12月10日公演「こもよみこもち 」
12月10日の紀尾井町小ホールの公演が迫っている。まだ練習についたばかりと今年は出遅れている。あと、50日。シナリオがどうにか完成し、あとは練習あるのみ。今年の公演は、星と森披講学習会第三回公演となるが、見どころは多い。まず、長歌を歌う。長歌はほとんど歌われたことはなく、最近ではこ国文学者として有名な折口信夫以来のことだと思う。今回は朗詠の専門であり、披講研究の唯一の学者である青柳教授によるもので、披講からメロディをとった形式の、初演となり、歴史的な意味は大きい。かけあいの形式で、こもよ、、と呼びかけると、みこもち、、、と応えるようにして、長歌は続いていく。非常に素朴で、古い時代を思い起こさせる。長歌を歌うことの意味は大きく、折口信夫亡きあと、歌の朗詠史を研究している青柳教授でしかでき得なかった快挙でもある、と私は考える。また、師に習う星と森披講学習会であればこそ、これまでと異なる形式でのお披露目ができるわけで、披講はかなり古い旋律が主となっているから、この通りに歌われたということは言えないものの、古い形の正当なひとつの表現として、今回の初演は歴史に残るものである。星と森披講学習会には、青柳教授のほかにも、和歌文学会の有力メンバーである早稲田大学の兼築教授、さらに、宮中の重要祭祀のほとんどを総括された中島宝城先生がいらっしゃるが、そうしたプロ中のプロの方々が見守る中でのこもよみこもちの長歌初演の持つ意味は大きい。私は素直に、折口信夫以来の、長歌を歌うことを正当に受け継いだ者として、青柳隆志教授を承認せざるを得ない。まあ、ご本人は「何をおっしゃいますか、、」と照れて否定されるであろうが、事実は事実である。
もうひとつのお披露目は「百歳姫」である。百歳姫の練習はすでに一カ月以上前からスタートしているが、これからが厳しさを増してくるだろう。甲調披講、和歌歌唱、乙調二辺繰り返し、、、という難易度の高い要求があり、その上に、巫女舞、なども取り入れるのだから、これは大変である。百歳姫は若い女性の5人メンバーだが、若い無垢な女性の祈りが時代を変える、、、という考えの元に、若い女性の祈りがおばさんの心に、おじさんの心に、お兄さん、お姉さんの心に届き、何かが変わっていく、、、。日本も世界も、もう、金利によって、土地の値段によって、株式の値段によって、変わるやり方はもう十分なので、これからは、美しい一心の祈りによって変わっていく、、、感化されて変わっていく、、、そうなって欲しい、、、との願いが百歳、ももとせの祈りだ。さて、そこまで実際の百歳姫によってイメージ化できるかどうか、私の責任にかかってもいる。
11月1日より前売りを開始しますので、ぜひとも、12月10日「こもよみこもち」をお願い申し上げます。1日になりましたら、ご案内いたしますね。その際はよろしくどうぞ。前売りですので、4500円のところ、4000円となります。写真は練習指導しているところです。
ポッドキャスト更新のご案内。本日、夜になると思いますが、ポッドキャストに新たに加わるのが、ひふみ神示の中にある、ご先祖に対する祝詞です。ご先祖のお守りが得られる祝詞ですので、お聞きください。