可能性のあることとないこと

円安が進んでいる。進んでいると言っても、これまでが高過ぎた修正が始まっているわけで、私はかなり以前から50円とか60円という円高はやってこず、その前に修正が始まると読んでいた。

チャート的に言うと、年末に86円台で終えたということは、ドルの大底は打ったと思う。

大底を打った相場は今度は大天井まで時間をかけて進むことになる。

大体の事柄は綱引きであり、一方のみが大きく偏れば、いずれその修正がやってくる。

円安がさらにすすめば企業業績もアップするところが出てくるわけで、景気もよくなっていくと思う。

いつまでそれが続くかはわからないが、消費税を実行する意味でも、とりあえずは景気を上げるしかなく、この円安はかなりおおきな前提に立ったしっかりしたものになるだろう。

おそらく長期的にみて、多くの人が考えている以上の円安に進むはずだ。100円とかそのレベルあたりで止まるのではなく、もっといくだろう。

私のそうした考えの基本には、世界はすでに一国のみが勝ち負けを競う時代を過ぎているという思いがあるからだ。

地球危機、人類危機の共有に時代の目は移っているので、経済のブロック化は起こるかもしれないが、門戸を閉ざせば、自分の国だけが守られる、、、という時代でもない。

お互い様、、、の意識とお互いの利益という考えに立つリーダーシップが重要になっていく。

エブリバディハッピイがこれからの国際政治でなくてはならず、日本の雲行きは右傾化に進んでいるように見える点、それが果たしてどうなっていくだろう。

時代にさおさしても、力は出てこない。中国問題なども、お互いに得する解決法があるに決まっているわけで、そこらへんが模索できるといいのだが。

尖閣周辺に眠っている海底資源は無尽蔵とも言われる。しかしこのままではどちらもその資源にありつけない。

無尽蔵なら気前よくお互いの取り分を決めて、ここは大人になって仲良く助けあった方が得。

そんな甘い考えでは、中国は日本に攻めてくる、、、というのもわからないこともないが、それを言うなら、アメリカだってそうだろう。実際にあそこには原爆まで落とされたのだから。

なので、何が怖い、、、という考え程、独断的で的はずれになるものはない。過度の防衛心は本当のことを見えなくする。

冷静に考えてみてほしい。いま、未来をつくる可能性がある国は、一体どこか。日本以外にないではないか。

お金がすべてとは言わないが、お金を何に使うかで来るべき未来が違ってくる。武器を買った方がいいのか、海底資源の収穫にお金を使った方がいいのか、、、どこにお金を使うかで、未来は変わってしまうのだ。

そしてここが大事だと思うが、今、本当の意味で未来にお金を使える余裕がある国は、世界広しといえども、この日本しかない。

不思議なことである。他の国々はアップアップで、マイナスの穴埋めのためにお金が必要という状態。とくに親分のアメリカがそんなところ。

中国のバブルもいつ破裂するかわからないし、お隣の韓国もすでに経済的な奴隷状態になりつつある。

日本は悪く言われるけど、日本だけが未来に投資できるトラの子を残したことだけは確かである。

よく日本にも負債があり、国民ひとりあたり1000万円の負債だとか言われるが、ちょっとそれはおかしな話しである。

まるで国民が借金をしているかのような言い方だが、それはまったくの反対で、国民が一人あたり、1000万円くらいのお金を、国に貸してあげている、、、というのが正しいのだ。

政府はいま、大変です。未来の子供たちに負債を残すわけにはいかな、、、などと感情論に訴えかけているが、なんだか変ですよ、、、ということ。

お宅の借金が大変だけで、国民の借金でも何でもなく、国民は政府にそれだけの債権をもっているのです。

私たちが負債を背負ったわけじゃない。あまりバカにしないで欲しいと思うが、国民は要するにお金を持っている。

政府はあたかも国民の借金のように思わせて、それを理由に緊縮財政をしいて、国民に金を使わず、自分らで使いたがっている。ふざけるな、、、のレベルです。

さて、国民のお金をどう使うか、、、武器を買っちゃおうというのが、今の政権の考えなのでしょうけど、それははっきりと時代に逆行してるのでは。アメリカに山積みになった武器の在庫を、ハイハイと買いたいのでしょうが。それでは国民が可愛そうではありませんか。

それとも、国民よりも大事なものがあるのでしょうか。

まあ、色々な考えがあるとは思いますが、良い未来のためにお金は使ってほしい。

フリーエネルギーや、色々な未来を作る可能性ある技術や、さんざん待たせたうえにひどい仕打ちをしている福島の人たちにとにかく、豊富な資金的援助他を行うことなど、使うべきところはいっぱいあるはず。

世界にとってもトラの子の日本のお金なのだから、本当は時代をつくるリーダーシップを発揮すれば、それができる位置にあるのです。

ヒラリークリントンなどは日本のお金に目をつけてとにかくアメリカの武器を買え的に、アメリカの財布にしようと一生懸命でしたが、なぜか暮れに倒れてしまった。

なんだか不思議な巡り合わせというか、時代に逆行するとそうしたことが起こりやすい例のようでもある。

ヒラリー復活はもうないかも。病気は偶然に見えて、意外にこうしたことで現在の方向性がどちらなのかを教えてくれる。

よほどバカなことをしない限り、日本が今後よくなっていくのは間違いないでしょう。

ただしあまりマスコミの言うことを信用しない方がいいかもしれませんね。マスコミは日本の力を国民に知らせたくないようです。

もちろん、危機はまだまだ襲うでしょうが、日本の力を得ないとどの国も未来を作れない、、、そんな状況が今後だんだんと見えてくるでしょう。

孤立の道ではなく、だからこそ共有の道を進む方が楽しくよいと思います。

昔、軍事に進んだ日本はひどい目にあったのですから、一度あることは二度の危険はある。逆におバカなことさえしなければ、、、大丈夫。

これからはそう言った意味でも、小企業や泡沫企業のj代です。大企業は硬直化し、未来をつくる力が失せている。安易な金儲けに走ったので、人を粗末にして、よい人材がいなくなり、企業にしがみつく者だけが残ってしまった。

大企業指導では未来をつくりにくい状態なのです。反対に苦しいながらも生き延びてきた小企業や中小企業には、どこかしらに未来につながる命の輝く部分があるはずです。