森友問題の行方
春の嵐のように突然出てきた森友関係の書き換え問題。ついに財務省がその事実を認める段階にまで来ました。先週が山場と思いましたが、これで大勢は決まったと思います。
これからの政府側の逆転劇はありません。世界情勢も安倍政権が語ってきた内容と真逆に進んでいます。もうすぐ真っ赤な嘘ばかりだったと批判される政権に陥ることでしょう。
弁解するでしょうが、弁解すればするほどつじつまが合わなくなり、その信頼性を損なう形になるでしょう。こうしたことは、安倍政権の個性と密接に関係している気がします。
前々から今の政権はおとめ座政権であると私は言ってきましたが、おとめ座にはその正反対のうお座に海王星が来ています。海王星の影響は実は非常に大きく、おとめ座の嘘を暴き立てます。おとめ座は形が整えば大丈夫と思いやすい星座で、考えることがどうしても具体的で表面的なことばかりになりがちです。
それは実務上では有意なのですが、物ごとは形を整えれば進むという考えは甘いのです。形を維持するには、そこに常にエネルギーが注がれていなければ、必ず崩壊化を生じます。
昔ソ連のアンドロポフだったと思いますが、書記長になったとたんに亡くなりました。権力のトップに立つことがすべての目標だったのでしょう。トップに立ったとたんに形は整いましたが、それ自体が目的だったため、維持するエネルギーが無くなってあっという間に崩壊した例です。
ローマ法王でもそうした事例がありましたが、目的達成型の思考にはこの危険が付きまといます。夢を追う、、、とか、目的を目指す、、、という生き方自体に本当は危うさがあるのです。なぜその夢を追うのか、、なぜその目的を持つのか、、、という原点に永遠性があるかないかが大切であり、安倍政権の目的達成にはどうしても大義が見えませんでした。
なので、形を整える以外になかったわけです。そして、さすがに地象の第二星座であるおとめ座は、甘利氏、麻生氏もおとめ座である、生粋のおとめ座政権。考えることも求める方向も同一でした。麻生氏にいたっては、ナチスを真似なくてはダメだ、、、とまでの失言がありましたが、実際に本当にそれを目指していた不気味さがありました。
しかし、今の政権を良く見ていくと、まず、クリントン女史が大統領になることを確実視していました。安倍氏はトランプ氏に決まったとき、「話しが違うじゃないか」と側近に怒ったという話しが漏れ伝わっています。事実だったと思います。なので、大変とばかり真っ先にトランプ氏の元に駆け付けたりしました。
最初に握手をすれば仲良し、、、とばかりの実績報道に薄気味悪さを抱きましたが、ああ、これでお金だけむしり取られる、、、と思った次第。実際にそうなりました。
このクリントン女史勝利の情報しか政権に行かなかったこと自体に、本当はもうこの政権の終わりが見えていたのです。
いや、それどころか、第二次安倍政権が成立した際のちょうちん行列を見て、私は危うさを抱くと同時に、本当は嵌められたと思いました。
刈り取りです。すでに第二次安倍政権が成立する前から、世界の流れは変化していたのです。一言で言うと、戦争から平和へ、、、、権力掌握の時代から民意の時代へと、大きな変化はありました。
ロシアが戦争屋勢力と資本家の追い出しに成功したことが、実は大きな歴史の転換点だったのです。これひとつをとっても、これまでのEU,アメリカ、極東、中国、という枠組みに限界が来ており、実際にお金を刷りまくりで未来先取りの形での景気向上を図るやり方には先がなかったのです。
しかし安倍政権はそうした世界の流れに逆行する政権でした。スタートからしてそれをうかがわせるような形。世界が平和の流れに向かおうとする際に、旧来の対立システムから利益を出そうとする勢力の本尊がクリントンアメリカ、イスラエル、そして日本でした。
その大本尊であるアメリカでクリントン女史は破れたのですから、あとは、イスラエルと日本の方向性をどうするのか、、、が大きなテーマになることは当然だったのです。
日本では明治以来、西洋の資本家との間での強いパイプのもと、その政権運営がなされてきたことは、歴史を多少知っている人なら、当然の理解でしょう。
本当の大本尊が日本ともいえるわけで、その解体は大きな歴史の流れとなっていくと思えたのです。しかし、そこに生じたのは世界の流れと真逆な安倍第二次政権でした。
