月の最終解説三回「しし座・おとめ座の月」
月について、今回はしし座とおとめ座の月です。ご自身の月星座が何かわからない方も多いと思いますが、ぜひ調べてお読みくだされば有難いです。一見難しく思われる内容かもしれませんが、お読みいただけたら手ごたえがあると思います。また、月を知ることで、やたら不要なエネルギーを月に奪われることもなくなり、本来の人生を歩めるようになります。
この世の問題、人生のほとんどの問題は実は月によるものです。これを知るのと知らぬでは、今後の生き方、あり方のすべてが変わります。
月は欠損であり7歳以上は発展いない能力としてお話ししてきていますが、それらはサインの特性により、はっきり分類できます。
火地風水のエレメンツの場合、火のエレメンツは自我の欠損を三星座共通に持っています。地のエレメンツの場合は、物質的欠損を三星座共通に持っています。風のエレメンツの場合は、知的欠損を三星座共通で持ち、水のエレメンツでは情緒的、感情的欠損を三星座が共通して持っているわけです。エレメンツ分類での理解はとても重要になります。
さらに、星座は運動星座、定着星座、柔軟星座に分けられますが、そこにも共通する欠損が見られます。
まず、運動星座の4星座の月は、運動状態を持てないわけですので、物事を開始したり目的を持った行動に出るのが稚拙となります。定着星座、不動星座とも言いますが、この4星座の月は、定着できない、不動でいられない、、ということになりますので、同じことを長く続けることができません。生涯ひとつの仕事を続けることも少なくなります。一定の方針は持てず、すぐに変化する性質です。柔軟星座の4星座は、柔軟でなくなりますので、非常にかたくなで頑固な感情的主張が見られます。やり方はワンパターンになりやすく、ひとつのことにこだわると動けなくなることで共通しています。
以上、エレメンツ4分類。運動・定着・柔軟の三分類を基本に置いておくと星座理解が進むのは、原則通りです。
では、しし座以降の月星座の解説に入ります。
しし座の月
しし座は火の星座です。火の性質が対象物や対象となる人に向けられた状態です。自我と他者の自我とがぶつかり合う時にしし座の性質が表に出ます。太陽がしし座にあれば、自身の自我で他者の自我を支配したい、、、という欲求になりますので、自信がありますし、人からの称賛を求め、それを得ることで生きがいを感じます。月の場合は欠損となりますので、人の思いや思惑や称賛に対する欠損を表します。
他人が怖いわけです。自我の弱さを心の奥では知っていますので、対人関係全般に自信がもてません。表面上は強気を装っても、本心ではまったく自信がないのです。そのため、一定の人間関係の中で、この人の力量は段々と軽くされていきます。自分に本当は自信がないのですから、相手や周囲もそのことをベースにしてあなたを捉えるようになります。そのため、軽く扱われやすくなります。
一般の星座理解では、月がしし座にあると強気だとか自信家だとか言いますが、まったく嘘です。反対です。そして軽く思われるようになるのが一般的です。
またしし座は未来を描く力をもつ星座です。月は欠損ですので、未来を描くことができなくなります。しかし、7歳までの子供が未来を描いたり、夢を描くのと同じことはできますので、自分なりの未来観を極めてわかりにくく、けっこうしつこく人に話したりします。
本当は自信がないので、人に話すことであたかもそうであると思いたいからです。しかし子供の話しがちょこちょこ変わるように、この人の未来の話しも常に変わります。一定の目的を持った話しはできません。ひどい場合は、話しの際ちゅうにでも未来と現実が交錯しがちで、この人の話しをよりわかりにくくしています。
小泉進次郎氏は月がしし座にあると思いますが、しし座は政治家が適正職業です。しかし、小泉氏の場合は月なので、まったくあっていません。その能力だけがないと考えるのです。そのため、未来と現実がごちゃごちゃになり、一体何を話していいるのかわからない印象を与えてしまっています。また、おそらく自信がないと思いますので、自信はポーズのみとなり、なんだか気の毒な印象となります。他のことでは絶対に能力がある人だと思いますし、やさしい人格でもあるとおもわれますが、政治家としては残念ですが、道を間違えたとしか言いようがありません。しかも月はそのことだけに囚われますので、どこまでも父のような政治家、、、というイメージを持ってしまい、そこから抜け出すには大変な苦労があることでしょう。しかし、そこからが小泉氏の本当の人生のスタートとなるはずです。自民党内部でも、すでに軽く扱われ出しているかもしれません。良い人だけに気の毒です。
月しし座は小泉氏のみならず、本当に良い人なのです。人を支配しようとしない、謙虚な人です。自信がないので悪いこともできません。みんな、もっと元気であかるく、正しく生きていこうよ、、、との純粋な気持ちを心の中にもっている人なのです。
月しし座の格言
