疾走するオルフェーブル&政界

先日の日曜日の阪神メインレースには、久々にオルフェーブルの出走でにぎわった。

オルフェーブルは現役最強馬といわれる4冠馬。しかし二週目の3コーナー手前で疾走。右に曲がらねばならないところ、まっすぐに疾走していってしまうオルフェーブル。

 先頭に早く立ちすぎたとあわてた池添がたずなを引っ張ったため、馬がレースを終えたものと勘違いしてしまった、、、というのが真相ではないか。

池添はまだ若い。馬の行くままにまかせていれば、余裕で勝っていたはず。理想のレースにこだわるまじめさというか、常識的判断がミスの原因だと思う。

オルフェーブルが癖の強い馬であることは最初からわかっていたはず。テスタマッタといい、強い馬は個性的な面が強いもの。

それを一般常識にあてはめようとした点、オルフェーブルの疾走を招いた。自由にさせておけばいいのだ。

 レースを終えたと勘違いしたオルフェーブルは減速して最後方まで行ってしまい、しかも馬の列と大きく離れた位置だった。

しかし、他の馬がまだ真剣に走っているのを見たオルフェーブルは、なんだ、、、といわんばかりに凄い勢いで追いかけ始め、するすると大外を回ってまた先頭集団に躍り出る。

他の馬だってG1を勝っているような強敵ばかり。その馬を最後方から追いかけてまた先頭集団にあっという間に追いつく、、、という芸当は、常識の範囲にはないことである。

陸上競技で一度ストップして最後方に行った選手がまた先頭に追いつく、なんてことはありえない。馬でもそれは同じ。

自分の失敗を棚に上げて、池添自身、「また追いかけたのにはびっくりしたよ。まるでバケモノだよ」と、なんだか人事。

これまでに色々と強い馬はいた。最強馬ともくされているディープインパクトでも、昨日の芸当はおそらくできないだろう。

もしも今後もオルフェーブルが勝ち進むようになったら、史上最強馬と昨日のレースゆえに言われるようになるのではないか。

そうなれば、下手した池添がドラマをつくったことになる。何がどうなるかわからない運命の面白さだ。

しかし、疾走といえば、オルフェーブルばかりではない。民主党の岡田が内密に自民に連立を打診したことが早くもバレテしまった。

バレるのがやけに早いので、鼻から相手にされていなかった、、というわけでもあるが、まあ、ひどいものである。

民主党は消費税を上げない、、、ということで政権をとった。自民のような官僚癒着政治はいけない、ということで政権をとった。

最初はそのとおりに進むはずだったが、なぜか内紛を起こされ、当初の鳩山と小澤はおろされて、小澤にいたっては、罪のない書類上の間違いを指摘されて、意味不明の禁固三年を求刑されている。

そして次の管の時代には地震とその対応のまずさをうむ。さらに野田では消費税をやるために自民党と連立を組んででもという発狂ぶりを見せるまでにいたった。

すでに誰の目にも、もう以前の、自分らが選んだ民主党とはまったく違う政党に化けてしまっていることは明白。

国民には馬鹿内容のテレビばかり見せておけば、何もわからないだろう、、、と言った、まったくふざけた政治運営。表面的な美辞麗句を並べて、内実はまったくそれと反対のことをやる、、、という徹底した政策は、本当に国民を馬鹿にしたレベルである。

しかし、さすがに内密で連立を語り、すぐにバレてしまう段階にまでいたると、もうこの政権には力も未来もないと考えるのが本筋。

 管が外国人からの政治献金で追い詰められたその翌日に、大震災が起こって救われたように、また、追い詰められた野田を救うための異変がないことを祈るばかりだが、もうそうしたこともないだろう。

先日の311の特別番組ではこれまで非常に不満だった古館が、最後に、自己反省のように語った内容は、そうした変化を感じさせる。東電の圧力に屈せず、自分が首になってもやります、、、というような内容を生放送で語った。生で語ったので、真実味がある。

