謹賀新年 回り歌
「きしいこそつまをみぎはにことのねのとこにはきみをまつぞこいしき」
これは回り歌と言って、上から読んでも、下から読んでも同じ内容になる。
歌は本来的にはどなたかに差し上げるために詠むものだが、もらった方は返歌をしたためることに。
その際に、回り歌は返歌できない構造になるらしい。
そこに一つの願いが完結する独特の歌ができ、物事を達成する特別な歌となる。それが回り歌。
この願いだけは絶対にかなえたい、、、そういうときに回り歌は最強となるわけだ。
ちなみに、先に上げた「きしいこそ、、」は、求婚の歌。そして相手はそれに返せない回り歌となっているので、自動的に願いは達成されることになる。
ぜひこの歌を紙に書いて、お守りにしてください。今年こそ結婚する、と思った人は。
有名な周り歌に、荒れた海を収める力を持つと言われるものがある。
「ながきよのとおのねぶりのみなめざめなみのりふねのおとのよきかな」
こちらはかなり有名な周り歌になっているが、どちらも秀真伝にのっている。
求婚や異性を得たい時には「きしいこそ、、、」を。荒れた海を収め、航海の無事の達成には「ながきよ、、、」をぜひどうぞ。
また、天変地異から守られる発声は、「くにとこたちのおおかみまもりたまへさきはいたまへ」を三回唱える。ただし、一心に唱えなければダメらしい。
また、この呪文は神が助けに来てくれるというよりも、自ずと神となり、神なれば助かるという三昧の思いが結晶した形。
なので、一心に唱える以外にない。
やはり秀真伝の中に火災から守ってくださる「たつためのかみ」さまの呪文があるが、私は実際に春のカラカラの松林で火事を起こした際に、一心に唱えて松林の火災が止まったことがあった。
今もその心境になれるかどうかは自信はないが、たった一度だが、一心にとなえて松林の火を止めたことで、神に一心に祈る態度をおぼろげであるが、何となくその時知った。
人間の仕事はほんとうはそこにあるような気がする。
自分を小さくしておおきな何かに一心にまことを貫く、、、自分ではなくて、神に働いてもらう、、、その神を動かすには、一心なまっすぐな心がなければならない。
人ができることなど大したものではないのかもしれないが、背景で神が動いてくれれば、私たちは限界を超えることができる。
人の仕事は神を働かせることにあるのかもしれない。
子供の態度次第で、親がどのくらい本気を出すのかと同じことであろう。
子供が親を感動させるから、親は子供のために命がけになってくれる。
人が神を感動させれば、この世はすぐにでもよくなる。
人は静かに神に激しく動いていただく時代がやってくる。
「誰でも赤子のようにならなければ、、、、」ということで、今年は赤ちゃんセミナーをいつか開催したいです。
昨晩、大みそかの晩だが、寝るときに空気で膨らんだビニール袋をひょんなきっかけで抱いてみた。
すごい安心感や充実感が襲ってくる。さらにおしゃぶりがあればもっとよかったかも。
母音発声していた一歳未満の時代を追体験することで、命の元とつながるセッション。きっと成果があると思う。
発声についてはこれまで研究し、アプローチしやすくなっているので、相乗効果が出るだろう。
一度、赤ちゃんに戻った方が、どんなこともやり直しが早いはず。
とりとめないことから今年もスタートしましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。