あなたの明るさと演劇的ではあるもののその不完全な楽しさは、人をホッとさせる面があります。あなたはみんなが元気で明るく生きて欲しいと願う、本当の良いものを持っています。現実の暗い部分に触れると心底落胆し、人が嫌いになるかもしれません。自分のために生きることを知りませんので、人生の楽しみさえ誰かのために行動するとの思い込みの中で消えていきます。人は関係なく、自身だけの楽しみを見つけてください。人にはわからない、自分だけの楽しみと喜びができた時、あなたは自分の生き方に自信を持つことができるようになります。
月がおとめ座
おとめ座は地の星座です。地の星座の月は物的欠損を意味します。おとめ座の場合はそれが保管、管理、長持ちさせたり、使い勝手を良くするときに才能を発揮する星座ですので、月はそれがないことになります。
そのため、この人は物持ちが悪くなります。新品の品を紙袋から出すときでさえ、汚くビリビリに破き、中から乱暴に品を取り出します。解説書などは読んでも理解できませんので、勝手に使い出し、すぐに壊したりしがちです。そしてそうしたことに、何とも思わないのです。
部屋はきれいにしたい、、家の中は整理整頓されていて、常にきれいにいたい、、、との気持ちは本当に強くあります。しかし、この人が片づけをすればするほど、家や部屋は汚れて行きます。整理整頓、清潔、きちんとする、、、そうした能力が欠損しているからです。しかし、夢としては7歳のころまでに持った、清潔や子嫌いな印象への憧れがあります。しかし、それを実際に行う力がないのです。
使いっぱなし、、、捨てっぱなし、、、洗濯しっぱなし、、、読みっぱなし、、、のもので家や部屋はいっぱいになり、子供心の清潔な家のイメージから遠ざかる現実に傷つきます。
子供時代に私たちは親にほめられたいと思います。その際に必ず通る道はお片付けです。両親のために家を掃除する、、、きれいにする、、、との気持ちや思いを誰でもこころの中にもって育ちます。とくにおとめ座月の人にはこれが強いのです。親から、きれいにお片付けができたのね、、、と人一倍言われたい。あら、お掃除を手伝ってくれるのね、、、偉いわね、と言われたい。そうした純な思いが今なをこの人の胸の奥にしまわれています。
しかし、いつの頃か、どんなにお片付けしても、親の掃除の手伝いをしても、ちっともきれいにならず、親からストップをくらったり、場合によっては叱られてしまった思いがおそらくこの人の中にあることでしょう。
そしてそのまま、あなたの清掃や整理整頓への思いはストップし、そのまま、しこりとなり、こだわりとなって今なを眠っているのです。
なので、自分の部屋が汚れている、、、ことにとても傷つくのです。そしてお片付けしようにも、すればするほど汚れてしまっていく、、、不思議な個性のような悩みとなるでしょう。
おとめ座はまた職務を示す星座です。労働です。労働は与えられた責任を果たすことで報酬をいただきます。それが欠損していることは、この人にとって、労働や働くことは、つらく苦しいことになります。職場で責任を果たすことができないのではないかという思いが、重くこの人にのしかかります。
実際に手際よく仕事をこなす人のようには、どうしてもできない自分。その分、時間もかかるし、表面的な取り繕いもしなくてはならず、そのことが小さな胸を痛めつけるのです。なので、この人が職場に行く、働くことには、通常の人の数倍の心理的負担がかかっています。
表面的な取り繕いだけでもして、何事もないように見せなくてはいけないので、子供じみた対策や子供じみたごまかしで表面を取り繕うこともありますが、よく見るとシャツが反対になってきているような間違いをこの人は時折やります。それがあまりに稚拙で可愛いので、実は職場での人気はあるのです。
自分ではうまく働けないけど、誰もがきちんとした仕事につけられて、求められる義務をきちんとこなし、清潔な家で、日々ストレスなくみんなが暮らして欲しい、、、との純な願いをこの人は持っています。
お母さんが洗ったお茶椀には、必ずご飯粒の後が残ってる、、トイレ、全然きれいになってない、、、と、物心がついた子供はこの母を責めるかもしれません。なんだか、自分の子供にさえ頭があがらないような不思議な気持ちでさいなまされることもあるでしょう。しかし、そんなピュアな思いを知った人からは、きっと深く愛される人になります。
月おとめ座の格言
物質を長持ちさせたり、保管、管理できないのですから、簡素な生活や簡素な暮らしを求めると混乱するケースが少なくなります。物を持たない生活、必要なものはその時に購入し、保管したり管理したりしない生活プラン。自分の持ち物は旅行用ケースひとつに全部入る、、くらいの生活をイメージするとストレスがなくなるかもしれません。
仕事で悩むことも多くなりますが、仕事に自信が持てなくても、不思議とあなたの居場所は必ずあります。なぜだかわかりませんが、おおくの月おとめ座の人がほぼ間違いなく仕事で苦しんでいますが、なぜか、責められもせず、居場所はあることが多いです。ピュアなものを社会は必要としており、その片鱗があなたを通して人は感じられるからだと思います。
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