集中豪雨が毎日
3日ほど前に名古屋の岡崎で一時間に143ミリというとてつもない豪雨が襲った。毎日どこかで100ミリを超える雨が降っている。それもきわめて限定された狭い範囲で。東京もタクシーを乗って驚いたが、降っているところとまったく降らなかったところがかなり隣り合わせになっている。運転手さんはまるで亜熱帯気候になってますね、と言っていた。確かにそうである。日本は亜熱帯化しているのだろうが、こうした天候は今年が初めてで、今までにこんなことはなかった。猛烈な雨というのは一時間に80ミリを超える場合を言うらしいが、以前のニュースでは、1時間に50ミリを超える猛烈な雨、、、と言っていたと思う。猛烈の定義が変わってしまったのだろうか。100ミリを超える雨が数時間も続けば、それを処理できる都会はない。都会水没の絵もそんな遠くない将来に起こりうることなのだろうか。福田首相も突然辞任。驚くことは驚いたが、なんだか何が起こってもあまり驚かなくなっている自分がいる、、、というのが皆の本音ではないだろうか。正確に未来が見える人は少ないと思うが、何か人類がこれまでに体験したことのないような未来が来るのではないだろうかの直観は多くの人が感じだしているのだと思う。福田さんもやめてよかったと今ごろ思っているかもしれない。安部さんは政治家に向いてなかったし、福田さんは安定期なら無事に勤めあげたと思うが、時代がそぐわなかった。私は福田さんは決して好きではないが、普通、総理などの重職に就くと、大体は人相が悪くなっていく。小泉首相なども年ごとに人相が悪くなったと思うが、福田さんは疲れは目立っていたのは確かだが、目の輝きなどにかえって少年らしさが出てきていた。総理になって見えてきた巨悪の存在や政争のものすごさに、自分はついていけない、、という思いが純粋な少年心を蘇らせたのかもしれない。根はよい人だったのだと思う。次は麻生さんという話だが、そうなると自民党は本当に終わってしまいやしないか。麻生さんには悪いが、なにか頓珍漢なことを言い出して、あじゃパー的な解散に追い込まれる、、、そんな気がする。小池百合子では人気は出ないと思う。あの人は二ユースキャスターから出世した人だが、中身は本当にあるのか心配。またあの年で御身大切さが露骨に出てしまい、いつでもみんなによいと思われることしか言わないので、本当の生命力はない。ならば一層、野田聖子の方が上だろう。存在感に説得力がありそうだ。女性票に弱い点があるのかもしれないが。まあ、どちらにしてもあと数回の選挙があると思うし、いきなり未来の日本のビジョンはまだ出てこないだろう。数回選挙を行い、やっぱりこの人たちでは駄目、、とのコンセンサスが得られた時、新しい変化が始まっていく。それまではどうしても混乱するだろうが、その先にはきっと素晴らしい展開がある。それをゆっくり見つめてみたい。私は日本は必ずよくなると思っている。政治家は本当に変な人が多いが、一般の日本人の潜在力はやはりすごい。今は一時的におかしくなり、弱点ばかり目立っているが、希望ある目的や未来が見えた時にはすごい力を発揮する。どういう国にしたいか、どういう生き方がしたいか、何をどう分かち合いたいか、、、せめて心の中にそのイメージを作っておこう。長い変化の始まりがスタートした。とんでもないことが起こるかもしれないが、それも良くなるための変化だ。絶望することはない。今のような時代が永遠に続くと思うほうが暗くなる。多少のゴタゴタはあってもみんなでやれば乗り越えられる。私は占星術、歌、声の文化、提案、、そんなことを通して、自分を磨き、多少なりとも時代に風穴をあけられたらと思っているが、それも天のおぼしめし次第だ。お前なんかいらない、、、と言われるかもしれないが、せめて、こういう時代に生まれ生きた一登場人物として自分を位置付けたい。誰もが役柄は違うがこの時代の一登場人物なのだ。私はあなたとこの時代を共有しながら生きている。あなたと考えも価値観も異なるが、同じ時代に同じ国に生まれ、この時代に参加している。お互い、それぞれの役を見ごとにこなしてみようではないか。私たちの時代がそのとき動き出していく。