はい、どうぞ。
できましたよ。信州産のまつたけご飯。国内松茸だよ。というわけで、このほか、本日は土瓶蒸しも作ってたべました。わずかだけど信州の松茸が送られてきた。昨年は国産松茸とは縁がなく、二年ぶりのことです。ありがとう。私は土瓶蒸しをつくるのが好きで、けっこうおいしく出来ました。えびをお酒で洗い、銀杏と三つ葉、そして松茸というシンプルなもの。味付けは塩、酒、しょうゆ少々。これらを土鍋に入れて火をかけ、プワッとふいたら出来上がり。写真の松茸ご飯もまったく同じ。松茸、塩、しょうゆ少々、お酒少々。すべてを入れて電気釜のスイッチオン。家中にえも言われぬ良い香りが。私のオヤジは昔は松茸などいたるところにあって、子供時代にはとってきて、新聞紙を濡らし、松茸を包んでそれを焚き火の中に放り込んで蒸して食べたとか。一度やってみたい贅沢ですね。ジャガイモはよくやるけど。しかしもう10月。おいしいものは多いけど、あと三ヶ月で2007年とは。いまの日本は世界から急速に取り残されている感じがするけど、活気ある海外を一度ゆっくり見てきたいと思う。ベトナム、中国、インド、ブラジル、、、先進国にない勢いがあるのでしょうね。目先のことにこだわりやすい日本人ですが、ここで通用している常識は世界とは違うらしい。日本の常識、世界の非常識、、、といわれるぐらいだから。昨日のディープインパクトも、残念、3着でしたが、単勝の配当が断然の一番人気で1.1倍だったとか。私はああ、あ。と思った。どうせ日本人が買い占めているに決まっている。それを見て、やはりディープは危ないな、、、と感じた。うまくいえないが、日本人のそうした期待とお膳立てでうまくいったことがあっただろうか。リッチな日本人が大挙押し寄せ、単勝が当初3倍以上もついたので、十万円単位で多くの人が買ったのだと思う。そうすれば飛行機代が出る、、、といった感覚だったのだろう。しかしあまりに世界を知らないと思った。大体、ディープはサンデーサイレンスの代表馬で、日本で成功した配合。ロンシャンの重たい芝、2400メートル。昨日の勝ちタイムがなんと2分31秒7である。日本の最下級条件馬でさえ、もっと早く走れる。それだけ重たい馬場だったということ。これは最初からわかっていたことで、ディープの個性にあっていない。日本では2400をディープは2分20秒台前半で走るだろう。10秒近い馬場差があるレースである。そこで働ける馬の個性は異なるのだ。だが、人は世界1、最高のレース、、、という誘惑に弱い。もちろん、その挑戦自体に問題はない。しかし無責任に絶対勝てる、的に考えたら馬はかわいそうである。日本の競馬場でのレースではまちがいなくディープはナンバー1だ。しかし何がなんでもどこでもナンバー1ではありえない。夢は大切だが、1.1倍という日本と同じ倍率にしてしまうところがかわいそうな気がする。あと、凱旋門では、負担重量に問題がある。このところ、10年のうち、3歳馬が8頭も勝っている。負担重量が非常に有利なのだ。4歳馬との間に3.5キロもの差がある。これは普通ありえない。伝統なのでしかたないのだが、明らかに3歳馬が有利である。あの細いディープに59.5キロ。しかも2分31秒7という重たい馬場。有利だった3歳勝ち馬とわずか1馬身差以内に来たということは、ディープはやはりとんでもない馬だったと思う。とんでもなく強い馬なのだ。なのに、多くの人は今度は負けた、まだ強い馬がいた、、、と思っているのだ。応援も無責任だが後の解釈も無責任に私は感じる。やはり恐ろしい馬である。普通なら3着どころかこどこにもなかっただろう。ハリケーンランは差のある4着。シロッコにいたってはどん尻だった。それだけ負担が不利だったのだ。しかもディープはロンシャンの馬場になれていない。やはりディープが世界1強い馬だということが、実は昨日、見る人が見れば分かるレースなのだ。もし芝の軽い、アメリカの競馬なら、おそらく5馬身は離して楽勝していたはずだ。私は馬に妙な英雄主義を科すのは嫌いで、その馬にあった条件で大成して欲しいと思う。来年はこれに懲りず、メイショウサムソンが行くのがいい。メイショウサムソンなら良馬場での重たい馬場の適正があるので、勝てるかもしれない。