隠れた事態の進行

本日も株価は上昇中。日本株は確かにかなりの割安感がある。それとは別にかなり深刻な事態が実は進行している。国家の最後の砦である国債をとりまく状況に変化が出ているのだ。ついにやってきたかもしれない大震動の予兆。比較的弱小の国においては国債の取引の売買が成立しない状況。アイスランドがデフォルトしたことはニュースでも語られているが、アメリカ国債においても取引は低調そのもの。短期債はどうにか頭を下げて買ってもらえたとしても、長期国債を誰が買うだろう。アメリカの数十年先の金を誰がいま信じるというのか。必然的に長期金利はアップしていく。まあ、日本からのアメリカ国債売りは出ないだろうが、怖いのは中国のアメリカ国債売りだ。もしこれが出たら本当にどうなるかわからない。また出なかったとしても、この後に及んで長期金利の上昇がもたらすことを考えると、結構怖いものがある。今回の金融崩壊が国債という次のステージに入りつつはることは忘れてはいけない。