政権末期のお付き合い

このところ、月の話しばかりで他の事柄についてつい遠ざかっていました。月については、各ハウスの月、かに座ハウスカスプについて、さらに、月と神話、月と幽界、月と供養、についてなど、まだまだ書きたいことがあります。

私の月の原理は、月は影であり、本質を持っていないということです。そのため、出生時の月に示されたサインが表すものも、その人は持っていない、、、と考えます。本質を持っていないので、それを成長させることも発展させることもできません。わずかに7歳ごろまでに覚えた内容をマネ事として発揮することはできます。その場合でも、どんなにマネが上手でも本質をもたないので、本物に発展することはないのです。

ただしその分、月には人気があります。人は不完全なものや、そうした匂いがするものに敏感です。人は相手の不完全さを見ると、自分が安心できるからです。

反対に自身が月に支配されているが、そのことに気づかないでいる場合は、自由な意識を持つ者に対して反感を持ちます。なので、月は人間関係の深い部分に必ずかかわっていきます。好き嫌いの判断です。月の好き嫌いの判断とは、不安になるか安心か、ということでもあります。

月がもたらす無意識に気づけない一番の原因は、自身の心の奥底にある憎しみに気づけない場合です。自分の内にある憎しみの感情に気づけない人は、月を正しく理解することはできないと思います。自分を防衛することの方が重要になるためです。

月には死んだ母がおり、その母は実は救われていないのです。なので私たちは常に月に後ろ髪をひかれます。また、死んで救われずにいる母のことが気がかりなので、私たちはつい常に月に支配されてしまいます。もちろん、死んだ母とは実際の母のことではなく比喩としての話しですが、月を理解するために有効なキーワードになると思います。

月について話し出すと、またまた話しが伸びてしまいます。月についての話しは今後もつづけますので、ご期待ください。さて本日の本題は月ではなくて、政治の話しでした。

政権末期のおつきあい、、、と言うテーマ。

現政権が政権末期かどうかはわかりませんが、末期的症状があちらこちらから出てきていることだけは確かです。森友、加計問題から始まって、情報の隠蔽、嘘の答弁、データの改ざんという信じられない事態が続いていますが、責任者は厳しく弾劾されず、形だけのお叱りのあと、その後、見事に出世しています。

普通、大問題を起こした人がすぐに出世することなどあり得ないのですが、今回は永田町常識とまったく正反対で、栄転、出世のオンパレードです。

嘘が大威張りでまかり通れば、嘘には力がありませんから、最後はへたります。その様相が段々と見えてきました。

政権末期のお付き合いとは、、、、実はこれが大変なのです。何事も政権末期の付き合いで人は苦しめられるからです。

ナチスの政権末期には、指令系統もバラバラ、連合軍もソ連軍もベルリンに迫っている、、、、ベルリンは火の海、、、人々は地下鉄に逃げた人が多くいました。ヒトラーは何を考えたかというと、人々が多数いる地下鉄を浸水させろと言ったのです。指揮系統が生きておらず、実際にはそうしたことにはなりませんでしたが、その際のヒトラーの言い分が凄いのです。「私を選んだのだから、最後まで付き合ってもらう」

ひるがえって今の日本。安倍さんがヒトラーとはもちろん言いませんが、現政権の残したもの、その末期のお付き合いがこれから日本人は始めなくてはならないわけです。

素晴らしいものなら良いのですが、現政権が残したものとのお付き合いは、どんなものとなるでしょうか。ざっと上げてみましょう。

株高政策は安倍政権のお株でした。それもそのはず、日銀のお金で株や債券をバカすか買ったのですから、上がって当然。問題はその後始末です。日銀以外に買い手ない市場ですので、売りに出す際には買い手がいない構造です。買い手がいないままズルズルと株価が下がれば、日銀も収支ポイントを割り切る前に急いで売る以外になくなります。

現政権は露骨に企業優先の政策でしたので、企業の利益保有額は莫大になっています。安倍政権としては、今度は日銀が売り出す株や債券を企業留保で買い取ってもらいたい、、、と思っていることでしょう。自社株買いへの期待です。それができれば、株価を下げずに済みます。

企業としてはこのまま、利益構造が維持できるなら、それに応じるでしょうが、これから金融面での変化があると思いますので、企業は安心して自社株買いができるとは私は思っていません。金融面での変化とは、円高のことです。

日本の企業は輸出型ですので、円安に頼っています。円安はアメリカの金融勢力とのタッグを組めるうちは、成立しますが、クリントン女史を筆頭とする金融勢力はトランプ氏の前ににっちもさっちもいかないでいる現状では、これまでの流れは逆転し、円高になっていくでしょう。

そうなれば日本の企業はアップアップです。自社株買いどころではありません。日銀が放出する株を一体誰が買うでしょうか。下がるとわかったら、さらに追い打ちをかけて売られるのが相場です。

日銀の政策には、今、出口がないということです。これは、現政権の政権末期のお付き合いとして、非常に厳しいものとなるでしょう。

連動して都市部の値上がった土地不動産に波及するのも見えています。都市一極型の集中投資で儲けるという現政権、清話会政治のわかりやすさにも、まったく出口なしの状況が訪れています。

さらに外交です。北方四島を取り戻すと勇ましかったはずの現政権だったのではなかったでしょうか。ロシアからの、現在の領有権の正当性をまず認めろ、、との要求にこたえられず、ニコニコ笑っているだけの状態。そしてアメリカに泣きつく始末。それにはロシアもびっくり。なんで日ロ問題にアメリカが出てくるんだと、お前、一体何なんだ、と。一体どうするつもりでしょう。

半島問題。わずか一年前まで、サイレンを鳴らし、小学生にまで防空訓練をさせて、北からのミサイルに備えさせていました。その半島は戦争どころか平和裏に統一に向かい出しています。良かった良かった、、、と言えばいいものを、一人でいちゃもんを付けている印象を世界に与える現政権。平和に反対する妙な国として、世界が見てはいないかと心配になります。
労働条件の悪化、劣悪化も現政権の元にすすみました。力と強制とインチキで場をしのぎましたが、これ以上の貧困化には、日本の国民も限度を迎える可能性があります。大規模なストライキが、今年からはおそらく起こってくるでしょう。

現政権が力を入れていた原発輸出は、すべてが灰に帰す結果になっています。国民のだれもが、原発は無理、もうたくさん、、、と思っていたのを、無理やり進めた結果がこの始末。どうしてくれるのでしょう。

さらにオリンピックのインチキはどうなるのでしょう。現政権は関係ない顔を貫くかもしれませんが、フランスの捜査で政府との関係が出てきたらどうするつもりでしょう。マスコミへの徹底した報道規制でしょうか。

このように、金融音痴、政策音痴、外交音痴、時代錯誤、の現政権の後始末は、大変なものが予想されます。具体的にすでに進んでしまっているものばかりなので、政権がどうなるにせよ、政権末期の後始末には、全国民が付き合わされるのです。政治を甘く見た結果ですよね。割はこれから私たちが喰らうのです。そのことだけは事実です。誰を選ぶか、何を選ぶかは、本当に大切ですね。

ヒトラーの言葉をもう一度噛みしめてみたいと思います。
「私を選んだのだから、最後まで付き合ってもらおう」

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