わかってくると語れなくなる

夢は現実を暴露する、、、という言葉がありますが、確かにそうです。昔、雑誌での長期連載で夢診断をやっていました。かれこれ4-5年続けたでしょうか。購読者が見た夢を分析解読するコラムのような連載企画で、それなりに人気があり、毎月千通ほどの解読希望が寄せられました。開封するのが大変でしたが、貴重な夢の実例であり、結構夢中でやりました。

5年ほど続けましたので、おそらく私のようにたくさんの夢の実例に接した人は、そんなにいないかもしれません。そこでわかってきたことがいくつかありました。学者の研究とは異なる立場でのものであり、解読ですので、あくまで自分流です。学術的にはインチキと言われても仕方ない内容かもしれませんが、夢に学術もへったくれもあるものか、、、という気持ちがあり、学問の範疇で収まるような小さなものではない、というのが私の夢感想です。

というのも、夢の方が、自流の解釈が正しいとか、正しくないかを、その後の展開によって教えてくれることがずいぶんとあったからです。どういうことかというと、まず、夢がある景色や情景を人に見せます。その段階では単なる夢の景色や情景に過ぎませんが、後に何等かの事件や出来事が実際に起きた時、そこが夢にでていた場所や状況そのものであるなど。

そうした夢を同時期に何人もの人が見ている、、、、その続きを誰かがまた夢で見て、その後に実際にそうなって展開していく、、、というような集団での夢見という状況もよくありました。もちろん、夢集団はお互いに知らない赤の他人同士です。しかし、夢を分担して集団で見ていたのですから、夢の中では友人同士なのかもしれません。夢仲間です。

私自身もこの例を何度か体験しています。私と関係ない人の運命にかかわる出来事が私の夢に現れるケース。これはよくあるのです。マッキンレーで消息をたった登山家が突如私の夢に現れて、メッセージを与えたのです。私はその人のことをほとんど知りませんでしたが、マスコミで騒がれていた人だとはわかりました。しかし、私が夢の中で受け取ったメッセージには手ごたえがあり、嘘ではない、、との思いがあります。

この場合は、後に証明することができないので、ただの偶然となってしまうのでしょうが、行方不明には立派な理由があったのです。植村さんは本当に立派な人だったことを、私は夢で知りました。やむを得ない、、、本当にやむを得ない、、英雄的な理由で彼はいなくなったことを、夢で私に告げてくれたのです。

なぜ私の夢に現れたのか、、、その理由はわかりません。それこそ夢仲間という以外にないのです。夢仲間にはルールがあるようで、なぜか、同じ太陽星座、もしくは同じ月星座の人と夢仲間になるケースが多いのです。月と太陽が同じ場合もあります。ともかく月と太陽などが同じ星座にあると、夢仲間になりやすいのです。お互いに知り合いでも面識がなくてもです。

みなさんも、あなたと同じ太陽星座、もしくは月星座を持つ知人友人がどうしているか、、どうなるか、、、という予知夢に近いものを見る確率は高くなります。友人知人以外にも、あなたは知っているが相手はあなたのことを知らない有名人なども、夢仲間になり得ます。

学者や一般人にはまったくついていけない話しになってしまいましたが、まあ、与太話だと思ってお聞きください。もしかしたらあなたの夢仲間が貴重な情報を夢であなたに教えてくれるかもしれないのですから。与太話もたまにはためになるものです。夢との付き合いには、そうしたおおらかさが大切。

やぎ座の太陽が同じ人同士の中である夢事件が起きました。

私が夢判断をすることを知っていた高齢のやぎ座の女性で、私の占星術のファンでもありました。その高齢の女性は戦争前は満州で豊かな暮らしをされていましたが、日本の敗戦と共に大変な思いをしてやっとのことで本国に戻りました。旦那様を満州で亡くされています。

