おうし座新月
おひつじ座新月の星のローズ水プレミアムは予約段階でほぼ規定の本数に達してしまい、多くの方にご迷惑をおかけしました。おうし座新月のプレミアムはかなりの本数を作ります。というのは、14日から始まる第十回バラとガーデニングショーでの販売分があるため。しかしどの程度の人が買ってくれるのかわからず、本当に手探りでの船出という感じ。とりあえず600本のプレミアムを作る予定でいます。調合は本日終えており、いつもよりかなり多めの調合だったのでローズによる酩酊状態。ローズの原液を扱うとどうしても酔います。しかしダマスクローズで酔えるなんて、ほとんどの人が体験したことのない贅沢な酔いかも。シンナー遊びはしたことはないけど、最高級の酔い方だと思います。私のところで使用しているダマスクローズは成分分析をした結果、自然界の不純物が入っている本物であることがわかっています。はじめ、不純物が入っていると聞いて驚きましたが、本物には必ず含まれている、自然界の不純物ということで安心。さすがはシャーリープライス社だと思った。私がもっとも信頼している会社です。ブルガリアのダマスクローズは年間に400キロ程度しか抽出できません。そのうち、i-roseだけで1パーセント弱を使っている。私のような零細のところが小規模にローズ水を作っているだけで、世界のダマスクの1パーセントとは。これは大変なことで、大手の化粧品会社がもし、本物のダマスクローズをメインにした化粧品をつくったとしたら、年間抽出量をおそらく数日で使いきってしまうだろう。現実的にはそれは不可能なので、ダマスクローズはどうしても限られた、極一部の人だけの手にしか入らない、そういう宿命を持っている。私のような小規模経営だけがダマスクローズ主体の化粧品をつくることができるという、不思議なめぐり合わせ。i-roseには、貴重なダマスクローズの原液がどの商品にも一滴は含まれている。石鹸にも含まれている。それを1050円で売っている。ありえないことです。普通の化粧品の原価は定価の数パーセントだというけど、i-roseは50パーセント。新月の力とダマスクローズの力の相乗作用で奇蹟の化粧品になったと思っている。最近引き合いが非常に多いのは嬉しいが、このまま行ったらおそらくダマスクローズが手に入らなくなるのではないか、という不安が大きい。きっとそうなるような気がする。手当てできるうちに手に入れておかねば。10年後にはきっとダマスクローズは今の10倍以上の値段になっているのではないだろうか。クレオパトラから始まって、マリーアントワネット、エリザベート、ポンパドール、マリアテレジア、ジョセフィーヌなど、歴史に名を残した女性はすべてと言っていいくらい、ローズ好きだった。貴重なローズエッセンシャルオイルは、時の権力者以外に手に入らないものだったのだが、手に入れて使ってみると全員がとりこになった。私も今、ダマスクローズがむんむん香る部屋で日記を書いているが、本当に酔っている。何に酔っているのかというと、生きることの幸せに酔っている。私自身、とくによいことがあったわけでも何でもない。昨日の天皇賞でも大きく外れている。仕事にも追われていて、体力も限界で決して客観的には幸せな状況とはいえまい。なのにこの幸福感は何だろう。ああ、バラの精、花の精よ。花には何と力があるのだろう。バッチのフラワーエッセンスを体験したときも感じたが、本当に力がある。井村君江先生と対談してから、あらためて植物の力に気持ちが向いているが、この春の妖精茶会はクローズでしか行えなかった。しかし井村君江先生も先生のお仲間も、私の妖精茶会にとても関心を寄せていた。今度宇都宮で合同の妖精茶会をやりましょう、、、という話になった。いずれご案内することになると思う。結局、ジョセフィーノさんが言うのも、もっと妖精と仲良しになって人間は責任ある地球の住民にならなくては、、、ということなのだ。そうでないと、温暖化始め大変な事態に陥ると。そう、妖精とは中世の魑魅魍魎とは違い、今こそ重要な時代。木を植え、花を咲かせ、アスファルトをひっくり返して土に戻し、妖精と共に地球を楽園にしていく、、、これ以上、大切なことは今はない。香りの復活、花の復活、古代から続いている人間のお仕事の復活、妖精的なるものか、怜悧な計算と損得が勝つのか、やってみようじゃないか。と、ダマスクローズの香りに酔いながら支離滅裂な文章を書いてます。