土星祭
12月29日の土星祭のご予約をうっかりしていて締め切るのを忘れていました。定員をオーバーしましたので、本日で締め切らせていただきます。狭いアトリエですから、ひょっとして大丈夫かなとの心配もありますが、何とかなるでしょう。楽しみにいたしております。お申し込みいただいた方にはその都度お返事を差し上げたつもりですが、まだ場所の案内などない、という方がいらっしゃったとしたら、お手数ですがご一報ください。ご案内いたします。
明日は披講学習会の忘年会。来年早々の12日の土曜日には、早稲田大学で披講がある。早稲田大学16号館の106教室で15時半ごろから始まる。どなたでも出席が自由ということですので関心がある方はぜひいらしてください。私も発声という出だしの句を一人で歌い出す役で出演します。与謝野晶子の歌などを歌います。正月ボケでしょうからどうなるか不安ですが、風邪はひかないようにしておかなくては。12月の20日には披講の売り込みでプロダクションに伺う予定も。おそらく披講と芸能プロダクションではマッチングが悪いかもしれないけど、意外と若者に、倍音芸術として受け入れられる、、、なんて幻想かしら。まあ、無理でしょうが行ってみます。私自信は披講にこの数年はまっています。不思議な場の空気を作れる音楽で、場が清められる印象がある上、それを聴いた人は体がポカポカ温かくなるなどの影響が出てきます。不思議で魅力的な音楽です。声明やお経、祝詞とも近いですが、日本最古の歌い方のひとつでいまなお生き続けているところに生命力があるし、それは今でも決して衰えていません。とくに音楽のプロが聴かれるとみな感動してくれます。土星祭でもまた歌わせていただきます。しかし暮れの多忙さには本とうに辟易します。大体無理があるんですよね。1月1日の正月には。やぎ座の10度ぐらいですが、何の根拠もない日を一年のスタートに決めたわけで、せめて太陽が水瓶座入りする1月21日頃が正月ならわかるけど、現在の1月1日が初春であるわけがないと思う。しかしお天気は大体いいのは不思議ですね。太平洋岸の話だけなのかもしれませんが。来年は子年で新しい周期が始まるわけですが、世界的な景気の後退が予想されていて、宴の終わりを実感する年になりそう。日本だけはもう10年以上前に宴が終わっていたから外国に比べると影響も限定的だと思うけど。まあ、どちらにしても平穏な年になることを願わずにはいられませんが。お金信仰がやはり行き過ぎましたね。世界的に。豊かになることは素敵ですが、お金に執着してしまうと幸福感はある程度のところから反比例する。幸福になるためには、できるだけ小さなことで生きる喜びを得る、という姿勢が不可欠。小さければ小さいほどいいんです。道端の花が咲いた。ごはんがおいしい。風の音に聞き入る。潮風の香りに幸福感を抱く、、、、。何でも良いけど、日常の小さなことに生きる喜びが感じられたら、すべてが嬉しくなってくる。お金持ちには残念ながらこれがすくない傾向も。お金持ちが悪いのではなくて、お金に執着すると小さな幸福が見えにくくなる。競馬で一生懸命のときには、私も南風が吹こうが北風だろうが意に介さなくなる。しかし勝負に負けた帰り道、寒い日に南風が吹いたら、ああ、この冬の向こうに春が、夏が、、、と感じて素敵な気分になる。競馬に負けてお金に執着が消えたからとくに美しく感じてしまう。これが大きく勝っての帰り道だとそうはいかない。次週のレース予想などをわけもなく考えはじめ、自然の美しさ、有り難さが目に入らなくなる。電車が混めば、押されたときには押し返したりしているが、すっからかんに負けたときは、満員電車で揺られるのもお互い様、、、などと感じたりする。本当に不思議で人間などかなりテキトウななものだと思う。現代人はお金に執着しすぎてかえって損しているのかもしれない。競馬と言えば来週は今年最後の有馬記念。どなたかもし競馬の夢などご覧になったらぜひ教えてくださいね。