2002年01月18日(金)晴れ

風邪はどうにか治ったのですが、まだ腰が痛い感じします。いつまでも休めないのできょうから仕事。延ばしてもらった打ち合わせが待ってます。しかし仕事って何でやるのかなと、ワーカホリック数十年ですが考えることがあります。武田鉄也の歌に、故郷のお母さんが、働け働け働くんだぞ、とか言ってる歌詞の歌があったけど、聴くたびに気持ち悪く感じてました。それが何であっても、やらねばならない、と決められてしまうと、人間はやる気が本当はおきないのではないかしら。要するに義務ですね。義務で私は生きることはできないタイプだと思う。では何が自分を仕事に向かわせているかというと、単純で、それは欲なのでは。仕事すること自体が面白かったり、成功するとお金が入ったり、色々な人と知り合えたり、、、みんな欲なんです。欲張りな人は、多いように見えて、意外に少ないのがこの世です。欲が少ないから義務で動かすしかないのかもしれませんね。義務で動かされたくなかったら、やはり欲張りにならなくては。はっきりとほしいものや、やりたいことを表明すると、すんなりと道は開けるものです。まともな人というのは、相手がこれがしたい、とはっきり言えば、意外に自分の利害と関係なく協力してくれたりするケースが多いんです。こちらが何も言わないうちから、ああしたほうがいい、こうしたほうがいい、という人は、ほとんど本当の力になることはありません。神様でさえ、はっきり願いを言わない限り、決して人を助けたりしないとか。それだけ私たちの自主性を大事にしているわけです。欲を表明することなんですよ。ちゃっかりとではなく、どうどうと。ちゃっかりというのは、本当はずるいんだけど、、、的な雰囲気があって、力がないんです。欲はどうどうと表明すること。ですから、人生の本当の危機は、欲を失った時なんです。私の人生の中で、競馬をやって、負けても買っても、あまりこだわらなかったときが、やはり、危ないときでした。それでもやってるあたりが怖いんですけど。
欲は教えてもらってはじめて分かるものなんです。私たちははじめは両親の欲を見て覚えるわけです。人生に疑問を感じている人は、欲が少ないのですから、周囲の人から、欲を学ぶこと。そして欲を持つ感覚を自分のものにしていくことが大切なんです。最悪の時は食欲からでもいいんです。味に関心がなくなると、やはりどこか健全でない気がしますよね。若いのに味にうるさすぎるのも、何か変ですけど、一応生存の防波堤にはなっていますものね。