2002年05月29日(水)晴れ

日本ダービーのショックもどうにか癒えて、日記書いてます。
一番人気で決まってしまうと、私の出番はありません。また来年のダービーに夢を託すことにしましょう。競馬好きな人は、ダービーが一年の区切りになる感じがあるんです。ダービーが終わると、また新しい年がスタートするっていう、妙な感覚。しかし、小泉首相が競馬場に現れたときは、小泉さんには悪いですが、何かケチがつく感じがしましたね。やはり、人気取りのためにわざわざダービーに現れた感じがします。本当に競馬を楽しみたいなら密かに来て、公式のことはやらずに勝手に席から手を振れば、あっ、小泉さんだ、、と、みんなも親しげに感じたことでしょうに。競馬好き同士の一体感がでるでしょうに。政治家と言うのは、いつでも結局は人気取りがすきなんでしょうね。私も若い頃は人の評判や人気が気になったこともあったけど、そういうもので生きていくと、自分の人生がつまらなくなってきますね。人気ほど当てにならないものはないんです。実際、小泉さんは今はずい分人気が落ちましたよね。あまりに早い変化です。人気や幸運は、人が考えているほど大きなものではないんです。どんなに幸運な人でも、その生涯には、私ほど不運な人間はこの世にいない、と、そう考えたことがあるはず。一番幸運な人でさえ、そう考えることがあると思うんです。まして、普通の幸運の持ち主が、自分を不幸に感じることがないなんてことは、ありえないんですよ。では、何が人生の価値なんでしょう。簡単なんです。誰にでも、不幸や不運は訪れます。避けようとしても必ず訪れることはあるんです。そして人間の価値は、訪れた状況に、どういう態度でのぞんだか、そのことだけなのです。幸運が訪れたからよい人生になるのではなく、やってきた事柄に、自分がどういう態度をとったかで、人間の価値は決まるんですよ。不運に嘆き、世を呪うのも結構、しかし、不運の前で、自分に恥じない態度を通したとき、私達は、自分に本当の信頼を寄せることができるようになるんです。そのことが少しでもわかると、人気や幸運は、あるにこしたことはないけど、大したものでないことがわかり、振り回されなくなります。それによって、自分の人生がつくれるようになるんです。しかしそれにしても、ダービーは今年も終えました。もうすぐ三連勝という、上位3頭をあてる馬券が登場。そうなると、18頭立ての場合、なんと800通り以上のパターンがあり、おそらく、軽く100円が10以上、場合によっては100万円を超える馬券が登場します。そうなると、運がよければ、生涯賃金程度を1レースで得るというラッキーも出てきますね。やっぱり、運は欲しいですね。