その女性が見た夢は、数人の男性が部屋の中にいて切腹している場面でした。切腹する者、介錯しようとする者、、そこは大変に血なまぐさい異常な光景です。切腹した人は、自分の腹から内臓を取り出し、その女性にこれを届けて、、、と言い残して息絶えます。

驚いた女性は、すぐ近くにいるもう一人の男性に助けを求めると、その人も首をうなだれてすでに死んでいたというのです。

大変不気味な夢で不安になって私に相談にいらしたわけです。私もよくわからぬまま、はっきりしたことを言えませんでしたが、それから数日後に大変な事件が起こりました。

三島由紀夫氏、市ヶ谷の防衛庁で割腹自殺。仲間数人も同じく自殺して果てました。その時の情景がやぎ座の女性の見た夢と酷似していたのです。

三島氏も女性も同じやぎ座の太陽星座でした。戦争で悲惨な体験をした女性の運命に寄り添うにように、三島氏の魂が引き寄せられたとも思えるし、三島氏の思いをこの女性に託そうとしたようにも思われます。

同じ月や太陽星座を持ち合う夢仲間。もっとも簡単な夢伝達法ですが、よくあるのでぜひ覚えておいてください。

夢の解釈は基本自分流ですが、そこには自分なりのルールがあり、夢解釈はルールを持つと割と簡単にできる場合があります。セノエ族の夢判断が流行ったことがありますが、セノエ族の夢解きもわかりやすいルールが基本にあります。

気持ち良い夢は大切であり、どんどん気持ち良くしていくこと
落ちる夢に対しては、上手に着地するようにすること
飛ぶ夢はうまく飛べるようにしていくこと
道を曲がる際は右方向に行くこと
襲われる怖い夢を見たらその相手を直視して突き止めること 相手に負けないようにしていくこと
他にもありますが、そんなに多いルールではありません。

セノエ族の場合は、夢の内容を上記のように捉え、次の夢で、もしくは夢の中でそのことを思い出したなら、夢の内容を変えることで、現実が変わるという考えです。夢を変えれば現実が変わるという極めて前向きな考えであり、現実よりも最初に夢があり、夢にあらわれたことが現実になるとの姿勢です。意識が先とのルールに立てば、まさにその通りなのです。

時に夢は恐ろしいまでに現実を暴露します。もう時効で該当者探しは不可能だと思うのでお話ししますが、大昔にあるカップルが占いにいらして、その席で昨晩見たという夢の話しを女性が軽い気持ちで話されたことがあります。
楽しそうに話す女性、それを聞いていた男性もにこやかで、二人は結婚されるということでした。しかし女性の夢の話しは、恐ろしい現実の暴露でした。その内容は、他にも好きな男性がいたのでしょうか、女性は他の男性の子供を現在懐妊中という内容だったのです。

夢でそんなことまでわかるのか、、、の疑問が出てくるかもしれませんが、分かる場合もあるのです。この時は確信でしたので、私は何も話せず、ただ自分の心臓がバクバクと早打った記憶があります。

夢が私たちに語りかけるもの、、、それは単なる夢物語ではない、現実の暴露の面があります。しかし私たちは自分が見た夢を自分の都合が良いように解釈しがちで、暗黒の部分から目をそむけたくなります。それが悪夢が続く原因でもあります。

夢の世界には良いも悪いもありません。事実かどうかだけが問題にされます。悪人が自身を悪人と意識できていれば、悪夢は見ません。悪人なのに自分を善人だと思っている人は悪夢で調整されるのです。現実と無意識世界に乖離があるかどうかが大切なのです。

ハゲのおじさんが自分はハゲであると思い、そう思われることを受け入れた場合、ハゲは闇の性質を持てなくなります。ハゲのおじさんが自分はハゲであると思い、そう思われることを受け入れられない場合、ハゲは闇の性質を連れてきます。

ハゲ自体が闇であったりふさふさ髪が晴れであったりするわけではないのです。ハゲもふさふさも闇や晴れに関係しません。それをどう受け止めるか、、、そこに何等かの乖離が生じることがありはしないか、、、

