2002年03月01日(金)曇り
一雨ごとに暖かくなっている気がします。もう3月ですものね。このところずっと忙しくしていましたが、仕事の動きが昔に較べると本当に早くなっています。私のところはコンテンツが重要な収入源なんですが、昔は、ひとつのコンテンツを作れば、それがかなり長い期間、それなりに稼いでくれていた、という感じがあったのですが、今はまったく違います。新しいコンテンツをそれこそ週ごとに増設しなければたちまち売上が落ちるという、厳しい状況。それだけ動きが速いんですね。しかしそうなると、質がおちることが心配なんですが、人間の適応力とは凄いもので、意外にこなせるものなんです。その昔は、同じことをやるにしても、1週間かかったものが、なんと、今では半日でできてしまうというぐらい、適応力はついてきます。よく人間の可能性を信じましょう、的なことは言われますが、本当にわかってる人が言っているか心配なんですが、確かに人間には、もの凄い可能性があると思います。しかもそれは年齢とともに加速していく部分が多い気がします。若い時は何でもできる、とかもよく言われますが、それは反対だと思います。若い時代は、やはり何かをやろうとしても、経験も少ないし、考えも少ないし、本当の自信もないので、実は何でもできるというのとは、違い、何でもできるようになるのは、意外に歳が行ってからでしょう。しかし、それは、個人差の大きい世界でもあるんです。では、その個人差はどこからくるのかというと、やはり、その人が考えていた通りになっていく怖さなんです。あきらめが多い人は、年齢がいっても、何もできないのかもしれません。一番損なことは、年齢とともに固まってしまうことなんでしょう。実際は、そんなことはないんです。ゲーテは、年齢が高くなれば、なるほど見えてくる、成熟してくる、凄い世界を体感していたといいます。ファウストの前編は、後編に較べると、恥ずかしい程だ、ということを言っています。私は決してそうは思いませんが。むしろ、前編の方が好きなくらいです。しかし、ゲーテが何を言いたいのか、何を感じていたのかは
よくわかります。歳がいかないと開けてこない、脳の領域があるような、そんな感じがあったのだと思います。しかし、普通の主婦なども、実は、若い時代とは違う、独特の直感力などが出てくるのが、普通で、私は、中年以降の特に一般主婦は、すでに超能力者であると信じています。不思議と、一般主婦の方が意外にそうですね。人間の可能性について、またゆっくり何回もこの日記で考えたいと思います。