ヒラリークリントン来日

2月16日にヒラリークリントンが来日予定らしい。予定らしいというのは、最後までわからない面もあると思う。16日からさかのぼること数日の12日には、アメリカ国債の入札日だという。今回は財政難の折、大型入札が予定されている。しかしアメリカ国債を誰が買うのか。一時的に逃避先として、株価が下げた際にアメリカ国債はバブル状態となったが、それを大天井にして、今は下がり出している。中国は牽制するように、もうアメリカ国債は買いたくないとアナウンス。かわりにゴールドを買うようにしたい、、、とアメリカを挑発する言い分。日本はしこたまアメリカの長期国債を保持しているが、最近は買ってないようだ。ヒラリーとしては、日本に真っ先に行くアナウンスをすることで、日本に暗黙の国債入札を迫っている。日本が国債購入に消極的で、中国がお付き合いしてくれるとなれば、外交の順番はすぐに中国が最初となるだろう。要するに日本と中国に揺さぶりをかけているわけだ。しかしヒラリーがどんなに揺さぶりをかけようが、日本にはアメリカ国債を購入するお金など今あるわけがない。もしも自民党政権が今回入札に応じるようなら、もうこれは奴隷固化であり、国民に対する裏切りである。意外にこの対応をめぐって自民党は割れる可能性もあるだろう。