二冠達成

メイショウサムソンはダービーも勝ち、見事二冠達成。もしかしたら二年連続の三冠馬を見られるかもしれない。私も珍しくダービーをとった。パスポートが二着だったらかなりの儲けだったのに、3着ということでまあ仕方ない。先日ニッポン放送で愛先生、何を買いますか、、と尋ねられたので、迷わずメイショウサムソンというと、でも騎手は大丈夫ですか、、と不安気。すかさずわたしは、石橋には死に物狂いで追ってもらわなくては困る、、とこたえるとどっと笑いになった。しかし今日の石橋騎手は本当に死に物狂いで追った。ゴール過ぎの顔を見ると、なかば放心状態に見えた。嬉しいとかやった、とかいう気持ちではなく、放心している。今頃、やっと勝利の実感がわいてきているのではないだろうか。地味な活躍しかしてこなかったが、最高の舞台の今日は主役であり凱旋であった。男の世界にはこういうことがたまにある。厳しい実力の世界で浮く人も沈むひともいる。時には沈みっぱなしのときもあるが、逃げるわけにもいかない。死に物狂いで勝利を捕まえる、これは男に生まれた定めでもあるのだが、最近はあまりこういうことは起こらない。負けるのもあいまい、勝つのもあいまい。しかし競馬では皮肉なほど結果が出る。石橋騎手はお金では変えない気著な経験を積んだことだろう。彼のことだ、やさしくなっていくのだと思う。命がけの戦いに勝った男だけが、真のやさしさを体得していくことになる。官僚や合理主義の世界からは、真のやさしさは決して出てこない。