自分の生き方

これからの生き方は、どこかにある生き方を探すより、自分の生き方をどんなにユニークでもいいから、作ったほうが有利。まず、頭をまっさらにして、偏見なしに、もっとも自分にとって無理のない生き方を考え、実験的にでいいから実行する。現代はお金がなければ生きられない面はあるが、お金を使わなくても受けられるサービスや物品も多い。冬のコートなど、大昔は10万円もしたものだ。サラリーが12万円というような時代にだ。今は明らかに安く手に入るものが多く、服などただでもらえるケースだって多い。まず安く手に入る生活必需が品をそろえる。これら安価な生活必需品は世界中の子供たちや奴隷的な作業によってつくられた血と涙の安さなのだ。いたずらに使い捨てにせず、必要な分量だけを大事にとっておく。食料は必ずと言ってよいと思うが、これから高くなる。紙幣のインチキ性が隠しようもなくなっていくにつれ、絶対的な価値がある食料はインチキ紙幣では換算できない時代がやってくる。最後の問題はだから食べ物だ。これをどう協力しあって分け合うか。それぞれの家が窓辺に野菜を植え、大事に育てればそれは見事な花と実をもたらしてくれる。食料になる上に、芸術品が部屋に置かれたようなものだ。野菜の花と実のなる姿ほど芸術感覚を抱かせるものはない。非常に心が豊かな気分になる。あれは畑もいいが、家の中でも格別なものとなる。家中の窓辺に鉢を置けば、かなりの収穫にもなるので、足りない野菜をみんなで交換しあうなどのお付き合いができるとまた楽しい。これからはとにかくシェアしあう時代だ。それによって時代のストレスを軽減し、むしろ楽しい時代にしてしまう。以前にも話したことがあると思うが、シェアしあえれば都会でも月4万円で楽に暮らせるという話しをした。だから人間は孤独が病気なのだ。人を避け、ひとりでいたい気持ちは私もけっこう強い方だからよくわかる。しかしそれは時と場合であり、やはり人と軽い関係性でもいいから、助け合う互助生活がないと、つまらない時代になっていくと思う。逆にそれがあればきっと面白い時代になる。次回また詳細にお話しいたします。これから百歳姫のレッスンです。