2002年03月13日(水)晴れ
きょうあたりが花粉のピークだそうです。うちのほうは、もうすでに花粉はピークを過ぎ、すぐとなりの杉からは、あまり花粉は飛ばなくなってます。しかし、この花粉症は、すでに国民病といえるくらいのもので、本気で国家レベルで対策を実行しなくてはならないのに、政治家には花粉症が少ないのかもしれません。全員花粉症になってもらいたいくらい。私はまだ大丈夫なんですが、私の姉などは、花粉症で東京にいられず、この時期は石垣島で毎年暮らしています。戦後に引き上げ軍人の仕事のために、山の木を伐採し、かわりに杉を植えたケースも多いんです。長野あたりでは、ブナ退治、といわれていたという話を聞いたことがあります。ブナの木を切り、代わりに杉を植えたんです。国のやることって、なんでこうなるんでしょう。全員を代表する考えや行動の、限界があるんです。全員とか、大多数という前提にたつと、最悪なものが生まれやすいんです。このことは、論理的な説明ができるのですが、面倒なのでしませんが、悲しいことです。たとえば、公園などを作るにも、本来なら、天才的なガーデンデザイナーをひとり選び、その人に、完全設計させて、個性的な公園を作らせれば、面白いのですが、何区画にひとつ公園をつくり、、、、的に行政の考えが入ると、個の天才性はとりあげられなくなります。頭で考えた、水のみば、亀、ブランコ、、、となり、いくつ作ってもどこも同じなつまらない公園となるわけです。私は、税金の無駄だと本気で思います。しかし、ブナ退治という言葉には驚きました。そういえば、信州の美しいブナ林は、標高の高いところばかりです。今は、不況で就職難なんですから、それこそ、今度は、杉を間伐し、かわりにブナなど、広葉樹を植える作業を、森林十字軍を作ってやってもらいたいもの。とにかく、美しい国にしてもらいたいです。日本は、これから観光立国、文化芸術立国するしかないと、わたしは昔から思っているのですが、その方向に行きつつあるような気がします。産業をひとつ興して公害をもたらすより、みなさん、ピアノを習いましょう、と政府が激励し、100万人が習い出したら、それだけで、10万人のピアノ先生の雇用が確保されます。以下同様に、踊り、歌、演劇、美術、、、、と、きりがなく文化活動が興隆すれば、雇用問題はほとんど解消。しかもいたるところで音楽あり、演劇あり、歌あり、パフォーマンスありと、街中を歩くのが、心底楽しくなるはず。もう、物を作って儲けるなんてことは、他の国にプレゼントし、感動を創作することのみに、日本は特化していけばいいのです。そのことが、世界の人々の見本になるんですよ。そうしたら、アメリカなんか、戦争をやっていることが、カッコ悪くて仕方なくなってきます。ほんとに、かっこ悪すぎるんですよね。暴走族もかっこ悪いし、他者を感動や共感以外でまきこむことは、みっともないことなんです。暴走したければ、暴走地区や暴走の町のようなものをつくればいいでしょう。春が本番となり、田畑の仕事が忙しくなってきました。夜は、カエルがまだ可愛いレベルの泣き声で、それは素敵です。夜風には、どこかしら甘い香りが漂い、冬の星座が別れを惜しむように、輝いています
。畑に残った大根には花が咲き、小松菜にも花が咲いてしまいました。今年は草が生えるのがとても早いです。来週には、もう桜が咲くようですね。