BBマッサージ 実践編
ではお待たせいたしました、マッサージの実際の説明に入ります。
まず、通常のように洗顔し、手も清潔にしてください。洗顔したのち、化粧水やオイルをお付けになる場合は、そのようになさってもいいですし、洗顔後の何もしない状態でもどちらでも構いません。
ただしクリームやオイルなど、べたべたするような状態ですと、お肌への情報が伝わりにくくなりますので、適度になさるか、何もせずにトライしてください。何もしない場合は乾燥して肌が突っ張ることのないようにお願いします。
最初に鏡をご覧ください。マッサージ後のお顔と比べる意味もありますので、一度ご覧になってください。
では、マッサージを開始します。
マッサージは指先で行います。どの指でもかまいませんが、お勧めしたいのは、中指です。両方の中指を使って始めたいと思いますが、何回か慣れたのち、自分にしっくりする指で行います。今回と、最初の何回かは両方の中指の平で行います。
目を閉じて、両手の中指の腹を軽く左まぶた下にそろえるようにしてスタンバイし、軽くタッチします。
両方の指の間隔はおよそ数ミリ以内。両方の指がぶつかるような短い距離が理想で、離し過ぎはいけません。一応3ミリ程度としておきましょう。
指にかかる圧力は少なめ、両方の指先でせいぜい20グラム程度の圧力ですので、ひとつの中指の先には約10グラム以下となります。感覚的には、非常にソフトタッチとなります。
さて、その圧力をどのようにお肌にかけるかがポイントとなります。
決して一方向に圧力をかけてはいけません。一方向にかけると微細な表情筋は強い一方向の圧力と思い、大きな筋力の流れに沿うだけで、表情筋自体の動きとは関係のないものとなります。
一般のお顔のマッサージはですから、筋肉マッサージであり、表情筋やリンパにはなんら影響を与えません。
微細な表情筋は強いマッサージに会うと、ぶたれているのと同じで、物理的に大きな筋肉と一緒にただしたがって動くだけ。
そこに10グラム以下の微細な力が働くと、大きな筋肉は反応しませんが、かわりに表情筋にその情報が届きます。表情筋は自分に向かっての働き掛けを感知することになります。
ただし、たとえ微細といえども一方向性にマッサージをすると、それは通常の刺激と勘違いしてしまう表情筋は、また心を閉ざします。指先の刺激や運動や情報はそれだと伝わりません。
そこで、両方の指先は異なる方向に向かわなくてはいけないのです。右の中指が左に行けば、左の中指は反対側に行く、、片方の中指が軽く押せば、逆にもう片一方の中指は引っ張る、、、片方が上なら片方は下、、、何も正反対の動きである必要はありません。
予測できなければできないほどいいのです。右と左がまったく関係なく動き、決して一方向に行かない。一方向に進まない。ほんの少し進む場合があっても、すぐに途中からどちらかがそれと違う異なる動きに入る、、、、
言葉にすると相当な距離を移動するような大きな動きに感じられてしまいますが、そうではなく、こうした動きを微細に行うのです。
離れたところから見ると、両方の指先をほほにつけているだけに見えるはず。指先の動きは微細で本当に小さな動きであればあるほどよいのです。
まず、左目の下のほほ当たりから始め、じょじょに左方向に移動していきます。左目じりの方向へ、微細な両方の指の運動は移動していきます。そして目じりから今度は上部に行き、目の上の眼ケンに沿ってマッサージを続けます。瞼の上も触れて大丈夫です。圧力は両方でも20グラム以下の微細な重力ですから、お顔のどこをマッサージしてもまったく問題はありません。
左目を一周するマッサージを終えたら、次は戻るようにして左鼻ずたいをすすみ、眉間のあたりまで行きましたら、今度は右目に向かってマッサージをしながら降りてきます。そして今度は右目を左目と同様にほほの位置から今度は左回りに一周してください。
これで両目の周辺は終了です。ここまでに大体、ゆっくり行っても、せいぜい数分。慣れてくれば1分でも行えます。
ただし、非常にナイーブなマッサージですから、気持ちが焦っていたり、感情が高ぶっている場合は、必ず指先に力が入っていますので、表情筋は動きません。焦って急ぐやり方はタブーです。
両目を終えましたら、ほほの部分を上から下の方向に進み、口元を過ぎて、あごにまで行き、一周するようにして右のほほに上がって行き、また下がってきて、口の上、すなわち鼻の下を通って再び左のほほに上がり、、、、、以下は同様に何周も続けます。同じ道を通らずにやれば両ほほ、口、鼻の周辺のマッサージが行えます。基本は常に左回りです。
ここまでで約3分から5分。気持ちがよいと思いますので、好きなだけやっても結構です。大変気持ちがよいものです。
