23日は年に一度の短歌大会

23日に私が主催する星と森国際短歌大会が、飯田橋駅から神楽坂方面にいった、ちょっと分かりにくい場所ですが、袋町106番地の日本出版クラブ会館にて、午後4時から行います。日記でもたまに語らせていただいていますが、和歌を披講する、大変珍しい会です。宮中歌会始めでは、7人の編成による披講が行われますが、ここでは13人の大編成による歌会です。また男女共に行うのは、冷泉家などの披講と同じですが、人数が多いので歌の迫力はあると思います。私は主催者席にいるため、今回は歌えないのが残念です。全国から3000首以上の和歌が集まり、その中から、3首が選ばれて披講されます。大賞者には50万円の賞金が出るのですが、それにふさわしい、いい歌がこれまでにも集まっています。これまでの大賞歌で印象に残るのは、2回目の月という題の歌。戦いのとぎれしあいま、いくさ人、我を照らせし沖縄の月、という歌には感動した。また海の題も素晴らしかった。魚でも鳥でも人でもなくなって暮れてゆくまで海をみている、、凄い歌だと思う。鳥の年も凄かった。万象は翡翠のうみに眠りおりうつつにくらき白鳥の声。個人的に好きだったのは、雪という題での3席の歌。初雪と共に降りくる観覧車の少女の手話は恋を告げおり、という内容にしびれました。今年も素晴らしい歌が披講されます。私も作らねばならず、下手な自分の和歌が披講される恥ずかしさに耐えねばならない。昨年は衣という題だったが、下手な歌だがみなの評判は良かった。色あせし引き出し奥の夏服に過ぎにし恋の息吹残れる、という歌。披講すると、良い歌とそうでない力のない歌の違いがはっきりしてくるので、とても残酷です。今年の歌ははっきり言ってあまり自信がないので、今年もおそらく恥をかくでしょう。というわけで、短歌や、短歌を歌うということに関心がある方は、ぜひいらしてください。無料です。受付で、hpの案内を見て来た、と言えばどなたでも入れます。