悪事の終わり

以前にも言ったことがあるが、悪事は知られたらおしまいである。こうしたことが急速に世界中で起き始めている。とくに日本の連休中にその勢いが増している。民主党政権が成立したことは、実は世界に大きな影響を与えているのだ。日本のマスコミが言わないだけの話しで、現実の動きの早さには驚きがある。
 まず、9月12日にアメリカのワシントンで大規模なデモンストレーションがあった。確実に100万人は超え、200万人という話しもある。間違いなくアメリカ史上ダントツの動員数のデモであった。反政府デモかというと、そうでもあり、そうでもない。人々はみな星条旗を持ってデモ行進したらしい。要するに、私たちはアメリカを愛している、、、という意味である。では、アメリカの何に抗議したのかというと、アメリカに悪さをしている勢力に対してであり、はっきりと、銀行が人民の敵であるとの表示だった。オバマ政権はサブプライムの被害で、まず、銀行を助けた。税金を銀行に投与し、それを救った。会計法をあらゆるインチキオーケーとして、負債を隠してよいという形にした。その結果、一時的に銀行は救われたが、その代償は不況であり、民衆の仕事はなくなっていく。本当に大変な時に、政府が国民よりも銀行を助けていることを民衆は知ってしまい、怒ったのだ。そうなると、これまでの色々な悪事も、もしかして、、、ということとなり、中央銀行の秘密はなぜまもられているだ、、、中央銀行とは一体何なのか、、、それがアメリカ国民の富を、巧妙に奪取していた大本だったのではないのか、、、となっていった。議会の良心はこのことを後押しし、中央銀行に対して情報開示を迫るが、中央銀行であるFRBはそれを拒否した。どこの銀行にいくら中央銀行は貢いだのか、、という情報を一切教えようとしない。人々はFRBが民衆とは関係ない、ニューヨークの銀行団によってつくられ、それらの銀行団の利益のために存在していることを段々と知りつつある。このことは、私は以前から言ってきたが、だから、アメリカは、強制収容所になるかも知れない、、、と言ったわけだ。しかし、天はそれを許さず、アメリカ国民に事実を知らせ、それをアピールさせるところまでやってきた。一部の者だけがおかしい、、、と思っていたことが、動員数200万人を超す人で埋め尽くされた。しかも彼らは星条旗をふるっている。真の愛国者はどちらか、、、ということを突き付けている。しかも9月12日である。911の次の日。ここにも黙示が当然ある。911はブッシュ政権などの自作自演だという疑いはアメリカ国民のマジョリティが持っている。アメリカ国民は自分らの本当の敵が誰であるかを知りつつあるのだ。マスコミはこのデモの人数を数千人とか、3万人とか言っている。数千人と三万では大きな違いがあるので、とにかく極小で表現しろ、、、の命令に従ったことがかえってわかる。二十万人集めたキング牧師の追悼の時と、その規模を映像で比べてみれば、百万人を超えていることはわかるのだと思う。
 アメリカではこのように悪事がばれつつある。それと前後するように、ロックフェラーの管財人が謎のCEOが謎のピストル自殺を遂げている。
 さらに、FRBの金庫の中身がもうすぐ底をつく予定で、実際にはすでに底をついていると思うが、そのことがもうすぐあきらかになる。銀行の倒産件数の拡大に伴い、もう国が肩代わりをすることはできなくなっている。支払上限を超えてしまうため、新たな出費には議会を通さなくてはならないが、議会はとりあえずは民衆の味方が多くなっている。悪事は知られたらおしまいだから、そのことに内心では何を思おうと、もう賛成することはできなくなる。
 こうした状況を踏まえて、国連も動きだした。基軸通貨ドルに代わる通貨が必要との重大発言。日本のマスコミは気がくるっているので、こうしたことも何気なくしか語らない。マスコミにはいずれ責任をとってもらいたい。
 鳩山はアメリカで堂々と東アジアブロックを語る。時代の駒は100年前の振り出しに戻ったような印象。
 アメリカ、イギリス、そしてイスラエル、、戦後を動かしてきた流れが音をたてて崩れだした。サブプライム問題の最終的な行方は、私はそれが起きた当初から、これはアメリカ、イギリス、イスラエルの戦後指導体制が崩れ、かわりに多国籍化していく出来事としてとらえなくてならないと思ってきたが、まさにその通りの展開になりつつある。また、通貨の問題に至り、そこに変更が生じることもあわせて考えてきた。この方向は今後さらに進んでいくと思う。
 取り残されつつある、一部の残存権力もまだまだ大きいものの、戦争を起こし、混乱を招き、不和と対立から、麻薬、人身売買という、すぐに金になる方法でのやり方を信奉してきた勢力は、まだマスコミ力を持っているので、一時的な巻き返しはあるかもしれないが、やはり時代の力には勝てない。アクエアリスエイジは始まりつつある。大本は、民間の天才が支えている。町工場クラスでの人類救済科学、人類救済物理、人類救済経済が勃興することを、もう人の力、陰謀の力では抑えきれなくなっている。大企業の時代も終わり、権威、権力構造も意味を持たなくなる、心ある人の時代が始まろうとしている。マスコミは決してそのことを言わないし、またそういうことがわからない頭脳でもある。しかし現実はすでに彼らを完全に超えている。鳩山は偶然かもしれないが、科学者のドクターである。最終的にはテクノロジーが人類をすくう物理的なカギとなるのだが、みずがめ座生まれのドクターが政権に立ったのももしかしたら偶然ではないのかもしれない。まだ今の時点で鳩山を持ち上げても失望に終えるかもしれないので控えめにしておくが、人類救済を可能にする、町工場クラスの天才らが、雨後のタケノコのように現れてくる。愛の深いオタクたちだろう。声の大きくない、態度のでかくない、内気だが、魂をけがされることなく、劣等感から学習したのではなく、誰にも評価されなくても、淡々と何かを極めてきた、天才オタクたちが、こうしたベースをきっと支えてくれる。誰もが出世競争と、金儲け競争に明け暮れ、学校では受験第一、家も両親も友人たちも、こうした抜け目ない頭の良さが日の目を見ていくのをじっとみながら、それでも自分のペースを守り、それを器用に売り渡すこともなく、純粋なものを魂の中に温存してきたオタクの天才たちよ、この世界をどうか救ってくれ。
 隠し玉は隠れていてこそ隠し玉となる。時代の変化でそれが出てくる。私には完全にもう主客が転倒していることが見える。世界にこうした急変をもたらしたのは、何度も言うが、日本人の民意だった。日本における政権交代が実はアメリカやイギリスの支配層にとどめをさした。日本は不思議な国である。