2002年03月09日(土)晴れ

きょうは庭に小さな畑を増設。ゴミのポットが置いてあった場所なので、栄養は十分。広さはわずか二坪ほど。しかし、この二坪は甘く見られません。夏野菜なら、葉ものならまずたべきれないくらい採れるでしょう。ほんと、数人が食べていく分ぐらいの農作物なら簡単にできるんです。あと、予定よりも遅れたけど、枕木の道もほぼ完成。道沿いにも、枕木の道に沿って、一列分の畑を作る予定。歩きながら収穫ができるというコンセプトです。間には花も植えたりすれば、野菜と花との微妙な世界ができるはず。ただこれはセンスが問われますね。うまくいけば素敵な世界になることでしょう。枕木を扱っていると、わんちゃんがやってきて、かなり興奮するんですよね。土を掘る仲間のように感じるみたい。最近は飛び乗ってくるし、けっこう危ないです。でも自分からおなかを見せてじっとしているので、一応忠誠心はある感じなんです。はじめはホントにか弱そうで、おとなしい可愛いワンちゃんに見えたのに、今では、顔つきもせいかんで、メス犬にはどうしても見えません。あいかわらず全速力で走る姿は、見事です。夜中に狸か、何か動物を見つけると、芝の坂を猛スピードで下り、畑を飛び越えて探しに行きます。月に照らされていたりすると、まるで神話の世界のできごとのような、そんな感じがします。仕事で東京にいるときなど、ワンちゃんがひとりでまって
ることがあるんですが、そんなときでも、誰かが家の近くに来ると、吼えて守っていると、近所のおばさんが話してくれました。誰もいない家を守るのって、ワンちゃんには気の毒な話。もしかしたらもう帰ってこないかもしれないという不安がきっとあると思うんです。もともと、前の飼い主に、山に捨てられた犬だったんですから。だから誰もいない家を守るのは、きっと自分のアイデンティティを守るような、複雑な気持ちのはずなんです。ほんと、犬にも人生があると思います。しかし、やっと暖かな季節になってきて、良かった。ワンちゃんも外でもう大丈夫でしょう。犬小屋は買ってきたんですが、結局一度も入ろうとしませんでした。寒い晩はどこか、山の風の当たらない場所で過ごしていたみたいです。チャッシーっていうんです。茶色と白が混じっているから。みっちゃんという子がつけた名前なんです。みっちゃん、チャッシーは元気ですよ。