確かふたご座で目先の聞く古館だから、何か大きな流れの変化を感じ取っているに違いない。その点、現民主党政権の上層部はもう後がないから、いまさら反省もできまい。死なばもろとも、、、の姿勢しかない。

何か異変の力を借りて無理やりでも現在の方針を貫くか、それとも無理の限界を迎えて自壊していくかの、重大な時期を私たちは迎えている。

企業年金の破綻の影響は今後、大変なことになるだろう。AIJ一社の問題と考えているのなら、それは違う。同様のケースがいくつかあることで、膨大な企業年金の構造自体がクラッシュするから恐いのである。

というのは、どこかの年金の破綻を残ったところで負債分をカバーする形なので、連鎖的な倒産に導く構造をしている。影響が広がる点サブプライムと同じである。

これは金融爆弾となる性格のもので、運用益があがらない限り、いずれ爆発する。このところの株価の上昇は、そうした流れを起こさないための、無理やりの買いと私はうがった見方だが、そう思っている。

しかし、それにも限界がある。東京の地価も耐震偽造の問題をうやむやにしたおかげで、とりあえずの暴落を避けることができたが、しかしその影響はひっそりひっそりと進み、今回の震災と放射能の問題とで、再び、ひっそりひっそりと東京地価の下落は進むと考えるほうが自然。

すると、この世の最大の買い物は土地なので、もうそれに支えられた資本主義や銀行がこのまま何もなく進むことはありえない。近々に大きな破壊が音を立ててやってくる。

その際には、株価も土地価格も債権も円もどうなるかわからない。本来はドルやユーロや元に比べて、円の安定度は抜群に高く、優位であるのだが、日本売りの売り仕掛けもあり、一度は大きく崩れるのだと思う。

ただ同然で東京の地価も建物も売られてしまうのだろう。おそらくそれを待っている勢力もあり、売り仕掛けはいずれ行われることになる。

耐震偽造の問題、放射脳の問題、企業年金の問題、政治のあまりの貧困さの問題、、、、それら日本の弱点をこれほどまでかと一斉に出して、日本を売りたたく。

それって、実は次が日本だからなのではないかと、私は思っているが、マスコミもこぞって、日本売りに近々に奔走する可能性がある。

着々と日本売りの準備は整っており、決め手は東京はもう放射能で住めなくなる、、、、ということになるのではないか。

しかし、果たして、本当にそうなのだろうか。私は最近、実は疑問に感じ出している。

次は日本だからこうされるのではないかと。次は、、、というのは、やはりアジアの時代がやってくるはずなのである。それを見据えていかないと、今起きている問題の本質がわからなくなると思う。

白人の歴史はこの百年、日ロ戦争に勝った日本を中国や朝鮮と連携させず、孤立させる戦略で一貫している。

資本主義も社会主義もどちらも方便であって、その基本にあるのは、アジアの時代が作られようとする自然な流れと、白人の時代を続けさせようとする力の交錯が、この100年の歴史の基本なのだ。

白人支配のフィナーレにあたる時期が段々と近づいている。この観点をしっかり見据えることで、自分の生き方も、どういう姿勢でいればいいかもわかってくるのではないだろうか。

民主党政権ができたときは、アジアの時代を見据えていたが、それではまずいとの立場の人が、民主党内に内紛状態を起こさせ、アジア派を追い出し、犯罪者にまで仕立てようとした。なので、今の民主党上層部は、アジアの時代に反対する勢力となる。中国と仲たがいさせることが基本方針となる。北や中国と争わせたい。ミサイルにも遊撃すると、今から言い出す始末。しかも田中というもうろくしているような人をトップに据えている時期だから本気なのだろう。

民主党政権の仕事は、極東で騒乱を起こすことが目的となる可能性もあるので、なんだか危ないものを感じる。
戦争になればまたドサクサで今の政権は持つはずだし。本当に凄いものを私たちは許してしまっていますね。