あとは、残った部分で重要なのが、おでこです。髪の生え際にそってマッサージを行います。眉間から上がって行く感じで生え際まで行き、左方向に進みます。こめかみからあごのはじまで行き、あごの下を通るようにマッサージを続けて、右のこめかみまで進みます。
そしてそのまま髪の生え際を進んでおでこに行きます。
この運動でお顔の外側の輪郭のマッサージができます。
あとは、お好きなところを自由に行ってください。自然とやりたい部分がわかるものです。
ここまでで約7分-8分程度でしょうか。慣れてくればここまで2分でも行えます。
指先の感覚を表情筋が抵抗感なく受け入れるようになると、マッサージは時間が要らなくなります。すぐに表情筋がゆるみ、指に反応してくれるので、時間が短くて済むのです。
本当に慣れてくると、瞬間的に表情筋は反応し、素の状態に戻ってくれるようになります。それまでは比較的時間をかけて感覚を確かめるのがよいでしょう。それでも10分もやれば十分です。長くやると、感覚がかえって麻痺してしまい、恣意的な動きが多くなるので、クリアになりません。
中指を使うのも、動きの恣意性を排除するためです。
いつもの刺激、いつもの習慣、いつものやり方、、そして新鮮さを失うのは、心も肌も同じだったということです。恣意性のない指、恣意性のない動き、にBBマッサージのポイントがあります。
さて、ここまでが実は準備段階なのです。ここまで行うことで、お顔のお肌は情報を素直に受け入れる状態になりました。そしてそこからが仕上げとなります。
すでにかなり気持ちがよい状態のはずです。そこで仕上げですが、仕上げの段階では指先と手の全体を使います。
BBマッサージをすることで、指先はもちろん、手も非常にデリケートな状態になっています。その手を使い、両手を両方のほほにそっと置きます。
ジーンと温かな感触があると思います。母に守られているような感触です。表情筋はこの手の言うことならなんでも聞いてくれます。
お肌は重力には弱いです。どうしても重力の影響で、お肌は下がります。そこで、両方の手、、、この時、両ほほは、人差し指、中指、薬指の第二関節くらいまでの部分が軽くあたっているようにします。
そして軽く軽く、指の平から指の全体で、軽く軽く上方向にお肌を押してあげます。押そうと思って押すのではなく、重力からの解放という気持ちで、軽く上に押し上げてあげます。非常に気持ちがよいでしょう。
同様のやり方で、ほほ以外のお顔の部分を行います。軽く軽くお願いします。
最後に両手でお顔をおおい、手の温かな感触でお顔を包むこと。
安心感と感謝をささげてBBマッサージは終わりです。
ここまでですべてを終えて10分もかかりません。最初は多少時間がかかるかもしれませんが、長くやればいいというものではありません。
あまり頑張りすぎると、どうしても恣意的な状態をつくりますので、そうなるとあまり効果がありません。
さて、では鏡をご覧ください。これが本当のあなたのお顔です。
素晴らしいと思いませんか。人間のお顔だと思いませんか。
BBマッサージはあなたを知るマッサージなのです。すべてはそこから始まります。きっと若返ります。
以上ですが、あきらめずに数日は試してみてください。感覚がわかれば、たとえば、表情が暗いな、、、、と思った出先でも、ほほや気になる部分に指先を当てるだけで、瞬間的に表情を変化させることができたりします。
これなら、トイレに入る必要もなく、ちょっと後ろを向いて、数秒で素の魅力を出せます。彼とけんかしてしまった。許しているけど、顔がこわばっている、、、そんな際にも、ちょっと横を向いて瞬間的に表情を戻すことが可能。
表情筋、そしてリンパの流れに、あなたの指先はコミュニケートすることができる、、化粧の考えが根本的に変化していくことでしょう。
きっちり固まったお化粧がそれでも必要不可欠の場合やそういうお仕事の人もいると思います。その場合でも、お休み前に一度素の自分のお顔に戻すことは重要です。
BBマッサージには幾多の可能性があると思います。私ひとりのものにする気はまったくありませんので、どうかどなたにもお教えしてください。
1200円で近日中にBBマッサージのマニュアルレポートを発売しますが、それも参考になさってくだされば嬉しいです。ただ、1200円出してご購入してくださるのは非常にうれしいですが、今回の内容をきちんと実行すれば、必ず、効果があります。
また、実践した結果や感想など、教えていただけたら嬉しいです。
BBマッサージと、星のローズソープでの洗顔、、プレミアムでのお肌の手入れ、、、どうぞよろしくお願いいたします。
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