とにかく停戦

イスラエルに停戦の動き。とにかく何であれ停戦してから考えたらいい。ブッシュの人気がこれまでの最低を記録したという。当然のことだろう。アメリカを壊した張本人であり、壊してから去っていく。それともはじめからのシナリオだったのだろうか。わざわざアメリカがダメになる戦略をブッシュは実行してきたことがいまになるとわかる。そして仕上げの最悪のところをオバマにやらせる。アメリカはこれから数年、その本性を出して来るのだろう。オバマを殺すって言ったじゃない、、、と支持者の前で大声で叫んだヒラリーが裏の大統領というところだと思うが、アメリカの本性が見えてくる。ローマ帝国の最後とどうしてもだぶる。アメリカはローマよりも残忍になるかもしれない。
 悲観的なことばかり書かないでください、、とのメールが来るが、未来は悲観してません。むしろかなり良くなると思っている。ただこのままでは無理で、おかしなものが滅んでいったその後のこと。人生でもおかしな人と付き合っているうちは決して人生はよくならない。自分の人生をよいものにしたいと思ったら、よくない人との付き合いをすっぱりやめるところからはじめなくてはいけない。利用される関係をシャットアウトしなくてはいけない。原爆を落としたアメリカが日本に優しくなったのは、仲良くしたかったためではない。上手に搾り取るだけ絞りとる役割として日本を置いておいた。自分の都合である。日本人の働いた成果は日本の国を通してアメリカに渡った。日本が買い取るアメリカ国債、為替介入により、日本人の労働の成果はすべてといいていいほどアメリカに渡った。だからアメリカは何とかやってこれた。そして働けども働けども日本はよくならなかった。ただそれだけである。日本の政治家は個人情報を握られ、脅されて自分からアメリカに従った。またそういう人を国民は選んだ。ただそれだけ、仕方ない話しである。これから起こることは、私が考えることがすぐに起こるかどうかはわからないが、おおよそ次のようである。とにかくアメリカは未来の金を何倍にもレバレッジをかけた末に支払不能に陥った。あまりに巨額なマイナスは個企業ではまかなえない規模となり、FRBが不良債権を買い取ることでとりあえずの平穏が保たれている。FRBの資産がこのところ急激に大きくなっているが、これは買取が実際に進んでいることを示す。問題はその買取額があまりに巨大となり、FRB自体に買い取る資金がなくなることがいずれ起きてくる。そうなるとアイスランド同様、国家破産となる。大げさに言っているのではなく、確実にそうなる規模なのだ。その前にアメリカは何かの手を打つ以外ない。極端なルールの変更、もしくは軍事によるおどし、デフォルトなどである。こうした尻ぬぐい役としてオバマが出てくる。裏で糸を引くのはヒラリーだろう。もちろんさらに上がいるのだが、実行部隊としてはそんなところ。要するに奇策を用いない限り、この窮地を抜ける方法はない。上記の対策が上手にとれない時は、アメリカは破産し、歴史からすの姿を消す。細々と農業国家としてやっていく以外になくなる。とはいえ、今のドルに変わる通貨もないのだから、それをよいことに、アメリカは最後の最後まで奇策による悪あがきをすると考えるべきだろう。だから用心してほしい、、というのが私の一貫した主張なのだが、こうした事態が早ければ今月の末から、遅くとも2年以内には起こると思う。負債の切り離しをしてその実態を隠し通せばもしかしたら2年は持つかもしれない。しかしどう転んでもそれ以上は無理だろう。新しい未来を感じる投資先がその間に出てくれば、、、場合によっては、、、となるが、そうした前向きなものはあるはずもなく、まず無理。逆に、後ろ向きの仕方ない投資としてなら可能性は多少ある。宇宙人の集来に備えるとか、やはり第三次世界大戦ということになるのだろうか。命の危機が来たときだけ、経済の問題は小さく隠されるのでよく使われる手である。しかしその場合でもまず大きくルールを変更してからでないと無理。それだけ今回の経済異変には緊急性がある。注意点としては、アメリカと関係する資産はすべてなくなり、その結果、たちいかなくなる企業や国が出てくる、、、そのことがわかった時点で次のプロセスが始まる。それが1月末から2年以内であると私は思っている。日本のお金の多くはアメリカ絡み。だから政変も起きるし、企業もおかしくなる。アメリカでは日常品以外の物を買う人がいなくなるという極端な状況になるので、アメリカに物を売っていた企業はすべて体制を変えなくてはならなくなる。外需頼みの日本はとくにそうなので、内需への変更政策が大切なのだ。これがキーポイントである。国も企業も人も、外需適合生き方から、内需適合生き方への変更が求められている。ここにすべての生き残りのポイントがある。具体的なキーは、ふたつ。やさしと、芸術性。内需拡大のキーは便利さでも早さでも安さでもない。やさしさ、芸術性にある。大量消費はだんだんと消えていく。お金が動く先は、便利さでも早さでも安さでもなく、そこに息づくやさしさ、潤い、人間性、美しさ、感動性、、日本人はいづれそういうものにしかお金を使いたくなくなってくる。朝からコンビニで味噌汁やおにぎりを買って、、、という生活スタイルも、満員電車も、休日だけの混雑した場所も、だんだんと変わってくる。それはこれまでの価値を支えた風景であった。巨大スーパーが動かなくなれば、良心的な村の商店が、これまで消えていた町の商店街が動き出す。閉まっていた豆腐屋に息子が戻り、前よりもおいしい豆腐を作り出す。これが日を追うごとに結構売れるようになってくる。一年に一着も売れなかった洋服屋に娘が戻り、店先でミシンでオーダー服を作り出す、、、これがそれなりに人気が出てくる、、、丁寧に、やさしく、愛をこめて、芸術性があるものが、よくお客に喜ばれる、、、。この意識変革が個人でも企業でも国にも問われる時代が訪れようとしている。これがわかってくると、これがマジョリティになってくると、この国は輝き始める。