2002年01月14日(月)晴れ

三連休はとてもよいお天気でした。きょうは、東京からお客様が四人見えました。風ひとつない快晴の田舎を、十分に楽しんで帰られたみたいでよかったです。家の中は一切暖房もいらず、窓は全開していたのに寒くなかったです。お客様が帰り、日が落ちて寒くなるにつれ、締め切りのことが気になってきました。今月中に単行本を一冊書き上げなくてはならない、厳しい状況だった。あと、約15日。一日15枚書けば間に合う計算。ただ他の仕事もある中でだから、やはり厳しいですね。一時間で約1600字平均で書いたとして、一日4時間は単行本に費やす計算。口述筆記をお願いしたのですが、ライターさんが私の文は特徴がないように見えてしっかりあるため、まとめられない、と断られたとか。やはり、書くしかないわけで、厳しいです。私は出版社もやっているのですが、それは自分の本を出すためにはじめたんです。しかし、他の仕事が忙しすぎて、自分のところで自分の本を書く前に、他の出版社の仕事をしなくてはならない状況が、もう4年以上続いています。自分で作ったおいしい果物を自分では食べられないという、農家の話を聞いたことがあるけど、そんな感じ。糖尿病もそうなんですよね。せっかく糖分を摂取しても、それを消化吸収できないわけです。人間の業とも関係しているような気がするけど、病気と業と言うか生き方は、本当に関係します。日本では腰痛は腰痛ですが、欧州では、腰痛は悲しみと関係すると考えられているし、痔は、じっとしていられない人がかかるし、しゃれではなくて、ホントの話です。関節炎も深い悲しみと関係するし、淋病にかかると、本当に悲しくなり、そのために淋病と言うわけです。また、怒る人は十二指腸潰瘍となるし、怒りを押し込める人は胃潰瘍に。不当な怒りを我慢する人はウツになるし、誰からも好かれようとする人は、やがて無気力に陥ります。責任から逃れることばかり考えている人は、肺が弱くなり、人の話を聞きたがらない人は、難聴となり、不本意な気分を趣味などで発散させてる人は目が悪くなります。自分の体調を高度に判断できたら、きっと誰でも今の自分の問題点を、かなり正確に知ることができるのではないでしょうか。昔の名医にはそういうことができたのかもしれませんね。その昔、森田正馬は、電車に座っている若者を見て、彼は今入学試験の帰り道であり、これまでにたかをくくって勉強せずにきたのだが、本日の試験の結果に自信がもてず、今となって焦りと不安を抱いている、そういう状況である。といい、そういうことは、人間観察が高度にすすめばはっきりとわかるものである、といいました。一度見てもらいたい気分になってきますね。自分の顔を鏡で見れば、きっと、すべてを語っているのでしょうね。自分の人相見になれれば、面白いかもしれません。徳川家康も武田信玄に戦をいどみ、大敗して戻った焦燥しきった自分を絵に書かせ、生涯のいましめにしたとか。占う必要も、考える必要もない、答えは、今の自分の顔のに出ているのかもしれませんね。