大恐慌の時代
経済の動きがどうやらあやしくなっている。世界中の株式が暴落傾向にあり、これまでの資源の威力も急速に衰えてきた。このまま大恐慌に突入するのだろうか。少なくとも、ダウがまた上がりだし、15000ドルを超えていくことは考えられない。大天井を打った相場は大底まで下がる運命だから、下落の本番はこれからだろう。金融がやられているのだから、たとえ持ち直しても一時的で、大恐慌トレンドは変わるまい。アメリカだけでない、上海株などは悲惨そのもの。インドもどこもダメ。資源国にも逆資資源ショックが訪れる。これからやってくるのは金融恐慌だが、今世紀最大というか資本主義史上最大のクラッシュになったとしてもおかしくない。レバレッジで巨大化した金融が崩れるのだからそうなる。また、上での争いもあるわけで、これまでの金融で儲けてきた勢力対、実物的価値で儲けようとする勢力の争いもあるだろう。後者にしてみれば本気でアメリカ国債などを売り飛ばし、金融を崩壊させて自分流の経済路線に持っていくと本気で戦っている勢力などがある。中国もアメリカの債券を我慢しきれずに売り飛ばすというケースにもなっていくかもしれない。まあ、凄いことが起きているのだと思う。さてこうしたことがこれから数年続いて世界はどうにもならないところまでいく可能性があるが、はたしてどこがもっとも立ち直りが早いか。それは日本で確定なのだ、実は。世界からすでに見放されたきたおかげで、最終の金融巨大化の路線においてきぼりにされた面がこうなるとよく出てくる。世界の株が大暴落しようと日本の株式が下がろうと、すでに7000円台まで下がった以前とは異なり、もう抵抗力がついている。というよりも、政権もダメ、古い経済体質も急に変わらざるを得ない、、、ということで上位の後退が早まる。これから数年、日本の上位入れ替わりはめまぐるしく、また早いだろう。終わってみれば前とは打って変った国になっている可能性がある。戦後をもう一回やると考えるとわかりやすい。本当にそのくらいの変化、あるいはあのとき以上の変化があるかもしれない。キーとなるのは、省エネ、自然復活、脱重厚長大、脱権威権力、脱金銭主義、そして文化興隆、善意にもとずく助け合いとそのシステム。こうして日本は素晴らしい国になっていく可能性が出てきた。今回の世界大恐慌を通して、上の人が総入れ替えになっていくので早くなるだろう。国民生活は多少は大変だろうが、意外に楽しくなると思う。ただし、権威、金、権力、見栄、知力、などに頼るタイプの人は苦しい時代になっていく。そういうものが壊れていくためだ。いますぐに生き方を変えることはできないかもしれないが、しっかりした企業にいたとしても安住せず、あまり信用しないで、自分の力や生き方の方を信用したほうが何かといいと思う。社会のいう価値や周囲が考える価値よりも、自分の手ごたえ、自分の感性で物事を考え選び取ること。若者にはかえってそうしたセンスがあると思うので、なんとかやっていくのではないだろうか。生き方や考え方を変えられない大人の方が心配。苦しくなるほど何かしっかりして見えるものにつながろうとするのが大人だからうまくいかなくなる。そういう意味では、大した学校も出てない、家柄もべつに普通、お金もとくにないが借金もそんなにはない、特別なものが何もない人、頼るもののない人の方が、かえって自分自身の力を出せるかもしれない。ただし、数年はやはり混乱するだろうから、友人との助けあい、信頼できる知人との情報交換、人間関係の喜びを持つ人はらくらくと混乱の時代を乗り切っていくだろう。私などは仕事ばかりしてきたから、人間関係がけっこう弱いかも。もう少しゆとりを持ち、星のローズティーなどを飲んで瞑想でもしよう。写真は星のローズティー、ね、ローズがたくさんでしょ。一袋840円とちょっと高めですが、特別な日にでもお飲みください。