夢について漠然とでも関心を持ち、自分が見た夢について考えることを通して、私たちは意識の生活と無意識の自分との乖離を埋める旅に出たようなものです。旅は長く続きます。私は5歳の頃見た夢について、つい先日、今なを、5歳の時に見た夢について今でも考えている、、という夢を見ました。5歳の時に見た夢は意識の世界では忘れていましたが、夢の世界でははっきりと5歳に見た夢をリアルに思い出せていたのです。夢の世界にはまた違った自分の人生があり、それが続いていたということでもあります。

こうした時空を超える夢の性質は、三次元の世界、四次元の世界とつづく現実世界の次の段階へのカギを握っているのかもしれません。夢以外のもので時空を超えるイメージをつかむことは難しいからです。

意識と無意識の乖離を許す現実の世界の限界もそこに見ることができます。悪は隠れているから存在できるわけで、私たちのこの世は、意識と無意識の乖離がもたらす隙間に色々なものを生息させてしまっていたのです。

その部分の大掃除が個にとっても時代にとっても、今後のテーマになっていくと思います。

 お知らせ
来る4月20日、関西サイ科学さんでの講演があります。土曜日ですので、関心がある方はぜひいらしてください。お申込みは下記メールにてお願いします。

お申込みはmoushikomi_psij@yahoo.co.jp までメールにてお申込みお願いします。

とき:平成31年4月20日(第3土)午後13:15~17:00(開場・受付13:00)
ところ:阿倍野市民学習センター(あべのベルタ3階)スタジオ
タイトル:「目に見えて変化するこの一年を具体的に予測する」

〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目10?1 300 あべのベルタ3F
阿倍野市民学習センター (スタジオ)

講師:マドモアゼル・愛 氏 

講座内容
2019年の春分図を読み解く
春分図とは占星術におけるその年を占う根拠となる星の配置を記した図のことで、春分図によって一年を占うことを基本とします。

今年は貧困がさらに進むと同時に民衆に政権への怒りが持ちあがり、労働争議やストライキが本格化するでしょう。

政府を表す部屋に最悪の星の組み合わせが出ており、突然の失脚や転覆があります。安倍政権は決して安定していません。

世界ではインドと中国における大暴動の危険が出ています。当日はトランプ氏の登場の意味と、トランプ以前のアメリカと世界。トランプ以降のアメリカと世界の違いを明確にすることで、現在行われている改革の本質に迫る話しをいたしたいと思います。

●マドモアゼル・愛氏 プロフィール

日本を代表する西洋占星術師。占星学界の一線で40年にわたって活躍。
日本で初の日本版天文歴を監修出版。(エフェメリスオブジャパン)日本で占星術を学ぶ方のほとんどはこのマドモアゼル・愛監修の天文歴を使用。
多方面における活動も多く、和歌を歌う披講の研究と実践。民間で唯一の披講の研究会を主宰。(星と森披講学習会)
披講の道からさらに日本語の特殊性に研究は進み、母音発生の特徴とその意味、さらに倍音、高周波、共振現象の本質的研究。

その結果として色々な周波数のチューナー(音叉)を作成発売。フリーエネルギー原理の研究とその応用による各種製品の開発。
ニッポン放送のトップ人気番組であるテレフォン人生相談の回答者として20年の実績。著書多数。現在は東京尾山台で開発したチューナーなどを販売するショップマドモアゼル・愛を経営。

●会費:会員及び同伴の家族2,000円 非会員3,000円 学生1,000円、
 初めて参加の方2000円

●講演後講師の先生を囲んで懇親会を予定。会場で事前受付をして下さい。
(人数制限があります)
懇親会会費予定3,000円 終了19時頃 場所:あべのベルタ地下1階「わのわ」
カフェ

お申込みはmoushikomi_psij@yahoo.co.jp までメールにてお申込みお願いします。

品質最高はMIチューナー
マドモアゼル・愛 公式SHOP

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