福島一号機メルトダウン
ついに一号機は炉心溶融。100パーセント燃料棒が出ているということで、冷却できない。冷却できなければ、熱によって溶融が起こり、格納容器の底に落ち込む。それでも多少は冷却は続けられるかもしれないが、水に触れない底の方の熱は高まり、段々と地下にまで溶融が進んでいくと考えるのが自然。底に水があるというのは、溶融後に冷却するために入れた水という意味。今、格納容器に水があると、かえって危険なことになる。燃料が落ちる先に水があると、その時点で爆発する可能性があるからだ。今は反対に容器から水を抜かなくてはいけないはずだが、どうなっているのだろう。上手に燃料が抜けて、底に溜まったとする。その時点で今度は水を入れて冷却させなくてはいけないが、果たして、その際に、燃料棒にもう燃料が残っていない、、、という前提でなければ冷却水は入れられない。まるで綱渡りの手品のようなタイミングが必要になるはずだ。こうしてうまく落ちた燃料への冷却が進んだとしても、次の段階は地下にある水たまり、地下水などと接触することで、水蒸気爆発を起こすことが考えられるわけだ。そうならないことを神に祈るのみだが、常識的にはそうなる。ここは本当にUFOなどに助けてもらうしかない。水蒸気爆発が起こると、これまでの水蒸気爆発と異なり、今度は燃料棒の中にあった核燃料が際限なく飛び散ることになる。想定される最悪の事態に立ち至った。なのにあまり騒がないところがやっぱりというか、どういうことなのだろう。もう甘い考えは禁物。いつまで冷却できて、次のプロセスに至るのはいつ頃か、、ということだ。場合によっては、冷却すること自体が危険でできなくなる、ということだって素人目には考えられる。しかしなんであれ、現状だけはごまかさないほうがいいと思う。ここをごまかすと、歴史によって裁かれることにいずれなる。どうなんだろう、、、燃料棒の中の燃料はどう考えても垂直に落ちるだろうから、格納容器の底に溜まる量も推定できるはず。それがいくら水で冷却されたからと言っても、水にふれない部分は熱を持ってコンクリートを溶かしていくだろうから、5メートルだか10メートルだかの基礎コンクリートを突き抜けるのがいつになるか。一カ月程度かかるだろうか。もう少し早いのだろうか。それとも、もっと素人にはわからない他のストーリーがあるのだろうか。コンクリートの下には水がどのくらいあるのか、、、ない場合でもさらに土の奥まで突き進むと海が近いこともあり、必ず、水脈にぶつかると思う。このような形での爆発が起きると、どういう影響をもたらすのかの、正確なシュミレーションを国民に早く伝えてほしい。そうすれば、まだ一カ月程度の準備期間があるのだから、なんとか手は打てるはずだ。それともこのまま知らんぷりしていくつもりだろうか。しかしそれは許されない。そうしたら歴史に裁かれることになる。マスコミも同様である。