これは、刈り取りだと私は直観しました。聖書の中に、毒麦が混じった畑があり、それをどうするかと相談すると、神はそのままにしておけ、、、と言います。そして成長を待ち、刈り取りの時にわかりやすくなるので、毒麦はまとめて火の中に放り込めと。
何も安倍政権が毒麦というのではありませんが、一定の勢力と存在を見事に浮き上がらせたことは事実です。安倍政権につながる人は、これまでの流れと異なり、保守本流の自民とも違う存在だったと思います。なので、ナチスを真似ろと、麻生氏は語ったのでしょう。
しかし、政権は時代を見間違えていたと思います。大きな流れは日米、イスラエルが組んで経済を運営する方式とは違う方向を追い求めていたのです。
不幸を作り、戦争を起こし、家を焼き、人を殺すことで、儲かるシステムをアメリカ自体が廃棄し出している大きな流れに、日本の政権は気づけなかったのです。
ナチスはドイツ国民の怒りを背に急成長しました。現政権も中国、韓国、北への怒りと憎しみに火を付けたかったのでしょうが、それには失敗したというか、成長した日本人の多くを捉えることには失敗したのです。
中国や韓国、北朝鮮を手放しで好き、、、という国民は確かに少ないかもしれませんが、かといって、中国や韓国と争ったり、戦争してもいいなどと思う人は、本当に一握りしかいないのです。その一握りによる、ちょうちん行列を見て、私は安倍氏は嵌められたと感じました。
以降、安倍政権はおとめ座政権らしく、どうしても形だけの強い権力志向である政権作りを強引に目指しました。
人は権力に弱く、金の誘惑にも弱い存在であることは確かです。しかし、それだけでもないのです。権力のみで、エサのみでいくら周囲を固めても、中には、さすがにこれ以上はいやだ、、、という良心の思いを掻き立てる人もいるのです。政権が強くなればなるほど、それに苦虫を抱く内部の人間も多くなる構造を持っていました。
まして世界の潮流と逆にいっていたのですから、ここに来ての半島平和統一の流れについていけるわけがありません。本当なら、このひとつとっても、今の政権は判断ミスによりつぶれてもおかしいことではないのです。国の方針を間違え、平和を無理として戦いを思考し、実際に戦争関連株は異常な値上げになっていたのですから、本気だったことがわかります。
そして5年の間に、現政権へのイエスマンが上に付き、本当に能力のある官僚や政治家は抑え込まれてきたのです。社会全般にもそうした流れは浸透し、日本は着実にその力を落としていったのです。
ですが、そうした人々を浮き上がらせ、いっきょに始末できる内容を作ってくれもしたことになります。私は大きな意志によって、現政権は泳がされていたのだと思います。
極東の方向は、世界の方向は、これで決まったと思います。
アメリカ、次に中国、それにEU,極東、ロシア、、、という現在の力学を変え、大きくユーラシア構想、大ユーラシア経済圏が見えてきます。
東京駅始発のパリ行き新幹線がもしかしたらできるかもしれません。どこかに新たな経済圏を作り、人類が潤っていく流れは自然でもありますので、今、新たな経済圏を作るとしたら、ユーラシアしかありません。
EUの限界を超え、ロシアの潜在力を増し、半島の統一の後の経済の大発展、そして日本が終点にあたる、大経済構想です。これは実現する可能性が高いのです。
この流れに沿って、世界は動き出しているのでしょう。なので、それに弊害となるものは、終焉していくのです。クリントン世界金融帝国は終わり、中国大経済圏もきっとなくなり、中国は大ユーラシア構想の中での重要国になっていく方が得策なのです。
日本はこれによって復活します。終点は日本となりますから、レベルの違う、質の違う、喜びの発展が期待できます。その邪魔をするものは、今後、この数年の内に、刈り取られていくはずです。
3月24日18時半 チューニングナイトのお知らせ
人は音によってエネルギーを得ています。大勢の人が織りなすトーニング音の場所にいると、お風呂に入った後のような、、さらに深いところが安定し、安心した状態になります。それを皆で体験するのがチューニングナイト。軽食がついて1500円。利益一切なしです。みんなで楽しみましょう。
締め切らせていただきました。次回のチューニングナイト(4月を予定)でお会いしましょう。