やはり風向きは変わった
昨日の6日は連休最後の日曜日だったが、フランスとギリシャでは選挙があった。
兼ねてから語ってきたように、昨日の満月はうえさくの満月であり、それはおうし座新月からはじまるお金からの解放を暗示する流れであった。
次は二週間後にやってくる劇的な金環食がふたご座新月となるわけで、こうした一連の星の暗示は私には時代の変化が具体的な形を伴うと予測できる。
案の定、昨日の選挙の結果はフランスにおいてはサルコジの敗北。現職大統領が敗れるケースは非常にまれであり、それが起こった。
また、ギリシャでは圧倒的な連合をきかせていた連合体が合わせて32パーセントの得票と大きく過半数を割った。特殊なやり方のため、確か第一党には無条件に50議席が与えられるようなので、それでも過半数の151議席には届かない、これまでの常識で考えると絶対にありえないような敗北となった。
一体何が起きているのか。フランスとギリシャの結果には何か共通するものがあるのか。もちろんおおいにあるのだ。
それは、二国に限らず、日本の小沢の復権とも重なる同じ流れである。
世界ではでは今何が起きつつあるのか。何度も言うが、最初はプーチン勝利からだった。プーチンは国際金融団関係の企業をロシアから締めだした。そのための戦いが長く続いていたわけだが、それに勝利したわけだ。
次に中国の変化が大きかった。現執行部の任期終了が近づくにつれて、このまま、紅沢民派の前時代的な反省が必ず訪れる中で、現執行部はそうしたものと違うというスタイルを示すことになる。
金ボケから目覚めた中国の良心が芽生え、それがプーチンロシアと反戦で手を結ぶ。
日本、アメリカ、ヨーロッパに巣食う金融勢力に対して反旗を翻しはじめた各国の動き。日本においても、小沢復権はこうした流れの中にあることはまったく同様である。
こうした流れは、ある意味、イエス以降の根本的な歴史の転換を意味する。
うそでなく、金の世の中が消えていく過程にあるのだ。なので、一方では金の力で民をしばっていたやり方があばかれていくことにならざるを得ない。これは大変なことなのである。
最初の変化はアイスランドから始まる。アイスランドでは財政難により国家がデフォルト状態となった。国も人も借金でどうにもならなくなってしまったわけだ。
そのため、アイスランドははじめ、そのツケを税金によってまかなうため、国民に緊縮財政を強要した。
しかし反発は予想意外に激しく、ついに政府は国民サイドにたった解決法を選択せざるを得なくなる。
借金棒引き。さらにデフォルトでもないものは払えない。という一見図々しく思える解決をはかることになるのだが、それが違うというのである。
間違っていたのは、アイスランドではなく、インチキな金融商品やこれまでの銀行制度がインチキであって、私たちはそれにだまされていた、、、という解釈だ。
日本でも銀行がアナをあけた時、、結局は税金で助けてあげたことがあったと思う。先進国はすべてそのやり方が一般的であり、銀行の借金や失敗は、やむを得ないことで銀行を助けないとひどい不況になったり、金融崩壊が起こって、かえって大変になるので、税金で助ける以外にないと、そう教えられている。
しかし、そんなことは違っていたというのを、アイスランドが身をもって示してしまった。本当に面白い展開である。しかし日本のマスコミは決してこうした事実を言わない。すごいものである。
アイスランドでは、銀行がおかしい、、、という流れ。しかしきちんと聞いてみると、これが理にかなっている。
銀行はまず、お金を貸してあげるところから始まる。しかし、貸し出すお金の実体など実はない。まじめにあるところでも、持っている額の10倍は貸し出せるはずだ。
中央銀行になればそれが無制限にできるわけで、考えてみれば確かにでたらめ。
私たちは1万円稼ぐには、丸1日は働くのが一般的だが、そうしたお金で家のローンを払い、子供を育て、学校に行かせている。
それが当たり前の姿だと思っていたが、銀行はそれが違っている。ただ貸し出すだけで、そのお金はどこにもなく、ただで作りだす架空の金。それを貸し出して、返してもらう際には、本当に血の出るような金を返してもらい、実物的価値を奪い取っていく。
あなたにお金の発行権があったとしよう。誰にでもいいから、100万円を貸してあげる。100万円なんかなくてもかまわない。あなたがはい、100万円を口座に振り込んでおいたよ。と、それだけでいい。
