てんびん座木星と開戦状況
戦争と平和のステージと言われるてんびん座に木星が運行中の今年。にわかに戦争ムードが高まりつつありますが、果たして本当のところは何なのか、誰もがつかみきれない状況にあると思います。
わかりにくい要因は、一方の側から見ていても判断が下せない状況があるためです。
星の話しですので、信じる信じないは自由にお聞きいただきたいのですが、ノストラダムスの言った1999年の夏のグランドクロス以降、世界を動かす勢力が単純に一方向にはいかない時代に入りました。
その結果911事件が起こり、戦争勢力への流れはできたものの、あまりに強引なやり方にアメリカではボロが出てきました。
頼みの金融はリーマンショックで崩壊しましたが、不良債権類を冷凍庫で凍り詰めにしたまま、政府は金を刷って金融市場に流し、補填プラス株価上昇を演出。
嘘の好景気ですので、お金が刷れない状況が訪れたらお仕舞いです。
ノストラダムスが描いた世界ジエンドの構図は、四つの力が拮抗して身動きが取れないことを意味していました。それがグランドクロスです。
ひとつの力は王権や政治の力。これがしし座に当たります。
次が軍事の力です。これがさそり座に当たります。
次が金融の力で、これがおうし座に当たります。
そして最後は民意の力。これがみずがめ座が当たります。
現代を動かす四つの力、政治、軍事、金融、民意の四つがスクラムを組んで自由に使えなくなった行き詰まりを1999年のグランドクロスは示していました。
それから18年の月日が流れ、この事態はまさにその通りに推移しています。
前述したように、すでに金融はリーマンショックで崩壊したのを隠しているにすぎません。冷凍庫の不良債権は腐りきって冷凍していても周囲に匂いを放つようになっています。
もう時間の問題です。
政府にはすでにお金はありません。冷凍庫の不良債権類を肩代わりしたことで、政府も疲弊しきっています。政府を使って助けてもらっていた財閥や王権にもほころびが出ています。
民意はマスコミによって抑えることができましたが、インターネットにより、情報がすぐさま伝わってしまいます。
そのため、民意は政治や金融、そして軍事に関わる情報を得ることができる位置におり、これまでのように力によって民意を抑え込むことはできにくい状況になっています。
そして最後は軍事力です。戦争が金儲けや権力奪取の方法であり、戦争自体が嘘だということが民意の中に芽生えてきています。
なので、これまでのように、簡単には戦争を起こせない状態になっています。
以上、四つすくみの力が拮抗してその力を発揮しにくくなっており、動きがないままエネルギー不足に陥っているのが現在の世界の姿です。
支配者層は最後に軍事を使って苦境の打開をもくろんでいるというのが、今の姿であると考えていいでしょう。
そこで冷静に現在の星の運行から読み解いていきたいのですが、重要なことは戦争を起こすには土星と天王星の緊張が必要です。
しかし現在の土星はいて座の第三デークに、そして天王星はおひつじ座の第三デークにありトリンという平和な関係にあります。星の上からは、本当の戦争はお越しにくい状況です。
そして何より、木星は安堵と保護、正義を重んじる星で、和のシンボルであるてんびん座にいます。
以上、要点をまとめますと、下記のようになります。
ノストラダムスの予言通り、四つの力が拮抗し、どれも主導を取りにくい状況に来ていること。これは世界の大きな変化なしでは次の時代に進めないことを意味しているわけです。
次に今年現在の星を見てみると、戦争を起こす力となる土星と天王星は調和しているため、本格的な戦争を起こす力はない。
そして幸運をもたらす木星はてんびん座にあり、戦争と平和のステージとしての働きを成そうとしている。
以上の三点から伺い知れることは、下記のようになります。ただしあくまで私の星の解釈であり、他の解釈もあると思いますが、基本となる解釈は次のようです。
てんびん座は平和を求める星座でそこに幸運の木星がある点、これを巧みに行うと思います。
1999年のノストラダムスの予言した通りに起きた天のグランドクロス以降、はっきりとして時代原理を作れぬまま四つの力はただ温存されてきました。
そのうち、すでに金融は崩壊しているが、それを隠している状況。次に王権はマスコミ力を失い支配力に限界が来ている状況。政治も同様です。
さらに民意だけはインターネットの情報力により高まっている状態。
支配層が最後に頼るものは、軍事しかありません。なので、そのステージに最後の望みを託したといえます。
第二次大戦後、火種として残した国が北朝鮮とイスラエルです。最後の軍事力を使うにはどちらかを使うしかありません。
中東も危険ですが、ここに来て急にイスラエルは周囲と調和路線を歩みだしています。もしかしたらイスラエルと周辺国はこの一年以内に和解の方向に向かう可能性もあるでしょう。
残った火種は北朝鮮です。この状況により、本気で戦争をしたい勢力がまず呼ばれます。次に危機を戦争勢力のあぶり出しとして使いたい勢力が一挙に型を付けようとして状況をシェアします。
アメリカのトランプ氏を見ていると、多くの駆け引きを行っている様子が伺えるような気がします。
さらに中国にとっては、北問題を上手に使い、極東の支配力を絶対化したいと願う勢力と、そんなことをしたら内部崩壊に至る可能性で逡巡する勢力が争っているかもしれません。
なので、統一の方向性が出せず、中国上層図内でグランドクロスが存在している絵に見えます。
インドとの関係など複雑に絡み合っていますが、北が攻められた際に何もしないでいれば、北方での内乱が起きないとも限らない。中国は本当に困っているのではないでしょうか。
そして日本ですが、日本は現政権の行き詰まりを今回の北危機を使って奇跡の逆転を考えていることでしょう。
言えることは、どの勢力も、この問題に何等かの形で組みしているという点です。
北問題はその解決の仕方により、今後の世界を変える可能性があるということです。
どういう結末になるかはわかりませんが、関係国全員登場の舞台になり得ますので、世界大戦をもくろむ勢力もあり、世界平和の達成を考える勢力もある、、という大きな地点に立ったわけです。
星を読んでのあくまで私の考えですが、星が戦争を拒否し平和を望んでいる以上、戦争勢力はおびき出されてはしごを外される形に終わると考えます。
驚くようなことは起こるかもしれませんが、拡大化は失敗し、平和が達成される最後の峠にかかっていると考えます。
最後は民意が決める時代になっていますので、戦争はいや、、、それを起こそうとする人はいや、、、という単純な思いを素直に表現していくことで、最後の力になるはず。
世界の歴史は偉い一部の人が作るのではなく、最後は私たちの自然な思い、イノチへの思いが作って行くのだと思います。
終戦の日に平和を改めて祈念いたしたいと思います。
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