2003年01月23日(木)雨
日本は今デフレで大変ですが、デフレは行き着くところまで行くというのが、経済学のセオリー。確かにどこでも安売りで現金化を急いでいる感じがします。早くお金にしておけば在庫のコストもかからず、お金が勝手に値上がってくれるのですから、そうなって当然なんでしょうね。ものが豊かにある時にデフレが起きると、最後には妙な話ですが大インフレで幕を閉じるはず。金融が崩壊するからです。デフレとインフレは紙一重なんです。いよいよ先が読めない時代に入っていますね。デフレが行き着くと借金が返せなくなるので、バブルの遺産がすべてを飲み込んでエンドとなります。結局日本は戦争で焼け野原にされて、次に金融面で二度の敗戦を迎えることになるのではないかしら。どうもそういう方向に向かっていますね。借金がなくて、収入が安定している場合のみデフレはよいのですが、大体は仕事がなくなるとか、少なくなる、、という形で、誰でもお金が入りずらくなるわけです。その人しかできない、、という専門職や特技がある人はデフレ化では比較的によいのですが、日本では画一的な教育で人を育ててきたので、みんなこれというものをもたない傾向が強く、結構深刻になるかもしれません。きょうの国会の答弁を見ていると、あれでは本当に行き着くところまでいっちゃうというような感じを受けました。最後は手におえないインフレになり、借金をチャラにすることを本気で考えてるな、、という気がしました。インフレターゲットには否定的でしたが、それは当然なんです。一定の目標値をもつと、そうでない場合に責任をとられますから。ではインフレを考えていないのか、というとまったく反対で、インフレターゲットどころの数値ではない、とんでもないインフレを起こす気かも。借金がある人や、国家財政にとってはそれがいいんですね。ただし国際的信頼は根底から失いますが。それからかもしれませんね、新しい日本が生まれるのは。私の友人の天才的アナリストのA氏は、絶対にインフレはない、、というのですが、この流れはなんだか怪しい気がします。社会の流れが人為的でいんちきくさいと、なんだか、隠れて暮らしたい、、そんな気がしてきます。今年から来年の二年ぐらい、ひっそりと隠れて、文章の勉強をしながら暮らそうかな、、などと考えてます。結構色々なチャレンジが好きなほうなんですが、初めてです。本気で隠れてひっそりと暮らしたくなったのは。