2001年11月26日(月)晴れ

昨晩見たテレビですが、宇宙について、最近これまでになくわかってきたことが多いということです。すごいな、と思ったのは、私たちの宇宙の終わり方と、色々な宇宙がどんどん生まれているというインフレーション宇宙のこと。宇宙を解くカギは、真空にあったのがまた面白かったです。真空には、実はエネルギーが存在し、宇宙を引力以上の力で押し広げている。ロマンというか、こんな面白い現実はありませんね。宇宙は永遠に収縮しないということなんです。また、インフレーション宇宙で、他の宇宙に行く通路は、ほとんど狭いのですが、やはりこれも真空の力で、実は押し広げられるのではないかというのですから、未来人は他の宇宙へいけるかもしれませんね。人間も、本当は中心に真空があるはずなんです。真空があるから、実態が育つわけで、中心に真空があれば、エネルギーのぶつかり合いから生じる生きていく上での出来事に、振り回されなくなります。中心の真空は、永遠ということでもあり、中心に永遠があれば、手前のエネルギーのぶつかりあいに、振り回されることなく、そのなりゆきを楽しむことが可能です。宇宙を知ると、私たちの生き方も当然その影響をうけるわけです。私が高校一年生の時に、変わった先生から宇宙の話を聞かされ、凄いショックを受けたことがあります。数学の先生でしたが、一時間に渡って、宇宙の大きさを教えてくれたんです。太陽系から始まって、私たちの銀河、お隣のアンドロメダ銀河、さらに銀河が集まる、星団や星雲に話が及び、その大きさに圧倒されてる私たちに、このちっぽけな人間の頭の中に、こうした大宇宙が収まってる、という形で、人の大きさを教えておちをつけてくれたのですから、それは興奮しました。こうした授業は生涯忘れませんね。でも、宇宙の話って、面白いですね。自分らはどこにいるのか、それがわからなければ、私たちのスタンスが決められなくて当然なんです。だから宇宙の姿を知ることは、本当に大切なことなのです。志を果たして、いつの日にか帰らん、、、これは小学生唱歌ふるさとの三番の歌詞ですが、私は子供心に、この歌を歌うたびに、いずれ宇宙に帰っていくんだな、と思ってました。東京生まれで故郷がなかったからなんですが、私は星を見ると、やはり今でもそういう思いにかられます。

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