2002年01月21日(月)雨
もの凄い風雨の一日でした。いつもは南西から吹く風が、きょうは東よりからと、反対から吹き付けています。田舎にいると、風の向きがよくわかります。暖かい風で、気温はあがりました。もうカエルが鳴きだしていました。去年も一月中旬を過ぎた雨の日に、カエルが鳴きました。これからは雨のたびにカエルが鳴くはず。スウェーデンボルグが霊界と通信するとき、よくカエルが出てくるのですが、カエルはまさにあの世とこの世を繋ぐ生き物です。夢にカエルが出てくると、あちら側の力を使うことができるので、一般的な方法とは違った形で、大きな幸運が必ず訪れます。カエルの夢はかなり大きなこの世的な幸運を与えてくれます。ただ、頭のいい人は、あまりこの幸運は使えないかも。運と言うのは、どこかしら抜けてる感覚がないとつかめない性質がありますね。たとえば、私がよく出す例にですが、競馬場では、ほとんどすべての人が、自分の予想が良かれと思って、お金をかけるわけです。運の法則から言ったら、皆と同じ意識では、抜きん出ることは不可能。競馬場に10万人のひとがいたら、その人たちと、同じ意識ではダメなわけです。じゃ、どういう意識が貴重かと、考えると、はじめから捨てることを決めるのです。10万の人は、儲けようとする意識で競馬場に来ますから、反対に、捨てる覚悟で、いかに美しく、いかに楽しくお金を捨てるかを、考え、楽しく実行することが、実は、必勝法なのです。しかし言うは安く、行う難しで、めったにそういう意識になれるものではありません。そこに修行が存在するのです。欲を離れ、いかに美しく、お金を捨てることに一心になれるか。私の経験でいえば、そういう意識になったときのみ、実は大きく儲けてきたのです。私は競馬歴が長いのですが、これには例外はありませんでした。儲けられるときの意識が本当にあるのです。しかしそれは儲けようとする意識と反対のものなのです。その意識状態になれたときは、かなりの大きな金額を得られます。例外はありません。誰よりも、ぜったいに負けるものかと、強い意志で望むのも、確かにかつ方法ではあります。一般的な必勝法は確かにそれなんです。強く勝ちを意識できた方が、勝つことは多くなります。しかし、それは威勢の良いときだけで、長く続かず、大きい勝利にもあまり結びつきません。自分以外をすべて敗者にする考えですから、ナンバーワンの意識を常にもてないとやられます。それよりもだれもやってない意識になった方が得なのです。勝利の女神はどこかにいきたくて仕方ないのですが、みんな同じ意識なので行き場がありません。そこに、美しくお金にこだわらない意識をもち、結果にもこだわらないで競馬を楽しむ人をみつけたら、必ずその人に女神の目は向けられます。カエルが教えてくれる開運もこれに似ています。1+1=2ではダメなのです。マイナスとマイナスを掛け合わせた開運法を、人生で私達は学ぶ方がたのしいです。しかし、それにはバカになる部分が大切で、損を恐れず、偶然を楽しむ心の余裕がないとできないことなのです。おそらくそれは競馬に限らず、仕事でもそうでしょうし、恋も、すべてにあてはまることなのではないでしょうか。ほんと、人生、修行だね、とかいいつつ、競馬をやる言い訳だったりして。