しつこく林葉直子さんについて
しかしタロット占いをしていたというのは本当に驚きだった。でもあの人にあっているような気もする。とにかく変だけど、頭はいいし、若い時代にかなり傷ついているのだと思う。水瓶座は若い時代に傷つくと、かえってその純粋性を持続させることがある。周囲はからは曲がったように見られるけど、内面の純粋性は逆に維持できる。生き方の下手な人というのは、水瓶座に限らず、そういうもの。私は昔から、人間に好かれる人と、神から好かれる人は違う、、、と思ってきた。これは今は亡きルルラブア先生がよく言っていた。愛ちゃん、人間に好かれる人と神に好かれる人は違うのよ、、、と、いつもの言い方である。その中で、ルル先生は私のことを、愛先生は人間に好かれる人、という立場で語っていた。そしてご自身は、神に好かれる人、という感じだった。自分を偉くしてそういうのではなく、人にはわかってもらえない存在として、一種の寂しさをこめてそういった印象だった。確かに、出生のときから親に見捨てられたルル先生は、神が救ってくれたことで生きてこれたひとなのだった。また私が神には嫌われる、という意味ではなく、人に好かれる、、という面を一種のうらやましさをもってそう語ったのだ。本当に人に好かれるかどうかということよりも、甘いことが許される人生と、厳しさの中で育つ以外にない人生との対比として語った言葉でもあったろう。袋子という言葉を知る人は少ないだろうが、生まれてきたときに、白い幕に覆われて生まれてくる子供がごくごくたまにいる。まるで卵が出てくるような印象で、袋子と呼ばれる。アメリカインディアンは袋子が生まれると、それは大酋長になることを意味する。ルル先生は大酋長、すなわち大シャーマンの資格をもって生まれてきたのだ。だが、親はそれを見て、戦中ということもあり、理解できず、死産として片付けた。しかし数日たっても生きているということがわかり、命拾いをするという過酷な出生をされた、本物の大シャーマンだったのである。まずルル先生に質問して答えに納得がいかないことはなかった。私は人生相談のプロだが、自分が人生相談をしたときが一度だけある。ルル先生にである。その時、私はある出来事の渦中にあって、対処に困っていた。一応対応策は決めていたものの、これはルル先生に相談したほうがいい、という直感があり、相談に乗ってもらったのだ。するとルル先生は私の判断とまったく逆の判断をされた。運よく、方針の転換は奇跡的に間に合い、私は難を逃れることが出来た。自分の判断のままに進めば、もしかしたら命にかかわる大変な事態が起きていた可能性も今思えばある。私はルル先生のお陰で命拾いをしたことになる。事態が収束したそのあとの言葉がさらに振るっている。ルル先生は私を真正面から見据えて言った。しかし、愛先生、気をつけてください。悪魔に狙われています。今回の出来事は加害者の人も自分で何をしているかはわからず、何か大きな力に使われてこの事態を起こしたのです。しかし、そのやり方が、愛先生の一番弱いところをついてきているのが気になるのです。裏に悪魔が働いています。どうかお気をつけください、という。悪魔に狙われているといわれて驚いたが、物事を霊的構造物として眺めることが出来る、まさに大シャーマンであったと思う。ちなみに完全な袋子は大シャーマンで、数百万人に一人、生まれるかどうかである。袋の一部を身につけて生まれてくるのが、小シャーマンといわれる、超能力者としの力を持つ人だ。これもかなり少ないが、稀有な才能の持ち主であることは変わらない。アメリカインディアンで言う小シャーマンである。林葉直子がその後タロットに向かうあたり、もしかしたら袋子軍団の一人だったりするのではないだろうかと、勝手に感じる。縁があればきっと会うこともあるだろう。しかし私はどうも水瓶座の女性とは最終的にけんかをしてしまう。なぜかわからないが、そういう流れに自然になっていく。こちらがけんかをするというよりも、なぜか相手が怒りだす、、、というパターンが多い。そんなに悪いことしてないのに、、といつも思うのだが、これまでいつもそうだった。勝手な想像でいうなら、おそらく林葉嬢ともけんかするだろうな、と思う。でも私は水瓶座の女性を心のどこかで応援している。顔や態度に出したくないけど、、、。水瓶座は自分から打ち解ければ人間に愛されるが、心を閉ざすと神から愛される人間になるのだろう。しかしそうなると人生は厳しくなる。では神からも人間からも愛される人とは、、、いづれ語ります。