2001年11月10日(土)雨
冷たい雨が降り続いてます。もうすっかり冬気分ですよ。石油ストーブを出して、きょうは一日中つけっぱなし。狭い家なのに、換気する必要がない家なんです。アルミサッシュがひとつもなく、すべて木製の建具の窓と戸ばかりなので、どんなに締め切っても家の中には風が流れています。 酸欠になる心配はありません。これから季節風が吹き付けるので、ますます家の中は風通しがよくなってくるのですが、さすがに寒い日は危険です。雨戸を閉めないと夜はすごせませんね。敷地の奥の方に100坪ほどの空き地があるんですが、そこにいつか竪穴式住居を作りたいです。わたしは家は時代を遡るほど住み心地がよくなるのでは、と考えています。縄文の家が住み心地が悪い分けがないと思うからです。土の上にむしろを敷き、真ん中で火を燃やして、何か焼きながらお酒でも飲んだら、これは最高のもてなしになるはずですよ。昔、人間の魂のレベルを段階で言う変な人がいて、今より、人類が数段上のレベルになると、人はこういう家に住むようになる、というので見せてもらったら、なんてことはない、私が7万円で作った、信州の月見小屋と同じ感じの家だったのです。しかし、確かに、私はあそこよりも居心地のよい家を、これまでに体験したことはありません。億ションといわれるようなマンションを良いとおもったこともほとんどないです。日本人はデベロッパーにだまされたんではないかな。それに較べてバリ島の住居センスはよいですね。お金持ちは、ビルや億ションなどを投資対象などにするようなまねはもうやめて、バリの素敵な家をデザインしたり、作れるような人を自分で抱えて、好きなように表現さて見せてくださいよ。そうすれば世界中に、夢のような家が見られるようになるし、私たち貧乏人にも夢が与えられるんです。ビルは建てられなくても、そういう家ならできるからですよ。金でしか買えない貧しい文化にはハッキリ言って、あきがきてます。