そして毎月利息をきちんとはらってもらう。元本も払って戻してもらう。そうすると、あなたの手の中には、これまでの利息プラス100万円のお金が手に入る。
何もないところから、100万円のお金があなたの手に入る。そのお金は、実質の汗水たらして働いた金である。なので、人をあなたは縛ることができる。
返せないなら、私の家の大工をしろとも言えるし、一晩中寝ずに働け、、、とも言える。しかもそういうことが法律で保障されている。
アイスランドはこうしたことはインチキです。という流れ。さて、どちらが正しいのでしょうか。
同じことは、すべての国で行われているのです。そして、国や銀行がアナをあけたつけを、国民が働くことで返せ、、、というのが、緊縮財政の政策。
ギリシャの人もフランスも、そんなのはいやだと言いだした。
こうした流れをあなたは止めることができると思いますか。
私は止められないと思う。だからこそ、実は危険があるのですが。
というのは、こうした銀行の通貨発行権は、まさに打ち出の小づちですから、絶対に何があっても離しはしないかも。しかし、目覚めた人が多くなっていくにつれ、流れをごまかすしかない。
さて、あなたなら、そんな時どうしますか。よくあるではありませんか。夏休みの宿題を明日までにやらなくては、、、でも、もう時間がない。明日から学校だよ、、、、どうしよう、、、そうだ。学校に火をつけてしまえば、明日は授業ができないぞ、、、、という短絡的坊主がたまに新聞にのりはしなかっただろうか。
銀行というインチキをしながら威張っているような性格の人なら、そうだ、戦争を起こしてめちゃくちゃにしちゃえば、そんなこと言っている場合ではなくなるぞ。
こうして起こされた事件が実は多かったり、、、、本当に怖い世の中ですね。
日本人なんかはNHKの言うことや民放や新聞の言うことを、ありがたがって、ほいほいその通りです、、、と聞いてあげる人のよい、頭のかるい人が多いので、何をされてもわからないのかもしれないが、ヨーロッパはちょっと違う。
サルコジの悪だくみや、本心を知るひとは知っているし、また、ギリシャの国民はまじめにやってるのに、なんでこんなにひどいことになるんだ、、、あいつらが悪いに決まっていると、、、それは日本人の比ではない。
まして、アイスランドはまるで天国のようになってしまっている。こうなればギリシャでも、、、、、となるのが自然な流れ。それを阻止しようとする旧勢力が戦争や疫病やテロや何かを起こさない限り、そうならざるを得ない。
プーチンは敵のやり方をさすがに知っていて、イスラエルの暴発というか、金融を守るためのイラン攻撃に目を配り、それが起こされないような位置に軍隊をすでに貼り付けている。
そして中国と手を握り、地球規模の争いを阻止する体制を早くもとった。
日本はこうしたインチキをばらすものかと、マスコミ全員一体で小沢などを締め上げるも、小沢事件のあまりのインチキが暴露されることで、いったい、どうしたらいいのかわからず、野田はアメリカに連休は逃げ出す始末。
何か言ってください。お願いしますだ、、、と。
まあ、わかりやすいと言えばわかりやすい。
このように世界は変化の真っただ中にあるものの、日本とアメリカは逆にこうした流れから取り残される可能性もある。まあ、そうなったら悲劇ですね。
アイスランド プーチン 中国江沢民派失脚 ギリシャ総選挙与党敗北 サルコジ敗北 小沢復権、、、この流れはもちろん、スペインに行くに決まっている。さらにポルトガル。そしてイタリアへ。イタリア人が、おれは緊縮でがまんするよ、、、などということになるなどと思う人はいないと思う。こうなった以上、一時的な後戻りはあるにせよ、大きな流れを止めることなど誰にもできない。
金融勢力にしてみれば大危機なので、戦争でもテロでも起こしたくてうずうずだろうが、時代の流れを変えることはできない。また、日本のマスコミもこうした流れに逆行するようなことを止めて、本気で民意に立ったらどうだ。
どうせ人はいずれは死ぬのだ。バカな生き方をしても得などしない。もう風向きは変わったのだ。
日本だけがこうした流れから取り残されないことを祈るばかり。
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