2001年10月16日(火)

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アフガン情勢を見て、アメリカの中でも、戦火の広がりを心配する人が増えているそうです。それにしても、21世紀になって、そうそうに戦争では、一体人間は何をやっているのか、悲しくなるところです。今は、原料さえあれば、大学の研究室レベルで、原爆だって作れるという時代ということ。となれば、本当に友愛と助け合いというような、理想がなければ、もう社会の安全自体が維持できない時代になっているのです。悪い人に罰をあたえることより、悪い気を起こさせない教育や社会制度を作らなければ、誰一人安心して生きられない、そういう時代。どんなに強権をもって取り締まったところで、変なひとが少しでもいれば、全員の安全が簡単に壊される時代なのです。そこのところをきずかないで強権を振り回せば、必ずかえって悪い結果になるでしょう。本当に人類の理想と、弱い人だけは保護してあげる温情が、実はもっとも現実的なのではないでしょうか。それは、私たち個人にも言えることです。誰でも自分の嫌いな部分があると思いますが、そうした嫌いなところを自分で責めているうちは、そこからの反逆にあって、自分が苦しみます。自分のだめなところや弱いところを、許し、さらに愛してあげる意識をもつことで、実は私たちは自分自身と和解して楽になっていくのです。たとえば、太っている自分を嫌ってはじめるダイエットは、やればやるほど、自分を嫌いになり、失敗に終わります。地球もひとつの命,そこにすむ人は、みな、地球の子供なのです。こうしたことを理想としてではなく、事実としてうけいれたとき、時代は変わっていくのでしょう。

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