お金持ち 健康持ち 生きがい持ち
人は色々なものを持っています。持っているものが何かで、人生の幸福度が決まる場合もあるかもしれません。
色々なものを持ちたい、、、という欲求の中で、もっとも欲求度が高いものがお金かもしれません。
お金さえあればすべての問題が解決すると、そう信じている人も多いようです。
ですが、人の幸福度とお金の関係を調べた結果があるらしく、日本では年収700万円程度の家族の幸福度がもっとも高かった、、、ということです。700万以上でも以下でも段々と不満度が高くなっていくというのです。
年収1000万円を目標にして将来の幸福を考える風潮が一時ありました。結婚相談所では、年収1000万円となると、その男性のルックスはさしおいて、やはり人気が集中するらしいのです。
お金については、色々な考え方があるとは思いますが、私は年収1000万円から2000万円程度がいちばん貧しい印象を受けます。
700万円程度ですと、一家4名が通常程度の豊かさで暮らせますが、決して贅沢はできないレベルです。なので、贅沢意識も倹約意識も自然なものになりやすく、不自然から来る出費は少なくなります。
これが年収1000万円を超えていくと、間違った優越意識が芽生え、一流思考が出てきやすくなります。すると、いくらあってもお金が足りない貧しさに直行しやすくなります。
家族4名、夫はベンツ、妻はアウディ、子供は私立、、服はブランド、、、これでは1000万程度ではおろか、年収2000万円でもあっという間に無くなり、おそらく貯金ゼロの暮らしになるはずです。
見栄でお金を使い出すと、キリがなく、もっとも貧乏な体を表してしまうわけです。なので、年収1000万円から2000万円程度が、もっとも貧乏になりやすいという私の判断です。
しかし、人はそうは思わないらしく、そこにあこがれるのです。物の価値に憧れること自体を本当は貧乏と言いたいのですが、ひがみだと思われたくないので言いませんが、決してうらやむべきものでないと感じます。
いくら使っても問題ないほどのおお金持ちになれば、ではあらゆる問題はないのでしょうか、、、金持ち+権力持ちの段階がそれです。
これも実は非常に危険です。権力持ちは自分は偉い、、お前とは違う、、、を前提にしていますので、フリーエネルギーの法則から言って、とても危ない危険地帯に入り込みます。
自他をことさら分け、自分の優秀性に頼んだ人が、幸福に生涯を終えることはまれです。今の国会でも登場人物は皆エリートばかり。この中から救われて行くのは、自分も庶民も何も変わらないという地点に立てた人から救われて行くはずで、あくまで私はみんなとは違う、、、の優越意識を持ち続ければ最後は悲惨なことになるでしょう。
麻生さんも安倍さんもあそこまで追いつめられると、最後の逃げ場は権力の中にはないはずです。あるとしたら、妻をかばって人生を棒に振ってしまったけど、それもでいいさ、、、お前がいてくれれば、、、の思いが、もし安倍さんから出てきたとしたら、これは大逆転になりますが、まずそうならないでしょうね。しかし幸運の落ちどころはそこにしかないはずなのです。人生観の伴わない権力など、何の意味ももたない、、、ということなのです。
結局、お金をもっても、権力を持っても、救われないケースはたくさんあるわけで、人生観がなければ、いつかはきっと不幸になります。高級老人ホームほどつまらないところはない、、、という話しを聞いたことがあります。完全個室、一流料理、よそいきなムード、お互いに触れ合わない暮らし、、、、確かに楽しいわけはありません。
安い老人ホームにも悲惨な問題はあるかもしれませんが、少なくとも、周囲との人間関係は良い意味でも悪い意味でも濃密になりやすいのは確かでしょう。生きがいも見つけやすくなりますし、ごまかさないで生きねばならない可能性は高くなりますので、老後が楽しくなるチャンスは出てきます。苦しくなる可能性もありますが。自身の問題にきちんとぶつかれるという意味で、貧乏は不幸とは言えません。良いきっかけになる場合が多いのです。
次に健康持ちはどうでしょう。健康のありがたさは、言うまでもありません。全財産を捨ててでも病気を治したいと思う人がいても当然だと思います。
健康というハードルは実はけっこう高いもので、どこかに不自然な生き方や不自然な考え方があると、高度な健康を維持できないためです。どんなお金持ちでも健康が悪ければ、楽しいわけはなく、人生を呪いたい気持ちになることでしょう。お金よりも健康が上であることは確かだと思います。となると、とくに病気もなく、痛いところもなく、何を食べてもおいしい、、、という多くの人は、病人の大金持ち以上の幸福段階にあると言えるわけです。
まず、健康な人は、いたずらにお金や権力に目を向ける前に、今ある健康な自分の価値を最大限に高く評価し、喜んであげなくてはいけないと思います。
そして、病気がちであったり、体が弱くて困っている人は、お金や権力などに関心を寄せる前に、本気で健康になろうとの人生観を持った方がベターな気がします。
年収三億円を目指しても達成可能かどうかはわかりませんが、三年以内に今よりもずっと健康になる、、、その方が価値が高い、、、と思うことが重要なのです。そして健康になったあかつきには、自分は年収三億を三年、すなわち9億円以上の稼ぎを得たんだ、、、と思っても良いくらいでしょう。健康にはそれほどの価値がありますし、そして、実現は可能な部分が大きいのです。
いま、世の中が混乱し、その混乱の度合は今後さらに増すと思われます。そんな不安定な社会の中で、安定した人生を送る基本は健康にあります。それだけ価値あるものを、つまらない仕事や見栄での活動に置き換えたとしたら、幸福であるわけがないともいえるのです。まずは、健康持ちを目指すのがとりあえず正解であるように思います。
健康を取り戻すことは、三年で10億円得た以上の価値があるという視点で考えれば、仕事をするのも、結構気が楽になってくると思います。自分を大切にする、、、ということには、色々な意味があると思いますが、健康を例に考えれば、簡単に自分を大切にするとは何かがわかるでしょう。健康になることなのです。
体を壊してまでやる仕事など、生きがい以外ではないはずです。
体を壊してまでやる無理は、生きがい以外ではないはずです。
生きがいはでは例外なのか、、、そうではなく、生きがいに沿ってやれば、体を壊すことなどほとんどないからです。生きがい持ちはその意味で、お金持ちと健康持ちを超えた生き方となります。ただし、本当の生きがいでなければ体も壊し、お金も失うでしょう。嘘には力はありません。
あらためて健康回復! この目的が今ほど重要な時代はなかった気がします。
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