再びダイエット

経済問題の話しばかりだったので、再びダイエットに話題変更。この数週間の私流ダイエットで体重はそれほどでもないが体は確実に軽くなった。しかしいささか青み魚に飽きてきた。さんま、さば、あじ、いわし、、、。毎日食べてこれらが体によいことをほぼ確信した。もう一度、私のダイエットの考え方を下記します。

 ダイエットの失敗には血糖値の問題がある。血糖値が急上昇、下降を繰り返すと、どうしても空腹感に堪えられなくなる。淡水化物中心の食生活は、よほど体を動かすような場合をのぞいて、血糖値の急上昇、下降のパターンから抜けられず、空腹に耐えられなくなる。
 
一方、人間の体に蓄えられる油分は、摂取したそのままの油が蓄えられる。炭水化物は一度でんぷんとなって吸収されるが、油だけは摂取したそのままの油が体につくわけだ。美肌を研究していて知ったのだが、美肌づくりのためにはだからどうしてもよい油が必要になる。この際、牛肉の油は溶解温度が高いので、なかなか溶けない。溶けないということは、一度体についた油は、溶解温度が高い場合、代謝されずに古くなり、酸化すると考えられる。古い油が体に蓄えられ、酸化するとは怖い話。健康のためにも、美肌のためにも絶対に古い油を体につけておくわけにはいかない。
 そうした油をとり去るのが、青み魚の油なのだ。

美肌の実験のために青み魚を食べはじめた私は、肌にそれがよいこと、目によいこと、頭の働きによいこと、体が軽くなることなどを実感。

そして思ってもみなかったことを発見したのである。

ある日、私は仕事で忙しかった。なので食事を作ることも、食べに行くこともかなわず、買っておいたさんまを焼いて食べることにした。ご飯はなかった。さんまだけではさびしいので、冷蔵庫に入っていたキノコ類をどっさり鍋にいれ、みそ味でキノコ鍋をたくさん作った。食事はこれだけ。まず、サンマを焼き、大根おろしで食べる。結構、サンマの油のおかげで意外におなかがいっぱいまではいかないが満たされる。きのこ鍋をたべて満腹。数時間仕事したのち、おなかがすいてきた。何もないのでキノコ鍋を食べる。すぐに満腹。そして夜となり、かなりおなかがすいてきた。残りのきのこ鍋を食べてから、今度はイワシを一匹焼いて食べる。かなり満腹。ここにいたっておかしいと私は思う。ぜんぜんカロリーとってないじゃない。なのにけっこうおなかいっぱいだ、、、と。数日、そんなことをやってわかったのは、青み魚を食べると、おなかが持つということだった。しかもおなかがすいたときに、炭水化物中心の食事だと、血糖値の上下によって、空腹感を覚え、炭水化物を食べないと満たされなくなる、、、なのに、青み魚の場合は、炭水化物を食べなくても、キノコ鍋のようなカロリーゼロの食事でもおなかが満たされることに気づく。しかも体にもよく、肌にもよく、すばらしいことに気づく。

朝10時  さんま一匹   350カロリー
      きのこ汁     50カロリー
午後2時   きのこ汁     50カロリー
午後7時   いわし一匹   200カロリー
       きのこ汁     50カロリー
午後11時   まめかん    200カロリー

合計  900カロリー

上記の食生活など栄養の点からもちろん進められないが、わたしが言いたいことは、たった900カロリーの摂取でそれほど空腹感を抱かなかったという点にある。
たとえば、理想的な献立を下記してみよう。

朝7時半   いわし一匹
      煮物野菜
      ご飯一杯
              せいぜい450カロリー
昼      アジ一匹  
       おひたし
      ご飯軽く一杯  せいぜい300カロリー

夜      けんちん汁大2杯
       めざし3匹  せいぜい 350カロリー

上記メニューを実際に試してほしい。合計で1100カロリーである。これなら絶対に続ければ痩せる。しかもだ、試してみればわかるが、本当におなかがすかない。しかも体調が3日めぐらいからすこぶる良くなってくる。この後、就寝前にシェリーでもほんの少し飲めば、美肌には決定的な効果がある。

私は上記のような食生活をわずか10ほど続けただけで、その効果に本当に驚いた。生野菜しか食べない、それでいてチョコレートを食べてしまう、、、そんなダイエットがもっとも愚かであり、愚かな結論に至る。ぜひとも自分にあった形に変形してかまわないが、青み魚中心、炭水化物を減らす、、野菜、海藻は積極的に食べる、、、以上でどんなことが起こるか、よく観察されてご自身のダイエットというか、本格的な健康法を実行してみてほしい。上記のような食生活を続けていくと、毎回、何かおいしいものをたべようとしている現代人の貧しさというか、おかしさに気づく。おいしい食べ物は本当にうれしいが、毎回、何かおいしいものを食べようとするのは、どこか違和感があることに気づく。体に必要なものを摂取する。昔、日本軍の異様な健康さに驚嘆したアメリカ軍はその秘密が近海魚にあることを知った。そして日本人の食を変えさす深慮遠謀に出た。まんまと私たちはそれに乗ってしまったが、もう一度、近海魚中心の食生活に変更し、再び高度の健康を取り戻すときが来たと勝手に思っている。断食やダイエットしてやせたはいいが、その後心筋梗塞や心不全を起こす例を何度も見ている。おそらく急激に体から油を失うためだと思う。青み魚の良質の油を摂取しながらのダイエットでないと危険もあると思う。ぜひとも参考にしてください。もっと研究し、この成果は何かにまたまとめるつもりでおります。皆様のご体験談などお寄せください。