2002年02月14日(木)晴れ

14日ですが、今は1時半なので、13日の気分で書いてます。きょうは日本放送の人生相談の帰り道、偶然にも加藤諦三先生と電車が同じになって、東京駅までご一緒しました。人生相談の番組のhpを作ってもらい、それぞれの先生のhpにリンクできたらいいです、、なんて話になった。加藤先生のhpは月に一万人以上アクセスがあるという、凄い人気。このhpはカウントしていないのでわかりませんが、もっとずっと少ないと思います。わりと、クローズな形の運営なので、人数は少ないと思います。でも、私のこんなつまんない日記でも、楽しみに読んでくださる方がいるというのは、ほんとうに嬉しいものです。人は誰も、何か自分を表現したいものだと思うんです。カラオケなんかも、はじめは、日本人は内気なので、絶対にはやらない、といわれたとか。しかし今では、ほとんどの人がカラオケのおかげで歌がうまくなってしまって。それほどカラオケは浸透したんです。hpも自分の表現やアピールの楽しさを与えてくれるので、ますます多くの人が自分のhpを開くようになっていくでしょう。この世に、あたりまえのことですが、同じ人はひとりもいないんですね。なのに、これまではともすると、私達は自分ではなくて、他の誰かのようになろうとしてきた、そういう傾向があったように感じます。誰かのようではなく、自分であろうとする上でも、hpは使えるのではないでしょうか。あえて自分を表現することで、自分がわかってくる面もあるでしょうね。人って本当に違うもので、よく自己実現というけど、いつも思い出すのは、耳かきつくりの好きなおじさんの話。テレビで見たんですが、そのおじさんは、これまでに2万本の耳かきをつくっているんです。それも素人のつくりかたで、とくに工作を研究しているという風もなく、ざっくばらんに作って、それを人にあげることを楽しみにしているんです。もらった方がこまっちゃう、程度の耳かきなんですが、本当に楽しいというんです。耳かき以外には関心がないのも、またおもしろくて、自己実現って、そういうことなんですね。偉い人になるとか、人のできないことをやるとか、凄いことをするという場合もあるにはあるでしょうが、それよりも大勢の価値観とことなった、自分の価値観にあくまでこだわるところに、自己実現があるわけです。他の人から見たら、本当は、つまらなかったり、意味が感じられなかったり、そういうところに多くの自己実現がなされていくのがじつは自然なんです。そう考えると、自己実現している人って、意外にすくないのかもしれませんね。誰かのように、何かのようになろうとして、かえって自己実現を忘れているような、そんな気がしないでもありません。これでいいや、という自分の価値観の上にしっかり立つことが、面白いし、本当の意味での安定した人生と言えるわけです。