平成二十六年 立春 易占

二月四日 午後二時   易占

一 どのような年であるか   乾為天 五
一 日本の運気        風地観 四
一 我が国に大地震はあるか  乾為天 一
一 世界情勢         天地否 三

余占 細川護煕氏の運気    雷火豊 五

以上の結果となりました。卦の内容については後日メルマガにて送信いたしますが、その前に簡単に解説をいたします。

易は筮竹を用いた簡略的な占術を用いました。まず最初に下卦を求め、次に上卦を求める方法で占いました。

どのような年であるか、、、は、その年の代表的な様相を意味し、得た卦は乾為天の五爻。乾はもっとも強い卦であり、しかもその王位にあたる五が変爻となり、竜が天に上る卦となりました。極めて強い運気です。

次に日本の運気についてですが、こちらは風地観の四爻で、国の光を観る、と出ました。国が光出すということで悪かろうはずはありません。しかしよくよく見るという卦ですので、何が本当で何がまやかしかがはっきりしてきます。

次に我が国に地震はあるか、についてですが、得た卦は乾為天の一爻。乾は龍の卦ですので、基本的に龍は大地の動きと深く関係します。しかし、一爻は、まだ深く潜む龍で、潜龍の段階。まだ動くときではないと、はっきり出ておりますので、地震はないと占います。

次に世界情勢について占いました。得た卦は天地否の三爻。天地否とは、上は上へのび、下は下へ行き、交わることがない否定の状態にあり、しかも三は爻隠し事がばれて力を失うことを意味します。世界の常識や権威がひっくり返ることを意味します。

以上、詳細はメルマガにてご覧いただきますが、日本が上昇、世界はその逆、、という絵が見えてきます。

最後に余占として、細川護煕氏の運勢を占ってみました。都知事選挙はもうすぐですので、これについては下記いたします。
得た卦は雷火豊の五爻。素晴らしい運気です。ことに文化人にとって最高の栄誉を意味する卦であり、ご存じ細川氏は首相を辞して隠居してからは文字通り文化人として通してきました。

絵筆においても陶芸においてもかなりの能力を秘めているようです。細川氏の背景は日本を代表する名門の出ですので、にわか文化人とは異なります。

私は細川氏の東京のお屋敷に行ったことがありますが、それは細川家に代々つかえてきたと言ったら語弊があるかもしれませんが、昔は細川家専属の能でもあった桜間真理氏の能の催しだったと記憶しています。

主も気さくにお顔を出して対応されていたのが印象的でした。何の関係もない私どもにも明るく笑顔で接しられ、文化的な催しのために、あまり気にせずにお屋敷を解放していたわけです。

細川=近衛でもあるのですが、近衛家には陽明文庫という専属の図書館が京都にあり、そこに行けば、国宝の書物が手に取れるところに置かれています。くしゃみをしたら大変と気を使った覚えがあります。

また、披講の恩人でもあるのが細川幽斉。関ヶ原の合戦の時代に城を包囲された幽斉はこれまでと覚悟を決め、城とともに討死するつもりであったところ、それを知った帝が早馬を使わして、命令を出したのです。

帝が武家の争いに介入したのは後にも先にもこれ一回切り。命令の内容は「幽斉を打ってはならぬ。」というもので、その理由は、幽斉を打ったら古今伝授が途絶える、、ということでした。

古今伝授とは一子相伝として伝えられる我が国の伝統文化の粋を集めた秘伝書のようなもので、披講はその中でも特に重要な位置を占めていた。それが途絶えると帝はいい、武家の争いにはじめて介入したのです。

このように、細川氏の背景には日本の伝統があり、本物の文化人なのです。本日得た卦である雷火豊は、まさに文化の意味で、人間の生き様において文化的な物事が重要であり、それが本当の豊かさであることを告げる卦。

とくに五爻はその道での栄誉と成功を暗示します。要するに細川氏の出馬は立身出世でも権力欲しさでも、まして金でもなく、人間の生き様としての出馬であり、それが高く評価されることを意味します。

結論から言いますと、細川氏の人気は小泉元首相とのタッグもあって人気はうなぎのぼりです。しかもマスコミはそれを決して伝えようとしないことが、国民にもばれだすでしょう。その結果、さらに人気に拍車がかかります。

自然な形では当然トップ当選を果たしますが、万が一当選しない場合でも、そのことがきっかけになり、細川氏の主張はさらに生きて発展することになるでしょう。

非常に意味のある、有意義な出馬であることが卦に出ています。

以上、細川氏の運気についてはここで解説させていただきました。本占である、四つの内容につきましては、後日メルマガにて発送申し上げます。

なを、本日の立春易占の様子を動画にてご覧いただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。