海江田敗北

海江田が負けたが、やっぱりであった。小沢のここ一番の弱点が出た。ふたご座は本当に大事なところで自分を捨てられない。小沢がやってきたことはいつもそれである。策士が策に溺れた姿でもあるが、今の時代、必要なのは策ではなく、情であり、生きざまであり、赤裸々な真の姿以外、人の心を打たない。口先でのきれいごとは悪人だって言う時代だ。A牧場事件などももしかしたら関係あったのかもしれないが、どう考えたって海江田では勝てない。しかし小沢は海江田が安全パイに思えたわけで、そのこと自体もうずれているのだ。決戦投票で海江田、前原となっていたら、確かに小沢は勝てたと思う。一本気な野田は今回は前原には死んでも入れない、、、という形になったろうから。そこが野田の勝因なのだよ。小沢にはそうしたことがわからない。前原の弱点をついたのは実は菅だ。菅の最後の仕事が、朝鮮学校の無償化復活だった。この事実を突き付けられた民主党員は信念などない烏合の衆だから、恐れをなして前原支持を出しにくくさせ、野田と海江田の一騎打ちに持って行く。うまい作戦である。朝鮮学校無償化復活の話しを聞いた時、これで前原はない、とピンと来た。そうすれば、海江田は負ける。凄いシナリオを描く者がいるものである。小沢ももうバカになる以外に道はない。民主を割って抜け出るしか道はなく、それをやるしかないだろう。鳩山を追随させ、国民新党も同様であり、自民の良識ある一部を追随させれば、まだ復活は可能である。そうして、はっきりと、アメリカ側につくか、日本本来の復活かを、示すことが大事なのだが、それができなければ、小沢自身の腹のうちがどういうものか、わからなくなる。つまらない政治の話しになってしまいましたが、民主党代表選挙の一報と解説でした。