また、野田の消費財の豹変も凄いものだと思うが、はじめは彼は反対していた人だ。しかもこんな不況のマッタだかなかにある日本で消費財を10パーセント以上にあげたとすれば、消費が抑えられることは、誰が見てもあきらか。

なのに、なぜ、未来につけをもうこれ以上残せないなどと、きれいごとを言って、消費財をあげようとするのか。未来のことを考えるなら、消費税どころか原発対応が先だろうが。

要するに、日本の力をそぎ落としたいのだと考える以外にない。日本売りのための政策としか思えない。TPPも一体となって考えれば、常識ある人にはすでにこのことは見えている。おまけに極東での戦争となれば最高にボスからほめられるのだろう。

日本をなぜ、そこまで悪くしたいのか。日本をなぜ売り飛ばしたいのか。それは自分のボスがそういうからだが、要するにアメリカの言いなり。アメリカは円をたたくことで、日本をたたくことで、ドルを守りたい。

戦争で負けた、ということはこういうことなのでしょうが、もう散々アメリカにはみついできたのだから、もう自由になってもバチが当たらないどころか、これ以上日本をアメリカの絞り雑巾に考えていると、大きな流れが生まれてこないので、世界のためにもならないと思う。

まあ、そこらへんは色々な考えはあるとは思うが。アジアの時代がやってくるのは、自然な流れではないだろうか。

すでに1キロワットの電力を得るために、太陽光発電で100万円でできるらしい。3キロワットあれば東電から買わなくても大丈夫でしょうから、300万円あれば自家発電でまかなえる。

今でもそうだとなると、今後、こうした家が増えることになれば、さらにさらに安くなる。おそらくあと3年以内に3キロワットの自家発電装置が100万円程度で可能になると思う。

10年後になれば、5キロワットで10万円だろう。そうなることはすでに確定的なのに、原発がまだ必要などという寝ぼけたことは誰にも言えない。あまりにあまりのうそは、もう通用はしない。

しかも自家発電した電力は買い上げてくれるので、発電商売すら成り立ってしまう。エネルギーの供給がただになる時代はぐんぐん近づいている。

エネルギーがただになるとあらゆる生産への影響が出てくるので、生きるためのコストが限りなく安くなっていく。要するに人間がお金から開放される時代が、もううそでなくて、近いのだよ。

このことをまだわかっていない人が多い。まじめで常識的な人ほどわかっていない。もう、人間性をゆがめてまで変な人に使える必要もなくなる時代がすぐそばまで来ている。

だから古館のように、多少目先の聞く人は、変身を始めたのだ。変身けっこう、どんどん、色々な場所で、色々な機構で、今後も出てくるし、それを応援すればいい。

もう生きるために変な、道理に通らないことをやる必要も、強制する必要もなくなる。

それまで、あとどのくらいか。大勢の意識さえ変われば二年以内。遅くても5年ではないか。だからもう少しの辛抱である。絶対に未来をはかなんで自殺などすることはない。

どんな苦しい立場の人も、こうした生きる仕組みの根底が変われば、救済されるようになる。

だから私たちも疾走してもいいから走り続けること。上も疾走しだすから、こちらは可愛く疾走して人生を楽しめばいい。

しかし上の疾走ぶりは凄いことになるだろう。本気で死なばもろとも、、、と考える筋も出てくるだろうから。

放射脳もそれを食べてしまう菌もいるというのは間違いないようだし、本当はやる気さえあれば、こうした問題解決も割りと簡単なはずだ。

除染などという意味のないことで、大もうけしようとする対応だけはやけに早かったように、まだまだ上は悪であるが、行き着く先はこれまでとは違う。

太陽光パネル1キロワット発電がすでに100万円。もう未来は見えてきた。

まだ色々と変動も恐怖の演出もきっとあるだろうが、まったく大丈夫。すでに勝負あった、と考えて間違いない時代となった。国を信じるよりは、自分を信じることです。そうすれば裏切られることはありません。