伝部隊がまるでいるかのようにさえ見える素早さです。

先日も6人のゲストの人の中に、どこかに異常がないかを調べる番組があって、見たくもないが見ることになりました。

6人は色々な食生活、生活スタイルをしています、、、それを紹介している時点で、私は誰に問題があるか、、、誰には、絶対に問題がないか、、、が分かりました。

テレビを見ていた人は、週5日の朝昼晩をコンビニの食事で済ませている人が病気になっているように思ったと思います。

スタジオでもそういう意見が多かったです。しかし、私は絶対にこの人は違う、、、病気がないという結果になると確信しました。

そして答えが出ると、やはりその人には、何の問題もなかった。

嘘ややらせではないと私も思いますが、番組の構成上、、、人類幽霊化の必要上、、、毎日コンビニで過ごしている人が病気になってはまずい、、、という答えを私は確信していたので、その人は病気でない、、、と思ったわけです。

もしその人が病気だったら、コンビニでの食事、、、が悪者になってしまう。

コンビニ業界は怒るでしょうし、広告取得にも悪影響が出る。

逆にその人が健康であるとなれば、コンビニの食事を安心して食べようとする、ものすごい宣伝になるはずです。

実際にその人は病気でなかったのですから、コンビニの食事が悪いかどうかは、私にはわかりません。

番組に登場していた医療コメンテーターのM氏は、すかさず、コンビニでも色々と栄養などを考えてチョイスすればまったく問題ない、、、ということをおっしゃる。

色々とチョイスすれば、コンビニの売り上げにも良い影響が出るわけです。

M氏のお父様には、色々と私はお世話になったことがあるので、責めるようなことは言いたくありませんが、何だかなあ、、、という気持ちになりました。

私自身、コンビニの食事が良いものか悪いものか、言える立場にないので、結論じみたことはもちろん言えませんが、毎日コンビニの人が健康だった、、、という番組の設定は、大きな誤解を生みやすいことは確かです。

このような大きな宣伝行為が日々なされており、私たちは知らぬ間にある一定の方向へ、自分の考えや感じ方をもっていかされています。追われていきます。

それが人類幽霊化計画であると、私は勝手に命名しているわけです。自分の意識が作られ予定された意識に置き換われば、それは幽霊と同じになるからです。

自分らしさがないと、自分特有の意識でいないと、人は幽霊と同じなのです。

人類が幽霊化すれば、幽界からの意図に反応するゾンビ化した人間になっていきます。

そして本当のエネルギーは幽界からも現界からも訪れず、意識からしかやってきませんので、幽霊化は、同じタイプの人間製造のカギであり、人類から個々の個性を奪うことで成り立つ、この世の幽界化を意味します。

形の上では幸福と思っていても、心躍らない日々、、、自分はこんなに恵まれているのだから、幸福であると、常に確認せずにはいられない生き方、、、本当はそれを不幸というのです。

「あっ、、、そうだ!!  あっ、、!!  私、、!
本当は、、、」という流れを早く取り戻しましょう。

その意識からしか、エネルギーは訪れず、幸福も喜びも満足も、その意識からしか生じません。

不安という餌が社会に国に家庭に、学校に、会社に、、あらゆるところにまかれており、不安を怖がる心理をつかれて、人類幽霊化計画が進行中です。

不安との対峙が個々人で必要であり、人は本来は安心など求めるものではなかったのです。安心は行動と正しい意識の持ち方が結果としてもたらすものでしかありません。勝手に訪れてくれるものです。

不安を解消しようとしていろいろなことをやっても、それは形を変えてなくならないことが、その証拠なのです。

不安にだまされないこと。不安から検診に励み、早期発見に努め、ああ早くてよかったと癌治療に励み、そして苦しんで死んでいく。

いつ破産するかわからない金融制度の中で貯金を積み上げ、良い学校を目指し、一流企業に入ろうと頑張る、、、

それはそれで素晴らしい面もありますが、そうした行動の元に不安がベースにあれば、幽霊化の中に私たちは足を踏み入れることなのです。

あっ!!  そうだ!!  との自身の意識に沿っていきることが、幽霊化からの脱出のカギになります。

お知らせ
昨日の中山競馬場でのスプリンターズステークスは、かなり良い予想でしたが、結果としてプレゼント馬券にはなりませんでした。残念。

まず、ストレイトガールを、これが間違いなく一番の馬です。と力説し、しかも、この馬を買わなければいけない、、、買わないのはバカだ、とまでいいながら、(バカまでは言ってないか)それでも私の本命は違う馬です。と告げたのです。

私の本命は、人気薄6番のウキヨノカゼ。ウキヨノカゼは9番人気の人気薄。

結果は、一着ストレイトガール、、やっぱり。
    二着サクラなんとか、、悔しいので名前も忘れた
    三着ウキヨノカゼ  大外一気の追い込み、、美しすぎる、、、

結果として、ストレイトガールとウキヨノカゼの二頭でいいとまで言った二頭が、一着と三着という上位に入選。

ウキヨノカゼは大外からすごい足で突っ込んできましたが、大外を回った距離のロスとスローペースを追い込む不利が重なりました。それでも三着。一番強い競馬をしたのは、このウキヨノカゼでした。

しかし、結果は残念。ですが一応面目を施した、、、というところでした。

しかし、お隣の解説者が、私の昔の競馬の話しを聞きながら、思わず「私よりも古いんですね」と。

今は知る人とてない、名馬タケクマヒカルの思い出などを熱く語りました。

本当に素晴らしい体験でした。私の予想が世界中にとどき(日本の一部だけか)、多少なりともウキヨノカゼとストレイトガールを馬券対象に選んでくれた方がいると思うと、予想家冥利に尽きるというものです。(予想家じゃないけど)

私の名予想を聞いて、ぜひ内の局で、、、なんていう番組があらわれたり、競馬の楽しみをこれだけ熱く語ってくれたのだからと、中央競馬会からのお礼など、、、来るわけないか。

しかし、皆さまのお蔭で、無事大役を果たせたことをご報告いたしておきます。また行きたいな。