公演は終えた
昨晩は第一回の公演を無事に終えた。ほぼ満席のお客様のご来場、ありがとうございました。遠方からいらしてくださった方も多く、感謝いたします。お礼とあいさつにお時間もとれず、申し訳ありませんでした。披講の不思議な世界に多少なりとも触れていただけたのではないでしょうか。
最後の二曲を歌うとき、会場では涙をおふきになられている方がけっこういらっしゃいました。そこまで心をこめて聞いていただき、ありがたいことだと思いました。
さあ、これからは仕事をしなくては。と、現実モードに入る暮れとなりそう。
しかし不思議だったのは、まず、私がスサノオの古事記を朗読したのだが、緊張もあったのかもしれないが、とにかく体調が悪かった。倒れないかと思うほどだったのだが、そのままリハーサル。リハーサルでは会場を暗くした本番と同じように行うので、客席の方は見えないものの、紙をめくるようなうるさい音が続いてやまないのに腹を立てた私。カーッとしたとたんに体調がよくなり、荒ぶる神が助けてくれたような気さえした。明るくなって会場を見ると、招待席にご案内の紙を張ってくださっている音だった。うるさいと思ってしまった。真っ暗闇の中で必至にやってくださっていたのだ。人間、ちゃんと理由もわからずに怒ってはダメだと思った。
関係ないが、今週いっぱいでどうやら恐慌第一派がやはり終えたと思う。これから春先ごろまでは何となく戻していくのではないだろうか。株も商品もすべてのものがその傷口を回復していく。大恐慌とはそういうもので、決してよくなっているのではない。やはりアメリカはもう終えていく運命だと思うし、世界の経済も金融も奈落の底に落ちる可能性が高いが、これからしばらくは平静を装うのではないだろうか。大きなだまし上げの時期に来ている。