妖精祭打ち上げ

昨日は立春。ようやく春の気配が陽の長さや光の強さに感じられる時期になった。昨年暮れの妖精祭のお疲れさん会とMTさんの送別会を兼ねて昨日は東京アトリエでミニパーティを開いた。妖精祭と同じく、マリイ先生と私の歌、いらしたほとんどの方が歌うか、ピアノを弾くかされてとても盛り上がりました。しかしマリイ先生の歌はやはり見事でした。眠れ良い子よ、、、をマリイ先生が一番を、私が二番、三番をデュエットさせていただいた。私はそのほかに、父母よ、という名曲を林氏と6番まですべてを歌い、そのほか、暮れにも歌った帰れソルレントへ、を歌った。また林氏とは、MTさんの留学の無事を祈って、和歌披講をした。なんだか結局妖精祭と同じプログラムになってしまったが、今回はお疲れさん会でもあるので、気が楽で、時間も十分にとって遊べました。1時からはじまって散会したのが午後6時だった。今年の暮れには、占い界のスターが集まって、妖精音楽祭をどこかのホテルなどでディナーショウ形式で行うのも楽しい、なんて思った。ちょっとしたトークと、参加者を幸せにする歌などを歌う。おいしい料理とあいまって意外に大勢の方がいらしてくださるのではないだろうか。占星術界だけでは歌い手は少ないかもしれないけど、まりい先生の歌なら、まあ、4曲は行っても絶対にゲストは喜びます。私が二曲ぐらいなら、なんとか絵になるまで頑張る。これで6曲、そして幸せを運ぶ和歌披講を一曲、で七曲、ピアノの名手が何人かいらっしゃるので、二人ぐらいに弾いていただいて、9曲。さらに鏡先生やあこ先生のトークショウ、ミニワークショップなど、来年を占う全員参加のトークショウ、松村先生が来年を表す一文字を発表するとか、注目点を語るなどで登場してもらうとか、けっこう役者はそろっているのが、意外に占星術世界かも。ルネヴァンダール先生にも何かパフォーマンスをお願いしたり、詩の朗読を門馬寛明先生にお願いするなども、まず無理だとは思うけど、夢は広がります。私は日本の占星術界の大御所である門馬寛明先生の隠れファンだった。ずっと長いこと。先生のジプシートランプというその昔に出版された本があって、それを読んで実は驚いた。この方は詩人だと思ったのだ。以来、私は門馬先生の隠れファンなのである。やぎ座の人間のロマンというのも知ることが出来た。一般的にやぎ座は詩やロマンとは縁遠いものに感じられるが、実はそうではない。生活に直面し、そこから安易な逃げを打たず、真摯に現実を見つめるところからしか出てこない、深い詩的感動はやぎ座の世界なのだ。現代のあんちょこな価値感、世界感からはわからない、深い現実直視による運命を受け入れるものだけに磨かれる詩的センスが門馬先生にあると思った私は、そのジプシートランプ占いをほとんど丸暗記するぐらいに読んだものだった。日本の占星術界は、門馬寛明先生、潮島ゆうこう先生、石川源光先生、トービス星図先生などが先人となって始まった。その後、そこから多数のお弟子さんが世に出ることになる。門馬先生からは紅亜里先生はじめ綺羅星のごとく多数の先生が世に出て行き、潮島先生も同様だった。また石川源光先生のところからは大変優秀な方々が世に出て、天体の軌道計算式などを一般に融通してくださり、占星術界を深いところでバックアップされている人を輩出している。またトービス先生のところからは、ルルラブア先生、フェニックスノア先生、という両天才占い師が出現し、ご子息も天才で神秘に近い分野で活躍されていらっしゃる。私も最初に門を開いたのはトービス先生のところだった。その後、門馬先生の明暗塾に2年、石川先生のところでやはり2年ほど学んだ。まだ20代のことである。また別ルートからはイギリス留学が機縁で神秘学の世界に入ったルネヴァンダール先生、また星占いの館シグマは独自で天文暦を出版し、占星術界に新しい流れを作った。その中心にいたのが、Gダビデ先生、そしてその参謀役であったのが、この私だった。私はその後Gダビデ氏とは道を違えることになるが、Gダビデ氏に協力して急速に頭角を現したのが、今の鏡リュウジ先生だ。また独学で天才の領域に達した松村清氏、鏡氏、松村氏とも、日本が生んだ天才占星術師であり、どちらもうお座である。こう考えると、日本の西洋占星術史がすでに存在していることに気がつく。いづれ何かでキチンと取りまとめる必要があると思う。ここに名前が挙がらなかったなかった天才クラスの占い師はまだ多くいるし、まだまだ色々な流れもあることを付け加えておかなくてはいけないと思う。キラ星のごとく実は凄い人がいるのが、日本の占星術界なのだ、と改めて思う。