夢診断
海王星が12室にあるためか、私は夢診断が好き。20代から30代にかけては毎晩夢日記をつけていた。イラストレーターの横尾忠則氏も夢診断が好きだったらしく、毎晩夢日記をつけているという話しをそのころ聞いたことがある。氏は夢にかなりのめり込み、起きているときと夢の世界の比重が同等というところまで達観した。夢が現実か、現実が夢か、、五分五分というのは、荘子以来の哲学の一つの高度な現実認識である。私はそこまで感じたことはないが、夢をかなり信頼している。これまで大体、重要な岐路では必ずと言っていいほど夢が教えてくれた。夢診断を研究し始めた私は、夢日記をつけるようになったが、はじめのころは夢を見ると必ず起きて枕元の日記に暗闇の中で記した。ポイントを書いておくと、翌朝思い出せるので詳細は朝に書いた。そうこうしているうちに、今度は夢を見ながら、夢の中で夢診断を行うようになっていった。このまま行くときっとこうなるな、、、、などと夢の中で思っている。そして予想したとおりになっていくと、まずい、左に曲がろうとしてるぞ、、、などと判断し、左に曲がるとよくないので、右に曲がろう、、、などと、夢の内容を途中で意識的に変えてしまう方法にまでどうにか行きつく。これは夢診断で有名なセノイ族のやり方である。本当にこれはできるようになった。そして大体の夢を夢の中で判断するようになったら、まずいことにほとんど夢を見なくなってしまった。そうした状態は今でも続いている。もちろん重要な場面では、また重要な夢は今でも見るが、いつも夢の中で夢診断を行い、そして朝にはもうどんな夢を見たかはわすれてしまっている。おそらく硬直化した夢診断をさせないために私は夢を見なくさせられているのかも、、、なんて勝手に思っている。競馬の正夢も何度も見ているが、こんど競馬の夢を見たら有り金全部で勝負する、、、なんて欲ばって思うようになってからは競馬の夢は見ることができない。せいぜい友人の競馬の夢を判断してあげることぐらい。それでも200万馬券の穴馬を当てたりした実績はあるのです。200万馬券はゲットできなかったけど。複勝はゲットした。とせいぜいその程度で、夢が絶対にお前には競馬の正夢はもう見せない、、、と言っているのが何となくわかる。
夢の中でラッキーを暗示する夢はいろいろあるが、私がよく言うのは、カエルの夢である。カエルを夢で見ると、まず間違いなく良いことが起こる。カエルはフロッグ、、そう奇跡と言われるくらいだから、西洋でも同様に考えたのだと思う。まさにカエルの夢を見るとフロックが起こる。大体は立身出世やお金、それもかなりの大金が入ることになる。お金が入る夢で有名なのはウンチだが、これは一時的な入金の夢。しかしカエルはもう少しステージが上で、良き収入源が得られると思ってよい。どんなに貧しい人でも、カエルの夢を見たらこれまでの生活から抜け出せる。私は大昔、30歳のころに巨大なカエルの夢を見たことがあり、そのカエルの脚に抱きついて一緒にジャンプして暗闇に入っていったことがあった。なので、本当なら財閥クラスの金持ちにならなくてはいけないのだが、残念ながらそういうことは起こらなかった。とても残念。以来何十年もたつがダメなのだから、財閥はあきらめるしかないだろう。手のひらに乗るような小さなカエルの夢でも実はかなり豊かになるものだから、巨大カエルには期待したのに。結局、あの世とこの世を行き来できるのがカエルの意味で、あちらの財宝をこちらに運んでくれるのがカエルなのだ。あちらの汚物が実はこちらの世界の黄金となる。ウンチと金運の関係がこれでもわかるだろう。排泄物が栄養となり、植物を育てる、、、ところから豊穣は排泄物、こちらのウンチでもあちらのウンチでも関係していることがわかる。要するにイメージによる世界の認識の面白さが夢診断である。せちがない世の中なので、こういうときこそイメージの世界を広げる、、、そこにカエルがあらわれてくれたら、それこそ夢物語が始まるかもしれない。どうぞ皆様にもグッドラック、、、そしてフロックが訪れますように。