アメリカの通貨制度変更

ゴールドのアナリストとして有名な高橋靖夫さんの本を読んだ。それによるとアメリカは戦略的な金本位制を行い、弱かったドルが突然の信頼を取り戻し、通貨戦争に逆転大勝利するのではないか、という。多くの人は荒唐無稽の話しと捉えるが、ポイントは、本当にアメリカにゴールドがまだあるのかないのか、、、に尽きる。私はアメリカにはすでにゴールドはない、、、という懐疑を抱くが、高橋氏はゴールドを戦略的に安価にしておいて、その数十年の間にしこたまため込んでその日を待っていた、、、ということだ。この考えは私は尊敬している馬野修二氏の発案だと思っているが、高橋氏ご自身が自分が言い出した、、、とおっしゃるので、おそらくそうなのだろう。高橋氏や馬野氏が言うように本当にアメリカにゴールドがまだあるとしたら、私もこの意見には賛成であり、おそらくそうすると思う。金本位制はすでに昔のもので拡大する経済を補佐できぬとして、それは絶対にありえない、、、というのがアカデミーの世界での考えだが、馬野氏も高橋氏も、それは違うという。どこが違うのかというと、かつての金本位制とは異なり、部分的金本位制で十分だというのだ。私もかなり以前にブログで語ったことがあるが、要するに、4分の1とか十分の1とかを、ゴールドで保障する。ゴールドの価格が上がっていけば、拡大するマネーと調和がとれ、弱点であった従来の金本位制の欠点を補える。また、ずるいやり方だが、旧貨とゴールドに裏付けされた新貨の二重流通にすれば、ゴールドに裏付けされた紙幣にプレミアムがつくようになる。それはいづれ莫大な差異となるだろうから、旧貨は著しく劣化し、旧貨での借金は消えてしまう。確かに通貨発行権を簡単には手放さないだろうから、馬野氏や高橋氏がおっしゃる金本位制の復活はありえる。ただ、私もよくみてきたが、アメリカにもしも1万トン以上のゴールドがあるとしたら、ここまでドルの信用は下がらなかったと思う。また、アメリカは銀行家集団が裏で支配している構造の国だから、勝ち組の銀行家にアメリカの虎の子のゴールドはすでに移転しているのではないか、、、、と思ってきた。アメリカのバックにあったいくつかの銀行は通貨保持のためにゴールドの価格を抑える必要があったので、コメックス市場において売り建てる。しかもレバレッジを効かせているので、値が上がると現物を渡して取引きを終える。逆の立場で、受けに回って現物のゴールドをアメリカから引き出し、自分らのものにしてしまった人がいるのではないかと思う。今回の金融の混乱は、金持ちの銀行家同士の争いという面があり、ゴールドの争奪戦で勝利したおそらくデルバンコ一族ではないかと思うが、アメリカのゴールドも場合によっては国際通貨基金が抱えるゴールドもすでに彼らに渡ってしまっているのでは、、、と思っている。もし私の直観が違っていたなら、ニクソンがやったニクソンショックは、今後裏でゴールドを蓄えるためのものだったことになる。その時は、暫時的停止、、、と言っていたので、いづれはまた金本位制に戻す、、、というものであった。レーガンの時代には戻すかどうかの、おそらくはポーズではあったものの、そうした会議も行われた。これは金本位制の停止が暫時的なものであることの証明にはなっている。なので、アメリカは、いつでも、金本位制を復活させてもおかしくはない。それも前述したような戦略的な本位制ならば、どの通貨よりも強く、世界の金はドルを求めてアメリカに集まる。その際には円や弱く、また1ドル数百円の時代に逆戻りとなるかも。まさにひふみ神示の言う通りの結果だ。おそらくこんなことではないだろうか。私はやはりアメリカにはもうゴールドはないと思うが、しかしアメリカには基軸通貨発行権があるわけで、これをすぐに手放すのはもったいない。ゴールドを集めきったこの世のお金の支配者は、再びアメリカをビーグルとして使おうと思い、ゴールドを貸出して金本位制を復活させる、、、という手はありだろう。世の常識としては、金本位制復活という話しをするだけでおかしな人と思われ、まともな金融や経済の輪には入れないが、彼らは金本位制のときには、それが停止するとも、無理になるともわかってない人だったわけです。アメリカはゴールドについて話題にならないよう、通貨に関係しないという印象を与えてきたからであって、それはアメリカの戦略であった。これからはゴールドに注目していかなければ、世界の動きはつかめないでしょう。まあ、アメリカが金本位復活で、再び強いドルになるのでも、新たな通貨が出てくるにしても、私は次はゴールドとリンクする以外にないと思っている。この考えはもうかなり以前から持っているが、まさにそうした方向に世界は行っていると思う。日本はこれでいづれやられるでしょう。まさにひふみが言うように、ゴールドでやられる。しかしなぜ日本がゴールドジパングと言われるのか、、、それは日本が金銀列島であるからだ。火山国。菱刈金山に見られるように、世界とは異なる金の産出のし方など、日本には実は金がたくさん埋もれている可能性があると思う。日本はゴールドでやられるが、実はゴールドをすぐに掘り当てる、、、そんな日本の姿も予想がつく。さらに言えば、元素転換によるゴールドの産出をいずれ町工場クラスが発見し、こうした金本位制に終わりが告げられるだろう。しかしこれから10年から20年はおそらくゴールドの時代が来るだろう。金融も経済も富の概念も急速に変化する。この変化に日本はもっともついていけず、第二の敗戦になると思う。それが新たな日本のスタートだ。それでいいのだと思う。