一流レンジ味レストラン
値段は一流、店の感じも一流のレストランでも、食べてみるとレンジ味。
最近そういうレストランが増えている気がします。シェフは何やってるのか知りませんが、レンジ味と通常の料理味の差は、一流シェフでなくてもわかるはず。
レンジ味のレストランの料理は、まず熱さが舌に痛いのです。
外よりも料理内部の熱さが異様で体に痛い。同じ温度でも吸引化された火で料理したものと、崩壊化された火の料理は違います。
よくマキ風呂は体に優しいと言われますし、実際にそうなのですが、ガスや重油でわかした湯は痛い感じがします。温度が同じなら同じだということにならない。
ファミレスの混雑時に仕方なくレンジを使うようになる、、、というのならまだわかりますが、一流レストランの一流味を歌っているところでさえ、最近ではレンジ味。なんだか、、、という感じがします。
すべてが見かけになってしまった軽い文化。人は文化で結局は育つので、これではまずい気がしました。
本物と言って通ぶるつもりはないし、私は食の通などではまったくありません。吉野屋の牛丼はおいしく食べられるし、スキヤも悪くないと思う私でさえ、おかしいと思う味が一流レストランで出てくる。
味はおかしいのに体裁だけはとても良い、、、材料も良く見えるものを使っている、、、内装も店の外見もいい。
しかし、レンジ味の一流レストランに共通する貧しさがある。働いている人にプライドが感じられない、、、それでいて、一流面したがるという、共通したおかしさがあるように感じます。
ただ、お客様はみな満足そうな顔で食べているので、もしかしたら、自分がおかしいのかも、、、。
でも、本当に不自然な熱さと味気無さは、レンジだとわかる一流レストランが多くなっている。それで儲かるのでしょうから、いやなら行かなければいいだけの話なのですが、お店に入って食べてみるまではわからないわけです。
せめて、私の店はレンジを使用している超一流レストランです、、、という表明程度はして欲しいとおもいました。
儲けや効率もいいが、もっとプライドもって仕事してよ、、、と、言いたかったけど、帰りがけにレジのお嬢さんがとてもかわいかったので、つい「おいしかった」と心にもないことを言ってしまった。
そんなわけで、こだわりが残り、珍しく不平タラタラのブログになってしまいました。